今回は、2015年8月のオーストリア・ザルツブルクからです。
今回は、翌日のザルツブルク音楽祭のコンサートに合わせて、前日の午後ハンブルクを出発。まずは、ウィーンまで1時間半ほどのフライトで、そこからプロペラ機に乗りかえて50分ほどのフライトでザルツブルクへ到着しました。
ホテルに荷物を置いて食事がてら街を少しぶらぶらします。
ザルツァッハ川の向こうには旧市街が広がり、丘の上には、ホーエンザルツブルク城塞が見えます。ザルツブルクには、新石器時代には既に人が住み着いていたようで、798年には大司教座が置かれます。ホーエンザルツブルク城塞はザルツブルクのシンボル的建築物ですが、神聖ローマ帝国皇帝とローマ教皇の叙任権争いのなか、教皇側についていたザルツブルクの大司教ゲープハルトがカノッサの屈辱への報復を恐れ1077年から建築を始めます。今の形になったのは、17世紀の半ばのことだそうです。
コレーギエン教会のドーム、フランツィスカーナー教会の尖塔がよく見えます。
メンヒスベルクの丘の上には、近代美術館の建物も見えます。
橋を渡って、旧市街へ入っていきます。
夕食は、レジデント広場近くにあるK+K am Waagplatz(カー・ウント・カー・アム・ヴァーグプラッツ)へ。この建物も18世紀のもののようです。今の時期はやっぱり外で食べるのが一番。
まずは、白ワイン。グルーナフェルトリーナを注文。オーストリアのワインです。料理がなかなか来ずに、料理が出るまでに白ワイン飲み終わってしまいました。気持ちよいオープンエリアの席で、ザルツブルクの町並みを見ながら飲むワインはたまらないですね。料理はもちろん『ターフェルシュピッツ(Tafelspitz)』。牛の煮込み料理です。それにすりおろしたリンゴにホースラディッシュを混ぜたソースと、チャイブ入りサワークリームのソースをつけて食べます。ボイルした野菜、ジャガイモなどがついてきました。料理といっしょに飲むワインがなくなってしまったので、赤ワインを追加注文。たしか、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノだったはず。。。。食べているうちにすっかり暗くなってきました。
すっかりおなかいっぱいですが、もう少し飲もうと、デライトガッセあたりをふらふらと。
グラス並べて、音楽を奏でているおじさんの遭遇。なかなかきれいな音がします。
結局、シュテルンブロイ(Sternbräu)へやってきました。1542年創業の地ビール醸造をするビアレストラン。
入口を入ると、中庭にテーブルが広がっています。
当然、ビールを注文。
酔った勢いでザルツブルガーノッケルンまで食べてしまいました。ザルツブルガーノッケルンはスフレの一種で、ザルツブルグの名物デザート。加糖して固く泡立てたメレンゲとカスタードクリームを山のように盛り、それをオーブンで加熱したものです。ラズベリーソースがいっしょに出てきました。ふわふわのお菓子ですが、さすがにお腹いっぱい。
腹ごなしに、祝祭劇場の方までやってきました。ライトアップされたホーエンザルツブルク城塞がよく見えます。
ザルツァッハ川のまわりもライトアップされています。
カラヤンの生家にあるカラヤンの銅像もライトアップされています。
ホテルへ帰る道すがら、ミラベル宮殿へも寄ってみたら、ここのライトアップもなかなかにきれい。
すっかり良い気分ですが、ホテルへ戻って寝ます。