小倉名画座2 その2 | 令和に残したい昭和生まれのゲイライフ

令和に残したい昭和生まれのゲイライフ

地方都市に住んでいるアラフィフのゲイの生態です。
カミングアウトはしてないけど自由な生活送っています。

ゲイデビューするまでの遥か昔の出来事で、大学生活を送った小倉で見つけた薔薇族専門映画館の小倉名画座2へ、好奇心を持って潜入した時のルポルタージュ(大嘘)

1話はこちらから

 

 

館内のあまりにも独特な雰囲気に、先程までの好奇心と羞恥心はあっという間に縮んでしまい、自分が急激に冷静になっていくのを感じていた。(ゾーンに入っているような感じ)

 

 

ほんのり暗闇に目が慣れてくると、場内のおよそ50席前後の座席に座っている人は少なく、後方に陣取り全体を眺めているような人がチラホラいる事が分かった。

 

 

座っている人に関しても隣同士に座っている男性が何故か小刻みに動いているのが見て取れ、時折吐息のような声を漏らしているのが聞こえてきたので、初めての光景に驚きを隠せなかった。

 

 

とりあえず上映されている映画を観る為に席に座ろうと思ったのだが、一緒に入った友人は動じることなく既に椅子に背中を預けて寛いでいたので、自分も他の人と距離を取って座る事にした。

 

 

映画を観始めると後方で猛禽類のように全体を観察していた人がフラフラと動き出して真横に座ろうとするので、慌てて席を立って他の席に移るのだが、そうすると他の人が横に来る始末。

 

 

なんだかゆるい鬼ごっこをしている風になっていたので、仕方なく席には座らず立ったまま映画を観る事にしたのだが、その映画の内容があまりにも前衛的過ぎて、更なる衝撃を受けたのだ。

 

 

ちなみに大学生の頃は一番映画を観ていた時期であり、生意気にも尖がったストーリー以外認めてなかったので、その頃旬のタランティーノや往年のアメリカンニューシネマに嵌っていたのだ。

 

 

ただ目の前で流れている映画は、映画のセオリーを全く無視したストーリー展開で、ご都合主義と意味なく挿入されるエロシーンの融合もあり、ジョン・ウォーターズ作品にも負けてなかった。

 

 

映画の主役は伝統芸能の師弟で、師匠は足が悪く車椅子生活を送っていて、親子ほどの年齢も離れているが弟子は師匠を慕っているのだが、実際肉体関係もある仲であったのだ。

 

 

師匠の足が悪い事も有り、激しい情交を持つことが出来ない弟子は徐々に欲求不満に陥り、ついつい別の兄弟子から誘惑された際にそれに応えてしまうのだ。

 

 

しかし弟子の不貞に気付いた師匠は深く傷つき、弟子に全て知っている事を告げて別れを切り出すと、弟子はなんとその場から外に出て、ドラマの武田鉄矢の如く道路に飛び出すのだ。

 

 

そして車に轢かれて豪快に飛ばされた弟子は、次のシーンで車椅子生活を送る羽目になった事が分かり、車椅子に乗っている師匠と手を繋ぎながらニコニコ微笑みあいながら終幕となったのだ。

 

 

あまりにも雑で唐突過ぎる展開のラストに呆然としながら、数年後に公開される事となるティム・バートンの「エド・ウッド」のお陰で、この映画を上手くカテゴライズする事が出来たのだ。

 

 

なんだか最終的には薔薇族映画館の事よりも、映画の内容にもっていかれてしまったという本末転倒の事態に陥りながらも、ここからゲイデビューまでに10年を呈するのである。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

本日のイケメンは、俳優の鈴木パンダさん。

実はあまり知らない方ではあるが、SNSで繋がっている方と繋がっているせいか、「友人かも?」で良くお勧めされています。