パリ・モンソー公園(2015年4月、フランス・パリ) | クラシック音楽と食べ物と。。。

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今回も2015年4月のフランス・パリからです。

前回はモンマルトル墓地の様子をお伝えしましたが、地下鉄2番線でモンソー駅を降りると、そのすぐ前にモンソー公園が広がっています。1852年に作られたこの公園は、8.25ヘクタール、東京ドーム1.76個分の広さで、そこそこ大きな公園です。

入り口横には、ロタンダと呼ばれる円形の建物が建っています。なかなか立派建物ですが、今は管理事務所として使われています。

 

雨が少々降っていたのですが、ジョギングしている人、歩いている人、何やら馬に乗っている人も。。。

 

園内には、コリント式の列柱コロネードが並ぶ池があります。このコロネード、破壊された教会から移築されたものだそうです。

 

園内はジョギングしたり、散策したりするのに最適な場所で、ベンチもたくさん並んでおり、天気が良ければここで読書したり、おしゃべりしたりする人たちであふれているのでしょうか。

 

公園の周りは、高級ホテルなどが軒を連ねています。

 

さて、ここに来たお目当てはこの彫像。

そうです、Jacques Froment-Meurice作「ピアノを弾くショパンとミューズ」。足元のミューズは、ジョルジュ・サンドをイメージしているのでしょうか。大理石に彫られた巨大な像ですが、なんかものすごくきれいです。ちょっと感動しました。

 

しばらくカメラで激写していたら、前を走っていくランナーたちが、「あー、また写真撮ってるよ!俺たち毎日見てるけどねえ」的な目で見ながら走り去っていきます。

 

この公園の中には、ジョルジュ・サンドの前の恋人アルフレッド・ド・ミュッセの像もあります。Antonin Mercié作のアルフレッド・ド・ミュッセ。方やショパンとミューズ。そして前の恋人ミュッセ。さすがフランス人の嫌味か、などと考えてしまいますが、ちょっと勘繰りすぎでしょうか。ミュッセの像がここにある理由は、別にジョルジュ・サンドの恋人だったからではなく(多分)、フランスロマン主義の大作家だから(のはず)です。

 

この公園には、他にも有名な彫像がたくさんあります。

こちらは、Alexandre Falguière作のアンブロワーズ・トマ。フランスのオペラ作曲家です。

 

Antonin Mercié作のシャルル・グノーフランスの作曲家で、フランス近代歌曲の父とも呼ばれています。

 

公園を出て、次の目的地へ向かいます。

 

続きは、また次回お伝えします。