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Okinawa通信 ⇒ 伊都国つうしん

2010年1月。30年以上住んだ東京から引越し、沖縄生活をスタート。
その沖縄に10年暮らし、『Okinawa通信』を書きました。
が、さらに、2019年10月末に、ここ、福岡市西区・糸島近くの
「伊都国(いとこく)」の地に。

伊都国つうしん 131

 

 

● 前回につづき「悲しみ」について。

 

 

  「知性と悲しみ」 の話を書いていて、

   もう30年以上前に手帳に書いた文字のことを思い出しました。

 

   ずいぶん前の「Okinawa通信」 にも書いた話です。

 

 

 インドの長編叙事詩 「マハーバーラタ」、

 その名は、知識としてはありましたが読んだことはありません。

 たまたまNHKで、ピーター・ブルック脚本演出が放映されるとあって、

 録画して見たのが最初で最後です。

 

 ストーリーは前回同様に省きます、説明が難しいですから。

 

 ただその中で、

 森で長い隠遁生活を過ごしている5人兄弟がでてきます。

 彼らの前に助けを求めて一人の僧侶が現れ、それに応じさらに森の中へ。

 求められた探しものはなかなか見つからず、喉の渇きを覚えます。

 

 兄弟の一人が水を求めて出かけますが、戻らない。

 そしてまた一人の兄弟が ……、とうとう最後の長兄一人となります。

 

 心配した長兄は、池のそばに兄弟たちの死体を見つけます。

 するとそこに、池の主の声が聞こえてきます。

 

 彼らは水を求めてきたので、私の問答に答えよと言ったのだが、

 それを無視をしたので、倒したのだ ……… と。

 

 長兄は、兄弟たちの命を救うために、水を求めるために、

 問答に答えることに決めます。

 

 そして、池の主と長兄の問答が始まります ………。

 

 

 

     ピーター・ブルックの「マハーバーラタ」。

     これは2015年にパリの舞台で公演されたものらしい

    (画像サイトより)

 

     私の見たNHK放映は、なんと1989年だった。

     手帳に書いたのは34年前だ(笑)。

     ピーター・ブルックはずいぶん前に亡くなった …

     と思っていたが、昨年だ、97歳!

 

 

 

 

● さて。 その問答のやりとり。

 

   これが、今でもたまらなく格好いいのです。

   (もちろん好きずきではありますが)

 

   その中に、前述の思い出した 「悲しみとは…」 があります。

 

 

     風より速いものは?
     「思考」

 

     悲しみとは?
     「無知」

 

     間違いとは?
     「勝利」

 

     お前の反対は?
     「私自身」

 

     人間が避けえぬものは?
     「幸福」

 

     この世で一番すばらしいものは?
     「日々の死がおそってきているのに、不死のように生きている。

          すばらしいことだ」


 

 

 とても深いですよね。さすがインド (笑)。

 ウィキによると 紀元前2世紀から紀元1世紀にかけて大本が書かれたらしい。

 

 それぞれがすばらしいけれど、私は

 

 「人間が避けえぬものは? 幸福」 ………… という思想、

 楽観主義といえばそうですが、これが一番気に入っています。

 

 

 

● さて、もうひとつの「悲しみ」

 

  前回今回の話題の「悲しみ」は、

  いわば頭の中の言葉、「悲しみ」の話でしたが、

 

 実体としての悲しみ、肉親、身内、友人を亡くした悲しみです。

 今日は、3.11。 

 2011年3月11日から、12年か ……。

 

 2011年3月11日、私らは沖縄に越して1年2か月ほどでした。

 ちょうどその日にブログを書いています。

 

  冒頭に、大きな地震があったと知り、東京に電話しても通じない、

  身内や友人らが、被災せず無事なことを祈っています。

 

  しかしそれ以降は、

  沖縄でNHKの受信料を払わなきゃいけなくなったこと、

  (もう忘れたかもしれませんが) 元沖縄総領事メア氏の

  「沖縄人はごますりとゆすりの名人」 発言問題について書いています。

 

 

  そして3日後、3月14日のブログで、

  事の重大さがわかり、唖然、悄然としながらも、

  沖縄に住んでいること、本土との距離感、だからなのでしょう、

  なんとも現実感をもてないのだという ………

  その時点での、気持ちを書いています。

 

身内や友人を亡くした人、一人ひとりの悲しみを深く思いながらも、

私自身の、その現実感のなさという後ろめたさを、覚えていたのです。

 

 

その時に私が沖縄で感じたような 「現実感をもてない」感覚 ………

それはやはり良くありません。

 

 

毎年の「3.11」を、

マスメディアだけではなく、私らも強く意識しなければ、と思います。

また同じことを繰り返さないために。

 

