卒業式を直前に控えた高3生にショートスピーチをする機会がありました。
3年間を振り返る代わりに,以下のような話をしました。
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たとえば,今日の帰りがけに街頭インタビューで
「あなたはウクライナ情勢について,どのように考えますか?」と訊かれたらどう答えますか?
何かしら答えられるならば良いけれど,何も答えられないとしたら,何が,どうマズいのでしょうか?
ChatGPTにでも訊いてみると考えるならば,それもマズい。
一年前ゼレンスキー大統領は,次のような主旨のことを言いました。
「ウクライナのことを看過し,見過ごす国は,ウクライナで起こっていることと全く同じことが,その国で起こる 」。
今,ウクライナについて何も答えられないようでは,日本が有事の際,いったい何が言えるというのでしょうか?
ほんの少しの声すら上げることできずに,言われるがまま,なされるがままになってしまうのではないでしょうか?
タモリさんの,そして大林宣彦監督の言葉を待つまでもなく,今は「戦前」なのかもしれません。
仮にそうであるならば,ずっと永久に「戦前」のままでなくてはいけません。
そのような状況の中で,さしあたり出来ることは選挙に行くことです。
一票だけでは何も変わらないかもしれませんが,
若者全体の投票率を上げることで,社会が若者に目を向けるように仕向ける必要があります。
主権者としての若者の存在感を示すことが重要です。
若者は未来を写す鏡です。若者は,社会の未来,そして,この世界の未来なのです。
頑張れ若者!