転機。・・・(笑) | EVANCE-DG 開発日誌

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ライノセラス用プラグイン・モジュール「エヴァンス」開発者のワタシが、日々の感想やライノのTips、開発状況を綴っていきます。

ワタシが勤めていた会社を辞めて(クビになって?(笑))、ライノを始めたのが2000年の4月である。

 

来月になれば、フリーになってライノを始めて、20年目ということになる。

 

独学でスタートして、3年目か4年目には、ライノもほぼ描けないものがなくなって、もうそうなるとただのルーティーンワークである。

 

ただ、仕事をこなしているだけで、進歩している実感がなく、おもしろくない。

 

ワタシはテーマもなく、惰性で仕事をただこなしていくというのに耐えられない性分なのである。

 

このままじゃいけない。CADなんて、ちょっと気合を入れて習えば誰でも出来るから、いずれすぐに追いつかれるんじゃないか。…という強迫観念に駆られて始めたのがプログラミングである。

 

これも独学である。

 

これは結構歯応えがあった。(笑)

 

まあ、今になって思えば、そんなにうまくなる人ってそれほど、いないわけなんだが、人間、疑心暗鬼になるほど恐ろしいものはない。…

 

もちろんいまでも完璧なんてことは絶対にないし、突き詰めればまだまだ奥は深いのだが、でもライノのプラグインを作るのなら、もうすでにルーティーンワークになってきた。

 

CADオペさんが、よくあるリングデータを作る感じで、ワタシはライノのコマンドを作れる感じである。

 

まあ、そんなわけで、退屈になってきたのだ。

 

それにエヴァンスはすでに進化しすぎていて、そこまで最新の高性能を求めない現状維持でいいというポンコツなひとが多いので(笑)、でもこんなひとたちに合わせていたら、緊張感のない田舎の高校に通って友だちとグダグダしていたら、大学受験の時にまるで通用しなかったみたいな過ちを繰り返すことになるので(爆)、まわりがどうでもワタシだけは進化し続けるのである。

 

いま考えると、ワタシのすぐに追いつかれるかも。…という強迫観念はまったくの杞憂だったワケだ。(笑)

 

 

それでもワタシは、20周年を記念にいろいろと新しいことに取り組んでいこうと思う。

 

さしあたって、Pythonを勉強してエヴァンスに人工知能を盛り込むとか?(笑)、やりたいことはいろいろある。

 

Pythonなんて、動作も遅いし、C++に比べたら全然簡単じゃん。

 

…くらいにしか思っていなかったが、調べてみると、これの方が便利だったり、有利な点も今ではいっぱいあるようである。

 

就中、AI関係のライブラリが一番揃っているということだ。

 

ライノのプラグインを作るのなら、C++の方が断然軽く、高速で動くプラグインを作れるのだが、それ以外ならアイディア次第で、今ならできることはたくさんありそうだ。

 

まあ、そのほかにも、いろいろと今までやってこなかったことを新年度ではやっていきたいと考えてるフリーランス20年目の転機を迎える今日この頃のワタシである。