 

こういう悲しみは、まったくないほうがいい。

 

 

 

 

 

     3月7日のお隣の白木蓮。

     前々回掲載は2月27日の蕾

     1週間後にほぼ満開。

     毎年、律儀に咲いてくれる。

 

 

 

             花びらの中はこんな

             可愛くも不気味な感じがいい。

 

 

 

 

伊都国つうしん 130

 

 

● 知性と悲しみの関係など、

 

   これまでの人生で考えたこともなかったので、驚きました。

 

 

   今回は(も)か、伊都国とはまったく関係ない話なのです。

   興味のない方は、すっ飛ばしてください。

 

 

 

好きな作家の一人、帚木蓬生(ははきぎほうせい) の 『受精』 をつい最近読みました。

1998年の作品です。

話の内容を紹介するのはやめます。難しいですから。

 

その小説の最後のところにでてくる、ある人物の語りの中に、

この 「知性と悲しみ」 についての言葉が出てきます。

 

 

  「仏教の本で読んだのですが、人の知性というのは悲しみによって
   力をもつというのです…………(以下略) 
そして

  「知性は悲しみによって力をもつーー。どうしてそうなるのか考えてみました。
   悲しみによって人は自分自身、そして自分と他人の関係がよく見えてくるのです。
   つまり悲しみがなければ、自分の足元も、身の回りも、天上のことも
   見えてこないのです。その意味で悲しみは、人が生きていくうえでの大切な
   道しるべになるような気がします」

 という言葉です。

 

 

とりあえず「知性」と「悲しみ」を含め、思いつく言葉で、

その仏教の本はどんな本なのか、あるいは同じようにこのような考え方をしている

何かがあるのか、………… ネットで調べたところでは無さそうでした。

 

調べた範囲内ですが、

「知性と悲しみ」に関係を説いてる、あるいは問いてるサイトはなかった。

 

 

しかし私自身、前述のようにまったく考えたこともなかった関係なのですが、

この小説の中の、この言葉の内容は、よく理解できるし、

さらに、考えていくと腑に落ちるのでした。

 

確かに、悲しみによって、自分とそのほかのこと、そしてその関係を考える……

知性は悲しみによって力をもつ、のかもしれません。

 

 

 

 

 

             悲しみ。

             (画像サイトより)

             写真を見ていると、確かに

             悲しくなる



 

伊都国つうしん 129

 

 

● 明日で、ことしの2月も終わりです。

 

 

  新型コロナウイルス禍は、まる3年。

  狂信者・プーチンが始めたウクライナ戦争からは、まる1年。

 

  2023年の2月も、明日一日です。

 

  (どうも令和だと、いまだに今年、令和何年だっけ……と

   何かで確かめねばなりません。まだ、慣れていない。

   平成に変わったときは、どうだったのか、

   憶えてないので、なんともいえないけれど、

   あのときもそうだったのかもしれません)

 

 

なのですが、

話題にする話を考えもせず、の、この一週間ほどでしたので、

この頃撮った写真の羅列です。

 

 

 

● ことしの伊都国の冬は、寒い日が多かった気がします。

 

  とはいえ、もうすぐ3月なのでしょう、

  ロコスーパーには、ツクシ、フキノトウ、そして菜の花が順番に並び、

  やはり自然から、春が少しずつ近づくのを感ずることができます。

 

  正月ロコスーパーに、スイカやとうもろこしが並ぶ……

  10年暮らした沖縄にはない、

  季節の移り変わりのありがたさを、改めて感じます。

 

 

そんな2月末の伊都国、

昨年と、同じような写真かもしれませんが。

 

 

 

            わが家すぐ近くの家に咲く

            たぶん 「枝垂れ梅」 の花。

            2月中旬のまだまだ寒い頃から

            ボチボチ桃色の花をつけ始める。

 

 

 

 

     こちらは何度も出てきてる

     隣りの大家さんちの白木蓮。

     2月始めころから、

     固い小さな芽が出始めて、

     日とともに大きく、

     そして周囲に細かい毛が生える。

 

 

     通っているジムのロビーに

     ひな飾り。(昨年あったかなぁ)

     一気に春らしい雰囲気になる。

 

    「幸い雛」 と札にある。

    沖縄の図書館でもほぼ同じ大きさの

    ひな飾りが飾られていたの思い出す。

    でもひな壇に置かれた札には、

    「大和雛」 と書かれていたなぁ。

 

 

 

      「田中六五」 (なま)

       蔵開き限定 (6号酵母使用)と

       通常の生酒と。

 

 

