恋は盲目(東京の男) その3 | 令和に残したい昭和生まれのゲイライフ

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地方都市に住んでいるアラフィフのゲイの生態です。
カミングアウトはしてないけど自由な生活送っています。

これまでのイタイ恋愛エピソードを成仏させる為に執筆。

今回は大阪で出会った東京の男とのあれこれ。

※1話はこちらから

 

 

どこか別のバーで一緒に飲むはずだったのが、気が付けば自分の泊るホテルの部屋で、モテ筋君はコンビニで買ったお酒とジュースを使いカクテルを作っているのだ。

 

 

ここら辺で彼が恐らくプロ(呑み屋関係)である事に気付くべきであったのだが、その時は自分の寂しさと彼の優しさが作り出したフィルターのせいで、心の雑音がシャットアウトされていた。

 

 

何気に作ってくれたカクテルは、飲みやすさや美味しさだけではなく、アイスの実を氷の代わりに使用して彩りも鮮やかになっていた為、こちらの予想を遥かに超えてきた出来栄えだったのだ。

 

 

乾杯してカクテルを飲み干した後、心の中に張っていた警戒心のバリケードが全て取り除かれたような感覚に陥り、いつものお互いの感情を探り合う為の駆け引きすらその場で起こらなかった。

 

 

同じ空間で同じ時間を共有しているようなあの心地良い感覚を味わっていると、彼は突然「何をしてもいいよ」って言い、それはまるで「ごはんは何を食べる?」と同じくらいの気軽さだった。

 

 

なので一瞬きょとんとしてしまったのだが、男二人がホテルの一室にいるって事はそういう事だよなと改めて再確認し、そんなに発情してはいなかったが、一戦交える事になったのだ。

 

 

あまり行為自体の描写をするのは得意では無いし、自分の性癖を延々と書き連ねる趣味も無いので割愛はするが、彼は滅茶苦茶前のめりだったので、テンションを合わせるのに必死だった。

 

 

そして終わった後で彼はすぐに眠りについてしまい、本当は眠いところを我慢しながらしていたことを察し、寝息を立てた横顔が可愛く見えたが、所謂ワンナイトの範疇に収めるつもりだった。

 

 

なので朝になって彼が部屋を出る際、見送る時に少しモジモジしていたのでどうしたのかと思っていたら、ラインを交換してほしいと言われ、彼がまた会いたいと思っている事に驚いた。

 

 

特に断る理由も見当たらなかったのでラインは交換したが、お互い東京と鹿児島に離れて住んでいる訳だし、今後会える機会って無いよなって考えた時点で、彼の事が気になり始めていたのだ。

 

 

続く

 

 

 

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今回のイケメン紹介は、フランスの名優フィリップ・ノワレ。

アラン・ドロンやジャン・ポール・ベルモントのようなギラギラ感が全くないのが良い、ヨーロッパの渥美清だと思っています。