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Okinawa通信 ⇒ 伊都国つうしん

2010年1月。30年以上住んだ東京から引越し、沖縄生活をスタート。
その沖縄に10年暮らし、『Okinawa通信』を書きました。
が、さらに、2019年10月末に、ここ、福岡市西区・糸島近くの
「伊都国(いとこく)」の地に。

伊都国つうしん 91

 

● 新暦の5月1日が、旧暦4月1日。

  今年は、そんなめずらしい日があるのですね。
  今夜は新月ですから、月は見えません。


  4月の20日過ぎにナミさんの父親四十九日法要で川崎に出かけました。
  それから戻ってすぐに、ナミさん開催のヨガ・糸島リトリート、
  さらにはナミさんの友人女性(私もよく知っている)のワークショップなど。

  沖縄時代の生徒さんを中心に、沖縄から関東から九州内から、
  7~8人の方たちが来福しました。

  わが家をスタジオにしてヨガレッスンもするけれど、
  主目的は、糸島の自然風景、店、食、酒、ショッピングなどを楽しもうという会です。

  で、私もそのお手伝いやら、リクエストで夕食に鮨なども握ったりなど、
  けっこう忙しい4月下旬でした。


初日のメインイベントは、
福岡県糟屋郡の久原という山の中にある、茅の舎のレストランでのランチ、
そしてその前に、すぐ近くにある「伊野天照皇大神宮」の散策です。


わが家のある福岡市今宿あたりからは、高速に乗って約40~50分です。
その、高速を運転したことがないナミさん、
みんなを載せて連れていくのがちょっと不安ということで、
事前に、高速の練習を含めそれぞれ行く予定の場所への移動練習をしました。
私が助手席に乗ってナビをしながら。


で。これで大丈夫だろうと思っていたのですが、
なんとなんと当日、雷マークも付いた強雨の予報です。
一人欠員が出たこともあり、まぁ家で心配しているより私が運転したほうがいいだろうと、
結局、その日は私が運転手役でした。



今回は、その事前練習のときに訪れた場所などの写真たちです。
といっても、茅の舎は以前このブログで載せましたので、なし。

ほとんど、伊野天照皇大神宮のものです。
ここは、九州の伊勢神宮と言われているらしいですが、
後ろの山全体を含めて、とても清々しい神気とパワーを感じる神社です。



 

         伊野天照皇大神宮の場所。赤いマークの所。
         左下にある「今宿」から高速に乗って40~50分。

         福岡市をまさに横断する。


 

    伊野天照皇大神宮本殿への参道。
    ウィキによると西暦200年あたりに
    開基があるようだ。
    とすると邪馬台国あたりか。

    始まりはいずれにしろ、
    黒田長政はじめ北部九州の戦国大名たちに
    とても大切にされた神社のようだ。



 

             手水場も立派だし、
             ちゃんと水が満たされている。



 

            本殿へむかう途中に
            結界を意味する水の流れがあるが、
            それが写真のような滝から流れている。



 

             本殿。
             ここからさらに上への階段があり、
             そこにも小さな祠があった。
             おそらく以前はこの両方の地で
             式年遷宮が行われていたのでは、
             という気がした。



 

            その上の祠に向かう階段の途中に、
            派手な青色のトカゲが。



 

             駐車場には、
             八重桜がきれいに咲いていたし、
             隣には藤棚があって藤の花が
             たくさん下がっていた。
             クルマは私らの、今も沖縄ナンバー。



 

   駐車場に入る手前に川が流れている。
   猪野川というらしい。
   伊野川でないのは何故か。
   ま、それはともかく。
   伊勢の内宮と同じように、
   「五十鈴橋」がかかっている(笑)。





 

          少し遅れて福岡空港に着く人には
          茅乃舎に近い駅(といってもかなり距離が)
          篠栗(ささぐり)駅まで来てもらい、
          そこへ迎えに行くという予定だった。

