「肩甲骨を寄せて、胸を張る」
これ、「良い姿勢」の一般的なイメージだと思います。
特にヨガの先生など、身体に対する意識の高い方はこれを普段から意識している方も多い様子。
でもこれ、結構大きな落とし穴です。
肩甲骨はそもそも、後ろについているものではないです。
骨格的に自然な位置は「斜め後ろ」
そして腕や背骨、胸の動きに沿って、自由自在に位置を変えるものです。
腕を挙げる、万歳をするときなんかは、胸の横=側面まで大きく出てきます。
なので肩甲骨を寄せるようにしていると、腕の動きも、背骨の動きも大きく制限されてしまいますし、
その状態で無理に動かすと肩を痛めたり、と怪我のリスクにもつながります。
先日のムーブメントのレッスンクラスのテーマも、「肩甲骨の間を広げる動き」でした。
肩を前に、肩甲骨の間を広げる動きをいろんなバリエーションで体験していくと、
背中が広がり腕も背骨もとても動かしやすくなっていきます。
「肩甲骨の間を広げる」と言っても猫背になるわけではないです。
体幹の前側も、後ろ側も広くスペースが取れている、骨格的に自然な位置におさまると、
動きやすく、姿勢も安定して、何より身体が軽くて気持ちいいです。
写真を撮る時のようは「映え」を求めるときはいいですが、
「肩甲骨を寄せる」落とし穴にハマらないようにしたいですね。
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フェルデンクライスというイスラエル生まれのワークを広島で教えています
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