ギャップ。・・・(笑) | EVANCE-DG 開発日誌

EVANCE-DG 開発日誌

ライノセラス用プラグイン・モジュール「エヴァンス」開発者のワタシが、日々の感想やライノのTips、開発状況を綴っていきます。

そんなに最新技術とか、性能や機能をどんどん上げてもみんなそこまで求めてないし、需要はないよ。…

 

親切にアドバイスしてくれる人がいる。

 

そんなことは、エヴァンスをずっと、作って販売してきているのだから、ワタシがいちばんよく知っている。(笑)

 

 

前にも書いたが、もともとワタシが自分で使うためにエヴァンスは開発した。

 

その時点で持ちうる技術で出来得る最高のレベルで、ライノセラスの性能を最大限引き出すことができるプラグイン・ソフトを作りたいというのがもともとの開発ポリシーである。

 

そして、それは今も変わらない。

 

そもそも、たいして儲かりもしないのだから、エヴァンスを販売なんかしないで、ワタシ一人で使って、「異次元のスピードとテクニックを誇る天才CADオペレーター、ジュエリーCAD界のパガニーニ」というふうにやっても、ぜんぜんそれでもよかったし、周りがあまりついてきていないので(笑)、ワタシが望めば今からでも遅くはないかもしれない。

 

でも、そんなことしても自己満足みたいで、ぜんぜんおもしろくないし、使える人がいれば使ってもらった方が多少なりとも世のため人のためになるので販売しているだけである。

 

商売のためにユーザーのレベルに合わせて売れるものを作る。…というコンセプトのCADソフトとはハナから成り立ちが違うのである。

 

それがいまのギャップを生んでいるのはまあ、そのとおりである。(笑)

 

 

先日、次世代 3Dプリンタ展というのに行ったとき、はじめは、ぜんぜんそれと気づかずに他のジュエリー用プラグインを扱っている会社のブースで話をしたのだが、途中でさすがにワタシもそれと気づいたのだが、最後にそこの人が面白いことを言ったのが印象に残っている。

 

でも、ライノの邪魔はしていませんから。…みたいなニュアンスだったのだが、これはエヴァンスにも言える。

 

ライノセラスの全機能はスポイルしていないし、エヴァンスに関しても、使いこなせるところまでいかなくても使える範囲で使ってもらえばいいわけである。

 

そして、もし間違って(笑)、開発者のワタシと同等レベルのオペレーション能力にまで達したとしても、最新のエヴァンスなら、あまり性能に不満を感じないだろうということである。

 

もちろん、性能や機能に不満や改善点があれば、どんどん指摘していただくようお願いしていて、その際はできうる限りの素早い対応を心掛けているのだが、言ってくる人はあんまりいないのである。

 

まあ、そうはいっても現実は見ていかなければいけないわけで、令和という新時代に、さらなる新境地を開いていきたいと目論んでいる今日この頃である。