          で、篠栗にはコストコがあると聞いていた。
          なんせ福岡県にはここと、北九州しかないらしい。
          そこで行ってみたのですが、
          なんとコストコって、会員制なんですね。
          しかも説明を聞いたら、それなりの価格だし、
          それも毎年掛かるらしい。
          わざわざここまで買い物には決して来ないので、
          結局、店の中には入れずのまま。
          知らなんだ。



 

          JR 香椎(かしい)駅。
          茅乃舎のランチの後、一人が帰郷するので、
          その人を福岡空港まで行ける近い駅まで
          送ることになっていた。
          この「香椎駅」、一度来て見たかった。

          松本清張 『点と線』の事件の発端となるのが、
          ここJR 香椎駅とすぐ近くの西鉄香椎駅だからだ。
          もっとも小説の時代とはまったく違う
          新しい駅舎でしょうけどね。




 

            話はまったく変わり、
            4月中旬から福岡は筍の季節。

            私のぬか床に筍も漬けてみた。
            けっこうイケる。


 

伊都国つうしん 90


● 大した話題もなく、この一週間ほどの風景を


   3日ほど冬に逆戻りしたかのような寒い日が続きました。
   今日の最高気温は19度のようですが、
   どうやら明日からは20度を超え、週末は25度超えの夏日のようです。



そんな4月中旬の様子を、写真の羅列で。




わが家からクルマで10分ほどの所にある、湯どころと一緒になったジムに行ってますが、
途中からすぐに田園風景が始まります。まもなく田植えの季節ですね。

空が大きく広がり、福岡の南を守る背振山地の山々が美しく見えます。



 

           4月11日。クルマで走っていて
           「おっ!」 と、思わず路肩にとめて
           写真を撮ってしまいました。

           背振山地の尾根ぞいに、きれいに雲が ……

           フレームに入り切れないくらい長く続いている。
           こういう雲って、なんか呼び名があるのだろうか。




同じくジムに向かう途中に、造り酒屋・蔵元があります。
もちろん日本酒主体ですが、クラフトビールも造っています。
その蔵元の隣に、「八坂神社」 があります。

八坂神社は、京都が総本山ですが全国にたくさんあるようで、
この近辺だけでもいくつかあります。


 

            4月17日、
            八坂神社の春季祭だったようです。
            高か~い掲揚柱に、大きな旗。

            旗の文字は …… 読めそうで読めない。
            こういう漢字ってあったけぇ、
            みたいなものも。
            まぁ諸々の祈願のようだと思うが。



あとは、わが家周辺の写真です。




 

            門柱の脇に
            いろいろな植物が植えられている。
            手前のまぁるく苅られた植物、
            名前は分からないが、この時期、
            こんな風に赤か~く染まる。
            その後ろはたぶんシャクナゲツツジ。
            これからもっと花をつける。




 

       同じく門柱脇にある
       郵便受けの下にもシャクナゲツツジ。





 

           隣りのアパートとの境に、
           目隠しのためのフェンスを立てた。
           その下側にプランター置き場がある。
           そこにキュウリ(左)とパプリカの苗を。
           真ん中はカレーリーフ。
           わが家にはカレーリーフがたくさんある。



 

伊都国つうしん 89


● 小確幸 (「しょうかっこう」 と読むと思う) 、 村上春樹の造語です。
  
    実はずいぶん前に 【Okinawa通信】 でも書いていますが、
    小確幸 …… 「小さいけれど確固たる幸せのひとつ」 という意味です。

    『ノルウェイの森』 以降、まったく読まなくなった村上春樹ですが、
    エッセイ 『ランゲルハンス島の午後』 の中に、「小確幸」 が出てきます。

    彼が書いた 「小確幸」 の例として
    「タンスの中に、くるくる巻かれた清潔なパンツが並んでいるのを見るとき」  
    「太陽に干されて、いい匂いがするタオル」 …… などがあったと思う。

