小説かいてみました。 -4ページ目

小説かいてみました。

行き当たりばったりの思いつきで小説?文章を書く!
できるだけ毎日書きます。
自由にコメントください!
ご意見、ご感想大歓迎です。
(やる気を損なう恐れのあるコメントはちょっと勘弁してください)

そして、コウキは高校生になった。

自分が夢中になれるものを探さないと。

自分が一番を目指せるものを探さないと。

そうはいっても、簡単に見つかるものではない。

そこで、コウキは、部活には入らず、学校の外で探そうと考えた。

とりあえずアルバイトを始めることにした。

料理をしてみようと、考えて、居酒屋のキッチンスタッフに応募した。

そして、無事採用され、アルバイトを始めた。

そのお店の料理長がすごく人間味の溢れる人だった。

そして、週に4日ほど、料理に取り組んだ。

料理が自分に向いているかどうかは、わからなかった。

でも、そのアルバイトは楽しかったので、続ける気になった。


しかし、ある日を境に、コウキの興味の対象は変わってしまった。

それは、高校1年の時の文化祭での出来事だった。

軽音部の友達が、催し物として、バンド演奏をしていたのだ。

それを見たコウキは、感動した。

いや、単純にカッコいいと思った。

やってみたい!素直にそう思った。

そして、次の日、その友達に話かけた。

「なあ、ヨシキ!昨日のライブ、ちょーかっこよかったよ!俺も軽音部に入ろっかなー(笑)」

軽く冗談交じりで言った。

「やろうぜ、やろうぜ!じゃあさ、今、サポートのギターがいないから、ギターやってよ!」

ヨシキは、のりのりだった。

「よし、やってやるよ!」

「ギター持ってるの?」

「・・・ギターなんて持ってないし、触ったこともありまっせーん!」

「あっはっはー!そうなんだー!・・・さよなら」

「おいおい早いよ!もっとぐいぐい来いよ!」

「だってギター持ってないんでしょー?マジうけるー」

「これから買うからさ!俺バイトで貯めた10万円あるから!

 明日、買いに行くから付き合ってよ!」


「まじか!お前、熱いな!よし!じゃあ明日買いにいくぞー!」

「おう!」

そして、次の日、コウキはギターを買った。

初心者向けのセットでエレキギターの一式を買った。

コウキは、アコースティックギターが欲しいと思っていたが、ヨシキが

「エレキギターの方が簡単に弾けるから、最初は、エレキギターの方が良い!」

と言い切っていたので、そうした。

「エレキギターの音質なんか、最初は分かりっこないから、安いのでオッケー!」

ということで、初心者向けのセットを買った。

そのセットには、簡単な教則本もついていた。

その後、アルバイトを辞め、家でひたすら練習をした。

始めた当初は、難しさにイライラしていた。

辞めようかとさえ思ったほどだった。

でも、少しずつ出来るようになるにつれて、面白くなってくる。

一か月で簡単なコードは押えられるようになった。

しかし、ここで関門が待っていた。

Fのコードである。

セーハコードと呼ばれる人差し指で1~6弦を押える形のやつである。

結局、Fのコードが弾けるようになったのは、始めて2か月後の事だった。

ここまではまだ、軽音部で弾ける腕ではなかったので、家で練習をしていた。

そして、ヨシキに了承をもらって、初めて軽音部に足を踏み入れた。

ヨシキたちは、練習を続けていた。

「おう。コウキ、弾けるようになった?」

「簡単なコードは一通り弾けるようになったよ。」

「ホントか!じゃあ、この楽譜渡すから、練習してきてよ!

 じゃあ一回俺らだけでやってみるからね。」


「お、、おう。」

楽譜を渡されたコウキは、戸惑っていた。

(こんなの弾けるわけないじゃん。。。)

ヨシキ達は、演奏を始めた。


狭い教室内で、大音量の爆音。

普段、低い声のヨシキの綺麗な高音。

体の芯まで振動が伝わるドラム。

ドラムと共に、曲の土台を支えるベース。

そして、多彩なリズムと音色を奏でるギター。


コウキは、完全に心を奪われた。

そして、演奏が終わった。

「まあこんな感じの曲ね。まだ俺らコピーなんだけど、この曲、知ってる?たぶんネットである

 から、調べてみてよ。」

ヨシキが言った。

「すごいよ!やっぱりヨシキすごいよ!」

コウキは、完全に興奮していた。

そして、家に帰って、ネットで調べた。

その曲は、Mr,childrenの「くるみ」という曲だった。

そして、改めてじっくりとこの曲を聴いてみた。

何度か聴くうちに、少し涙が出てきた。

「なんていい歌なんだ。音楽で人を泣かすことができるんだ。

 僕も人を音楽で感動させたい。よし、やってやる。」

こうして、コウキの音楽人生が始まった。