片思いブログ -19ページ目

濃い時間

どうしてもアノ人と一緒に居たかったから、アノ人がお休みの日に遊んでもらう約束をかなり強引にとりつけた。

アノ人は、とにかく呑気だし、マイペースだし、メールの返信もあったり無かったりで…。

約束はしたものの、そこから全く話が進まないまま、前日を迎えてしまい…。

しびれを切らした私は、時間と場所を勝手に決めた。

ただ、今アノ人は遅番。アノ人の起床時間が全く分からない。

しかも、その時点では本当に遊んでもらえるかも分かって無かった。

アノ人へは、来て欲しい時間と場所を書いて『明日ダメなら一言でイイんで無理!ってメール入れといて下さい』って送った。

翌朝、携帯が鳴った。
アノ人からだった。

『4時はまだ寝てる可能性大だから、7時に願いたく候』


…武士かっ!


私は、例のごとく待ち合わせの一時間前に到着して、ミスドで気持ちを鎮める為に一服。

程なく、アノ人からメールが入り。

『ごめん。今起きた。待ち合わせ8時にしてもらってもよい?』


…やっぱり。

もうこれは想定内の事。アノ人は、常に自分時間で動いてる。
ってか、アノ人にとって待ち合わせ時間は、あってないようなもの。


私は場所をマン喫に変え、アノ人からの連絡を待った。

8時になり、アノ人から電話が入った。


『着いたよ。ドコ?』


アノ人のたったその一言で、私はコロっと待ってた時間の事など忘れ、すぐさまアノ人の元へ飛んで行った。


たわいもない会話をしながら、入るお店を探してテクテクとあてもなく歩いた。

なぜか途中でドラッグストアに寄ってみたり。

『焼肉食べたい』って言ってたくせに、入ったお店はお好み焼き屋さん。

ホント、無邪気。


とにかく、喋りまくって笑いまくって食べまくって飲みまくって。


私『味付け、こんなんでイイ?』
アノ人『うぉ~!めちゃくちゃウメぇ~!』
とか。
私『ひっくり返すタイミングは任せた!』
アノ人『任せとけぃ!』
とか。


…何か、めちゃくちゃイイ空気。

ってか、誰がどう見ても仲良しカップル。
……違うんだけどね。

充分にお好み焼き屋さんを満喫した私達は、次に向かうトコを考えた。

私『ダーツ行きましょうよ~』
アノ人『(少し考えた後)カラオケにしない?』

思いもよらなかった。
アノ人の口からカラオケ??
ってか、私とカラオケですよ?イイんですか?みたいな。


二つ返事でカラオケ屋さんに向かった。


受付で『お時間は?』と聞かれアノ人の顔を覗くと、『ココはやっぱ2時間っしょ♪』とウキウキモード。

それにつられた私は、店員に『お名前は?』と聞かれ『○○です』と平然と即答でアノ人の名前を告げた。

…夫婦か。


部屋に通され、アノ人が先に座った。

一瞬、私は迷った。

私はドコに座るべき??

いわゆるコの字になってるイスの、ドコに座ったらイイのかが分からなかった。

こんな事、ホントにどーでもイイ事なんだと思う。

どーでもイイ事なんだろうけど、私的には相当な勇気を出して、アノ人の隣りに座った。


それからの私達は、アホなほど歌いまくった。
盛り上がり過ぎて、一時間の延長までして。


こんな言い方、当たり前過ぎて嫌だけど、ココでの時間は一生忘れない。

どんな事があっても、この時の事を思い出せば乗り越えられる。


私が私でいられた時間。


アノ人と私の時間。

ホント?

今日は、アノ人と一緒に仕事が出来る最後の日だった。


アノ人は、この先しばらく遅番勤務になる。



しばらく…。



いや、次、一緒に仕事が出来るのは、夏が終わる頃かもしれない。



だから、朝イチからアノ人とはどーにかしてでも会話を増やしていこうと勝手に燃えていた。



で、当のアノ人へも『今日で一緒に仕事するのは最後になるから、一日中ひっついてるから覚悟してね』って伝えた。


意味を理解してくれたアノ人は、しばらくして『休憩しようよ』と誘ってくれた。


私はまるで、ご主人様に可愛がられるブス犬のように、尻尾をフリフリしながら飛び跳ねんばかりの勢いで『行く!』とアノ人のあとを追いかけて休憩をとった。



その休憩で、アノ人は突然、彼女さんとヤバい状況にある事、さらに次に会ったら終わるかも…とまで言った。


回りのみんなは笑ってたけど、私はとてもじゃないけど笑えなかった。

私はなぜか必死にフォローしてたり。


でもアノ人は、立て続けに『GW中も一切連絡とんなかったし、昨日メールしたのに未だに返信無いし。ってか、会話が続かないんだよね。シーンとしてるのが多いし、今さら昨日何食べた?とか何してたの?とか聞いてもつまんないっしょ。』



腹グロで肝っ玉のちっちゃい私は、瞬間的に自分と彼女さんとを比較してた。


アノ人と私の会話は、絶対に途切れない。むしろ、話したい事が山ほどあって時間が足りないくらい。


アノ人と一緒の時間は、お互いが爆笑してて。




……ここまで考えて、ハタと気付く。


アノ人と彼女さんは付き合いが長い。


波風が立たないのは自然な事で、別れる理由にはならない…と。




一瞬でも、アノ人の隣りが空くかも…って思った自分が恥ずかしかった。

穏やかな時間

アノ人が言ってくれた言葉が冷めないうちに、アノ人を飲みに誘った。

アノ人の退勤時間が読めない私は、なかなか返信が無い=帰れない&面倒臭いだと思ってた。


その日も、完全に返信はこないと諦めて、手元から携帯を手放してた。


でも、その日のアノ人は違った。


わざわざ電話をくれて、留守電になった携帯にメッセージを入れてくれてた。


『今からで良かったら喜んで行きます。コレを聞いたら連絡下さい』


私がそのメッセージに気付いたのは、すでに40分が経過してからだった。


慌てて電話すると、まだ出先との事。


『すぐに向かうから!』とだけ言って、アノ人といつもの場所で待ち合わせをした。


その時間から逢ったとしても、ホントに僅かだけだって分かってた。


分かってたけど、ほんの少しの時間でも一緒に居たかった。


待ち合わせ場所でアノ人を見付けた時、言葉に出来ないくらい嬉しかった。



お店に入り、いつものようにアノ人は、私に相談もなく自分の食べたいものを勝手にオーダーして、私のオーダーしたものを『イイね~』と褒めてくれた。


何気ない事でも無性に嬉しくて、またずーっと笑っていられた。


アノ人との時間は、今までのグチャグチャを全部吹っ飛ばして、その上、しばらく頑張れるだけの充電もさせてくれた。



ありがとう。