日大の危険タックルを指示した監督 | 海の見える家

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努力して諦めなければ、必ず道があると信じて突き進みます。時を間違えなければ。頑張る時に頑張らなければ、努力は結実しないのです。

日大の内田正人監督の釈明会見は、何が言いたいのか、責任の所在は自分にあるとしながらも、詳細は「調査して文書で回答」と逃げました。

謝罪会見に至るまでが遅いですし、理事は別問題とし、曖昧にして逃げている様は、醜いです。

この逃げ方は、「森友学園への国有地不当価格売却問題」や「国家戦略特区をわざわざ親友のために創設して獣医学部として認定した加計学園問題」に対する安倍晋三首相の対応と、全く同じ手法です。

誠実性が微塵も感じられません。

被害者の父親が被害届を警察に提出したことで、被害届が受理されれば、この問題は、刑事事件になります。

日大の内田正人監督は、監督辞任で済むと本気で思っているのだろうか、甚だ疑問です。

恐らく、「傷害行為(刑法204条)の教唆の罪」に問われる可能性が非常に高いと思料します。

傷害の罪は、刑法204条~刑法208条の2に規定されている通りです。

単なる監督責任では済まされないのです。

「相手を壊してこい」と傷害行為を唆(そそのか)す行為も、また野蛮であり、人としての品性が問われるだけでなく、相手の人体に危害を加える行為に、怒りを禁じ得ません。

「クォーターバックを標的にしての傷害行為」は、大学としての質が問われる事件です。

日大アメフト部は、廃部になっても、おかしくありません。

加害者だけ退部させるという行為は、とかげのシッポ切りに過ぎません。

これだけ各種メディアで取り上げられて、問題の行為があった動画は、ほぼ全国民が観ていることでしょう。証拠能力として極めて高いですので、これを回避して逃げることは不可能です。