
県が、財布、環境に優しいEV試乗
去る2月4日、群馬県主催による「財布にも環境にも優しいエコドライブを」と呼びかけたエコドライブ講習会が行われました。
当日には、群馬県庁正面にて、各自動車メーカーから発売されている三菱自動車の「i-MiEV」や、日産自動車の「日産リーフ」、トヨタ自動車の「プラグインハイブリット(PHV)」、富士重工の「プラグインステラ」などのほか、群馬大学次世代EV研究会の主導で開発した、超小型EV「μTT-2(マイクロティーティーツー)」等が集結し展示が行われました。
講習会終了後には県庁裏の利根川河川敷に会場を移し、マイクロEVを除いた、各社のEVやPHVの試乗会がおこなわれ、参加者は、皆おもい思いにEV体験をしていました。
知事、小型EV好感触環境対応車が一同に集結したこともあり、この日、大沢正明群馬県知事は、日々公務に追われるなか、 EVの展示会場を視察しました。
中でも群馬大学次世代EV研究会の「μTT-2」に興味を持ち、同車の開発に携わった、正田雅造(しょうだまさぞう:株式会社ショーダクリエイティブ代表)氏の説明に聞き入り、熱心に耳を傾けていました。その後同車に試乗し、とれも好感触を得たようで、取材記者に対しその感想を「運転した感じは、とても良いですね。
防音対策が施されていないそうで、そのため走行音が少しありますが、その対策がなされればかなり良いと思います」と述べ、さらに「群馬大学と県内企業の力でこうしたマイクロEVが開発出来たことは、とても素晴らしいこと、今後に向けた開発が楽しみです」と期待を寄せていました。
また最後に大沢知事は、記者に対し「是非みなさんも試乗した方が良いよ!」とにこやかに言葉を残し、公務に戻って行きました。
今回のイベントは、開催場所が県庁前とあり、当日は県外からの来場もあり、多くの見学者で賑わっていました。
マイクロEV、要は!?「μTT-2」の様なマイクロEVの開発や試作は、国内でも大変多くの企業や、団体、グループが手掛けています。
しかし、オリジナル部品のモータや、ボディーなどは一から開発しなくてはならないため、ノウハウの蓄積がないことや、使用するまた高価なバッテリーなどのようなコスト面での問題が大きく立ちはだかっているようです。
そのほか、安定した部品の入手面などでの難関も多く、なかなか進展しずらい状況の様で、そのほとんどが「開発中!」といったところです。
また、既存車両をEVに改造する、EVへのコンバート(エンジン駆動からモータ駆動へ改造すること)する事業も、マイクロEV同様に国内での取り組みが急速な広がりを見せています。
しかしながらこちらの開発現場でも、前述同様、要となる主要部品などが思うように入手が出来ておらず、現状では中国製部品を無理矢理使用したケースが目立っています。
今後コスト等を解決し、本格的な普及を迎えるには、主要部品に要求される性能を持つ国産のモータや、バッテリ等の安定供給が切望されています。
そんな中でも「μTT-2」の様に、汎用足回りを利用し、ナンバー交付を受け公道を安全に走行出来ることは、大きな成果であり、様々な業態での利用が可能なため、自動車以外の分野での活躍も想定出来ます。
今後マイクロEVやEVコンバートなどへ使用可能な、これらのEVパーツの開発が進めば、その問題の多くが解消され、様々なシーンでマイクロEVの普及や、EVコンバートの取り組みが加速することでしょう。