こんな話題がありましたので紹介します。

 

オバマ大統領は異母兄弟が7人、異父妹が1人で、それぞれがあちらこちらに住んでいるようなコスモポリタン家族だそうです。(こちらのブログに詳しく出ていました。)

 

その長兄、4歳上のマリク・オバマ氏(58)が、トランプ支持を表明しました。

 

 

写真左はオバマ大統領です。

初めて会ったのは1985年(結構な大人になるまで会っていなかったことになります。)、

2人はお互いの結婚式で花婿の付添人を務めています。

 

ケニア在住の会計士ですが、アメリカ・メリーランド州に住んでいたことがあり、選挙人登録もしていますので、投票できます。

NEW YORK POSTがそのマリク・オバマ氏にインタビューをしています。

 

「トランプ氏は心からの気持ちを訴えている。アメリカをもう一度偉大な国にしたいというのは立派なスローガンだ。彼に会ってみたい。」 だからトランプ氏に投票するそうです。

 

彼は長年民主党支持者でしたが、オバマ政権には失望してしまい、共和党支持者になりました。

堪忍袋の緒が切れたのは、「今月FBI長官が、クリントン氏の私用メール問題で起訴しないと決めたこと」だそうです。

「機密文書を扱う責任者としてもっときちんとするべきでした。」

 

大切な友人の一人であったカダフィ大佐を弟とクリントン氏に殺されたことでも怒っています。

「カダフィをリビアから取り除いてから、リビアは良くなったのか?」

(※友達という観点以外からも、客観的に問題で、カダフィ大佐を殺害したら欧州が難民危機に襲われるという死の直前の本人のインタビューがあります。)

 

しかし、彼をさらに苦しめたのは、民主党が同姓婚を支持していることです。

同姓婚を支持しない立場の共和党に魅力を感じたそうです。

 

マリク・オバマ氏は少なくとも3人、報道によっては12人の妻がいるそうです。

このことを尋ねると、それは個人的なことだからということで返事をもらえませんでした。

 

彼は2008年に、生まれ故郷のケニアの貧しい村をより良くするためのチャリティーを始め、父親の名(バラク・フセイン・オバマ)を冠した財団を立ち上げます。しかし、実際の使い道が不透明で、バージニア州に登録されていない帳簿外の活動であり、財団が主張するような非課税権を得ていないことなどが2011年にニューヨークポストに暴かれて、非難に晒されました。

 

そのあとすぐに、IRS(連邦内国歳入庁)から非課税権を認められたことが、オバマ大統領の介入と疑われています。

 

マリク・オバマ氏は2013年ケニアの知事選に出ましたが、惨敗しました。

そのことも含めて、弟(大統領)が困った時に助けてくれないと言っているようです。

(※第三世界ではこの考え方が当たり前です。非難すると何もできません。)

 

「トランプ氏は何かを与えてくれる、何か新鮮なものを与えてくれる。」と彼は述べています。

 

彼は「自分は政治には向いていない。弟が大統領でなくなったら嬉しいし、自分にもスポットライトが当たらなくなったら人間らしく暮らせると思う。」と述べています。

 

らいんMailOnlineから補足します。らいん

 

トランプ氏がこのことでツイートしています。

 

「わぉ!大統領の兄マリク氏が私に投票するってたった今表明した。みんなと同じように彼も大統領に酷い扱いを受けたんだろうか?」

(※私には軽く受け流している感じがします)

 

マリク氏は、アメリカがテロ組織と指定するハマスへの好意を示す言動から、兄弟が距離を置くだけでなく、ホワイトハウススタッフが大統領に近づけないようにしていたようです。

 

ケニアでは宗教や伝統に基づく重婚は合法ですが、12人の妻のうち2人は殴られていたという情報もあります。

彼は、オバマ大統領がケニアの親類にもっとよくしてくれてもいいのではないかと不満を持っていたようです。

 

あと、THE GLOBE AND MAILには、トランプ氏のイスラム教徒入国一時停止について、

私もムスリムだが、あちこちでイスラムの名のもと、人々を殺害しているのだから受け入れられないだろう。自分のようなイスラム教徒でもアメリカが受け入れられないという立場を理解することが出来る。

と述べています。

 

 

以上、ざっと記事を紹介しました。

マリク・オバマ氏については、問題が多いようです。

でも人間とはこんなものです。

こういう人間が支持するならトランプ氏は悪い、ということでもないと思います。

 

マリク氏のトランプ氏支持は民主党の企みではないかというコメントがありましたが、マリク氏はずっとこんなものでしょうし、トランプ氏支持となったのでメディアが報道したくなったということもあるかもしれません。

真相はわかりません。いつも闇の中です。

真相はどうでもいいですから、私は、こういうことに日本人がもっと慣れてほしいと思うのです。

 

自分が変だと思うことがあっても、自分が変わりたくないから、変わらなくていい理由ばかりを探し、結局何もしない。

 

自民党が明らかにおかしいことをしているとき、例えば、慰安婦合意やそれに基づいて慰安婦像の撤去もないまま10億円くれてやること、信じたくありませんが日韓通貨スワップの再開なども報じられています。その時、

 

「自民党以外に選択肢がない。」

 

そう言って、他党や新興勢力のあらばかり探して、「やっぱり自民党が良い」という、そういう面倒なことを避け、安心感を得ているようでは、いつまでたっても悪い政治は変わらないのです。

 

ほとんどの政党は自民党と同じ政策です。彼らは今の状態で居心地が良いので、お互い適当に攻撃したり、適当に合意したりしながら、私たちの目をごまかし、好き勝手しています。

 

多方面から執拗な攻撃を受ける候補者徹底的に無視される候補者、こういう人を見つけ、またどこの党所属でも、まともなことを言っている議員を見つけ応援することが、何かを変えていくと思うのです。

 

トランプ氏は演説でよく、「rigged system」(不正な仕組み)を無くそうと呼びかけています。

実は民主党のサンダース氏側も同じことを言っています。

いま、1%の人々が不正な仕組みで搾取しているということです。

これを変えるには、右派左派関係なく不正な仕組みの上で正常に機能している既存の計画を見直す又はやめる人を選ばなくてはいけません。

 

今の政治が変わらないのは、私たちが面倒で変わりたくないからなのです。