    そういう、
    小さいことなんだけど、ヒトには、それを確固たる幸せのひとつだ、
    と思うものやことがある ……… という話。





 

             太陽の匂いがする洗濯物が好きだ。
             洗濯は昔から好きなので、
             わが家では私の仕事のひとつになっている。
             洗濯物が干されているのを見るのも好きだ。
             (画像サイトより)




とても小市民的といえば、まさに小市民的なのだと思います。

ですが、
「小確幸」 という言葉が、この、2年を超えるコロナ禍のとき、
そしてコロナと同様、先が見えてこないウクライナ情勢のとき、

この言葉が、久しぶりに頭に浮かんできました。


と、と、と、、、、確かに頭に浮かんできましたが、

このコロナ禍のとき、ウクライナ情勢のとき、と言いましたけれど、
実はこの言葉、そんな現在の情報とはとはまったく関係なく ………

考えるに、

「小確幸」 を味わうこと、新たな 「小確幸」 を見つけること、感じること、が、
私自身のそれまでの、これまでの人生の中の、大事なことだったような気がする ………

ということに改めて気づきました。



私は、この 「小さいけれど確固たる幸せのひとつ」 を、
毎日ではないにしても、感じてきて生きてこられたんだろうなぁ、と、改めて。



そのついでに
私が、不真面目な信者を自認しつつ、
神道に魅かれる理由も、たぶん、そこにあるのではないかと思いました。


神道は、一般的には当然、宗教といわれてますけど、実は私自身、それよりは、
(ある神道関連の本に書かれていたのですが)

神道は、
「自然と人間が共生し、価値ある生活をしていくための習慣、あるいは生活信仰」

という見方を、私はしています。

ベースには、
「一人ひとりが、それぞれところを得て、満足して暮らしていく」
という考え方が、神道にはあるのですね。


なんか、ちょっとお説教くさい話になってしまいましたが、
いまのどうしようもない閉塞的な環境・状況に、そんなことを考えてしまいました。




 

        4月7日、わが家から5分の

        今山(いまやま) の熊野迅社へ。

        さすがに桜はもう無くなっていた。

        でも階段を登る途中で、不思議に

        「桜餅」 の香りがしてました (笑)。

 

            山頂近くに、

            これたぶん八重桜なのかな。

            少し花が残っていた。

 

            あっ、神道の話のあとに

            熊野神社の写真を載っけてしまった……

            と、あとで気づいた、ホントに(笑)。

 


 

伊都国つうしん 88


● 「山笑う」 は、俳句の春の季語ですね。

  
   わが家近くの今山(いまやま) も、冬の間はモノトーンだったのですが、
   さすがに樹々も若葉色になったり樹の花が咲いたりで、彩りが出てきました。



 

             頂上近くに熊野神社がある、今山。
             撮ったのが夕方だったため
             あまり目立たないけれど、
             冬とはまったく違う景色になった。




と、ちょうど同じ時期の糸島日めくりに、こんな記事が。



 

          3月27日の日めくり。
          「古代は語る … ワラフ」

          八百万の神 共に咲 (わら) ひき  
          古事記
          天の岩屋戸の変より




例の、
天照大神が機嫌を損ねて、天の岩屋戸に隠れてしまったのを出すために、
天鈿女  (あめのうずめ)  命が、いわば裸踊りをして、集まっていた神々が大笑いをした ……
(なんだろう??) と天照大神が覗いたところを、手力雄神  (たぢからおのかみ)  が
岩戸をこじ開けて、天照大神を引き出した ………… というお話。


古代では、「笑う」 を 「咲う」 と書いたのですねぇ、知らなかった。

そう考えると、「山笑う」 は 「山咲う」 ということで、まさに最上の表現です。


ちなみに、「山」 の季語でいうと。

   春 ……… 山笑う
   夏 ……… 山滴る
   秋 ……… 山粧う
   冬 ……… 山眠る

……… これ、いつも (冬は何だっけ?) となる。 思いつかない思い出せない。



● そんな、山を笑わせる主人公でもある 「桜」 が、福岡は満開。

  ということで、3月下旬の伊都国の日々の写真の羅列。



 

