ザルツブルクの街(2015年8月、オーストリア・ザルツブルク) | クラシック音楽と食べ物と。。。

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ヨーロッパでの生活を振り返るブログ。

今回は、2015年8月のオーストリアザルツブルクからです。

今日は、ザルツブルク音楽祭のコンサートを聞きに行くのですが、それまでの時間、少し街を散策します。

 

まずは、ザンクト・アンドレー教会。ガイドブックなどにのるような有名な教会ではありませんが、2つの塔を左右に持つこの堂々としたたたずまい、そしてミラベル宮殿ライナー通りを隔てて正面に立っている立地から、毎回ザルツブルクを訪れるたびに写真をついついとってしまう教会です。ここの広場では、100年以上続く朝市が開かれているようです。

 

そして、ミラベル宮殿。もともとは大司教ヴォルフ・ディートリヒが愛人サロメ・アルトのために1606年に建てたものですが、火災で全焼し、その後再建された建物が市役所や図書館として使用されています。

 

この建物の向こう側には庭園が造られており、巨大な庭園ではないのですが、個人的には大好きな庭園です。遠方にホーエンザルツブルク城が建つ丘があり、この立体感がなんともよい雰囲気を作っています。

 

そして、小さな池の真ん中に立つ、サウンド・オブ・ミュージックでも出てきたペガサス像を見ていると、サウンド・オブ・ミュージックの世界が目の前に広がってきます。

 

そして、さらに奥に進むと広々とした庭園が広がっています。

 

この庭園に来ると、やっぱりここは恋人同士とか、仲良しの老夫婦同士が似合う庭園だよなあと、何故か思うのであります。。。

 

そして、ミラベル宮殿を抜けると、前方にそびえたつホーエンザルツブルク城。なんともいえぬ存在感を示しています。

 

ザルツァッハ川へやってきました。昨日の晩も来ましたが、昼間と夜では表情が違います。いまは、何やらさわやかな表情。ドイツに住んでいると、ひたすら広い土地が広がっているところが多いのですが、ザルツブルクは、山に囲まれてコンパクトにまとまっており、日本人としてはどこか安心できる感じがします。

 

旧市街へやってきました。

 

市が出ていて、ヨーロッパな雰囲気。

 

プレッツェル屋さん、どこへいってもあります。

 

日本でなじみがあるのは、一番左のタイプかなあと思いますが、いろんな種類のプレッツェルが売られています。プレッツェルだけでひとつのジャンルを成り立っているのが、すごいですよね。

 

そして街の真ん中にそびえたつのは大聖堂。774年に創建された教会ですが、17世紀にバロック様式で立て直されたものが現在に残っています。モーツァルトも、ここで洗礼を受け、オルガン奏者としても活躍した教会です。カラヤンのお葬式が行われた教会でもあります。

 

内部は、白を基調にしながらも壮麗な装飾が施されています。

 

ヨーロッパ最大級のパイプオルガンを擁しており、以前、ここのパイプオルガンを聞いたことがありますが、素晴らしい音色・音響でした。

 

日本人パイプオルガニストの福本 茉莉さんのコンサートがこの大聖堂で行われるようです。

 
祝祭劇場の前には、コンサート開演に向けて続々と人が集まってきています。着飾った人々、黒塗りのアウディで到着する人々。気分が盛り上がってきます。
 
今日は、天気も良く、とても気持ちがよい日で、会場へ入ってコンサート聞くのがもったいないくらいですが、そのコンサートの模様は次回お伝えしたいと思います。