【Farrari 456GT】色々トラブルの修理① | EURO-R2nd Offical Blog

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こんにちは。OGAWAです。

 

 

本日ご紹介の作業は、Farrari 456GT。

 

たまたま中古車雑誌で安いので、購入を考えていた現オーナー様。フェラーリの中でもダントツのトラブル出る456GT。

 

トラブルが多い車なのに、結局相談も無く購入してくる・・・滝汗

 

そして納車したその日にエンジンチェックランプ点灯で走行不能・・・ポーンポーンポーン

 

購入したお店経由で修理はしたらしいのですが、調子は悪い。エンジンチェックランプも点灯しっぱなし。ライトも開かない(開く事もある)しエアコンもオーディオも動かない・・・。しかもクラッチの残量も無い。その他細かい事言ったらキリがない車両。よくこんな状態で良く売るな~って感じの車両でしたチーンチーンチーン

 

 

やはり456GT。しかも素性も整備記録も不正確・・・チーン

 

 

このまま処分かな?と思ったら、なんとかして~。と言う事でお受けしたこの作業。予算が非常にかかる旨をOK頂き引き受ける事に。

 

結局2年越え、金額も高級国産車が買える位修理代が掛かった・・・。とにかく部品が高い!!

 

予想外のトラブル続いたこの車両。撮った画像も1部無くなってしまいました(笑)!!

 

そんな作業内容をご覧ください。

 

 

まずはクラッチ交換から。クランクセンサーのカプラーも破損している。交換します。

 

クランクオイルシール等もオイル漏れあり。出来る限り交換します。クラッチはフライホイール含め摩耗が酷く、総交換となりました。

 

その他画像にはありませんが、サーモ及びウォーターポンプ(OH)、タイミングベルト、回りのオイルシールも交換。

 

交換後エンジン始動せず・・・あせるあせるあせる

 

何故か?燃料ポンプが動かなくなった・・・・。

 

トランクの内張りを外しチェック。

 

まず配線の腐食が酷い。AII引き直しました。

 

 

で、燃料ポンプはポンプを抑えるブラケットが溶け、詰まってました・・・。タンク内は凄い事にポーン

 

タンク内洗浄し、ポンプ類ALL交換。

 

で、燃料ラインも触ったら折れる。基本交換できる部分は交換しちゃいます。

 

燃料フィルターも交換。ただフィルターのネジ径が今まで付いていたものと違う!!仕様変更らしい・・・。

 

なので、アールズでこの辺は対応しました。

 

 

燃料ポンプも動いたし、エンジン始動させたら、今度は水漏れ。エンジンヘッド回りとラジエーターから。

 

ラジエーターは新品購入すると140万円!!ポーンなので、ラジエーター屋さんにワンオフ製作して頂きました。ホースも対応可能な部分は日本製で製作しました。

 

また、ラジエーターサポートが曲がっており、ラジエーター及びエアコンコンデンサーも曲がっており、新しいラジエーターが入らない。なのでボディも修正、効かないエアコンもコンデンサーからの漏れもあるので、交換しました。

 

で、動いたり動かなかったりしたヘッドライト。モーターは生産中止。シールもベッタベタな状態・・・。モーター屋さんにOHに出します。

 

ただヘッドライトのチェックしていた際に他社でやった作業の配線がむき出しで、ショート。ちゃんと被覆してよ・・・チーン

 

で、ヒューズBOX燃えました・・・。このフューズBOX生産中止。持っている業者に聞いたら80万円オーバーと言われた・・・。

 

どうする???

 

 

次回に続く。

 

 

OGAWA

 

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