      昨年同様に、
      近くの糸島 ・ 瑞梅寺 (ずいばいじ) 川沿いの桜並木。
      3月27日に満開宣言だった。
      この日は29日だけど、このとおり満開。

      こういう美しい桜を見ると、
      大げさでなく日本人でよかった、と思うし、
      心が安まるし、心がうきうきする。

      瑞梅寺川には何羽かの
      真っ白なシラサギが川に立ち
      小魚をねらっていた。
      鴨も何羽か泳いでいる。
      河口には、あのカブトガニもいるのだ。





 

              わが家玄関前の小さな庭には
              雑草なんだけど、
              こうやって小さい可愛い花が咲く。
              以前に地植えしたミントが、
              まさに雑草然とあちこちに生育している。




 

        わが家隣りの家の垣根。
        ほぼ年中、こういう赤い色をしている。
        不思議に思っていた。



 

       忘れていたけど、わが家にもあった。
       庭の、名前は知らない樹木が、
       この時期にこうやって上のほうだけ
       緑色の葉が、なぜか赤色に変色する!





● 話は変わり。


  3月20日過ぎに、ナミさんの父親の葬儀のために川崎におりました。
  その間に一度だけ野暮用で渋谷に出向くことがありました。

  さすがにコロナ禍、まだマンボウ解除の前だったこともあり、
  渋谷は人出は多かったものの、思ったほどではなかった。

  それはともかく。

  品川駅の高輪口を出るときに、「ええっ!!」 とびっくり。




 
 

           なんとなんと。
           われらが、マルタイ棒ラーメン!

           品川駅にもこんなにデカイ看板を
           出していたんですねぇ。
           私の東京時代からあったのかなぁ。
           あったとしても、
           きっと何とも思わなかったでしょう
           そのときには (笑)。




 




 

伊都国つうしん 87

 

● 3月14日の未明に ……


   この2年ほど体調が良くなかったナミさんの父親が亡くなりました。

    その電話が、未明にありました。
   覚悟はしていただろう彼女は、その日に実家のある川崎に向かいました。

   私も翌日午前には出発 …… の諸々の手配を済ませていたのですが、
   14日の夕方、到着した彼女から葬儀の日程が遅くなったと連絡がありました。

   どうやら昨今、亡くなった本人や家族の思いより、

   火葬場の日程に合わせて葬儀が決められるようです。

   そういう訳で、私の出発はこの週末ということになりました。





そんなこんなで、
なんとなく撮っていた写真の羅列、春先の伊都国の日々を。




 

         2月28日の糸島日めくり。

         「にくじゅう」。
         糸島の言葉で 「いじわる」のことらしい。

         後日、プールレッスンの知り合いに
         ずっと糸島 … という女性が居て、
         聞いてみたところ、笑いながら
         「うん、言うよ。
         にくじゅうしとる … とか」

         いったいどこから来ているのか、
         この女性も知らなかった (笑)。






 

                3月9日、気持ちよく晴れた日
                歩いて5分の今津湾をふたりで散歩。

                冬の間に、この海がよりきれいになる。
                向こうに見えるのは能古島(のこのしま)。




 

          3月10日の糸島日めくり。
          「白木蓮咲く」

          お隣の大家さんチの白木蓮、
          この日はまだ蕾だった。




 

           それが、3月12日には、
           こんな感じで咲き始めた。
           ここ数日暖かいからだ。




 

           そして、3月14日には
           もう満開 ……… 見事だ。
           今年も律儀に咲いてくれた。

           とは言え、昨年は
           3月3日にはもう満開だったから
           今年は10日ほども遅れている。
           確かにこの冬は寒かったからかな。