2月最後の土日に、糸島にある白糸酒造の蔵開きがあり、

何度も紹介している 「田中六五」 を買いにクルマで出かけました。

コロナ禍でまだドライブスルーのみ。ま、ともかく、すごいすごい混みよう。

いったん会場を通り過ぎて最後尾に並んでから購入まで、

どれくらいかかったかな ………。

 

しかしお目当ての「田中六五」(火入れ)一升瓶はなく、

今年メニューにあった「田中六五」は、2種類のみだった。残念。

 

 

 

● 話は変わり。

 

  一年前のブログでは、

  プーチンが始めたウクライナ戦争に対しての制裁のため、

  わが国にロシアから入ってくるものも、減ったり無くなったりするだろう。

  ここ福岡では、特産品「明太子」 の原材料をロシアから入れているから、

  明太子が今後消えるかもしれない、生産業者たちも大いに心配している、

  ………… という話を書きました。

 

 

その「明太子」 の原材料たらこは、

どうやら、ロシアに対しての輸入制裁の品目から外れているようで、

いまでもロシアから入ってきていると、昨日のロコニュースで知りました。

 

 

           福岡といえば、、のひとつ。

           「明太子」。(画像サイトより)

 

           制裁品目から外れているおかげで、

           現在でも、たぶん値段変わらずで

           各お店から品切れすることはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊都国つうしん 128

 

 

● あなたは何色が好きですか、という … 話かな。

 

 

   気になった言葉を書き留めた、十何冊かある古い手帳の一冊を、

   先日、何気なく見直していたとき、

   故人ですが、染織家の吉岡幸雄氏の言葉がありました。

 

   「人は美しい自然の色を身につけたいと思う。

    日本の場合それは朱だ」

 

   …… というものです。

 

 

この朱色は、太陽の色、ということなんですね。

ま、太陽は見た目には本来、白なんですが、子どもの頃から赤色にします。

たぶん朝日、夕日の存在感がとても強いんだろう、だから赤なんだろう

……… とは、私の説です (笑)。

きっと調べれば、どうしてなのか分かるのでしょう。

 

 

ちなみに、朱色と赤色のちがい。画像サイトより

 

 

 

      あ、画像サイトではハッキリ違って見えたが、

      コピーしてブログに貼り付けたら、

      ほとんど違いがわからなくなっている……

 

 

● さて。 

 

「日本の場合それは朱だ」 …… じゃ他の国は? と思いますよね。

 

そういうサイトがちゃんとあるんです。(INFO CUBICサイト)

 

 

 これを見ると

 多くの国が(日本を含め) 一番好きな色としているは、

 青のようです (これは、空か海、の色ですよね)。

 第2位に赤が多いようで、全体でも2位となっています。

 でもこれ、国別の違いが、アジアとヨーロッパということでもないし、

 (アジアの中で、1位青・2位赤となっているのは日本だけだ)

 

 えっ、と、これ不思議と、西側諸国と中ロ関係との違いに似てる … ? 

 中国やロシアって、赤が好きそうと思ってたけど、まったく違う (笑)。

 面白いなぁ、あ、もしかすると気候との関係があるのか ……。

 

 

気候差ならばと、さらにしつこく、日本の都道府県別ではどう?

(色カラーサイトより)

 

スクリーンショットで入りきらないので、2つに分けて

上の全国平均および北国と、下側の福岡ならびに西国だけ。

 

 

これを見て気づくのは、北と南でそれほどの差がないし、

両方とも、「青」が 1位、「赤」は 3位 ………、そして上記の外国では

中位あたりか、かなり低い位置の「ピンク」が、なんと2位なのです。

 

もっとも、同じサイトでに記載されている 「嫌いな色」 順位では、

なんと全国平均で 1位なのは、その「ピンク」 なのです。

 

どうやら 「ピンク」は、日本では

好きな色でもあり、反対に毛嫌いされる色でもあるようです。

 

 

● 国別、県別、と見てきて、、、最終的には、人ですよね。

 

  色には、それぞれの色に対して人が思い描く印象や、心理的な意味合いが

  それこそ色濃く付けられているようです。

 

  色と、その色を好きな人とが、同じように性格づけられてしまう …。

  ネット検索で好きな色とその人の性格に関するサイトが、たっくさん!

 

  英語の「カラー」に、個性、特色、本性、という意味があるのが、

  よくわかります。

 

 

で、私自身、どうなのか ………。

洋服、小物、家具 …… など、色が選べるもので何色を選んでいるのか。

 

ま、最もそれが分かるものでといえば、洋服でしょう。

昔から(たぶん中学時代から) 自分の服は自分で買っていましたので。

振り返ってみると、やはり青系がいちばん多いかなぁ ………。

でも好きな服には、

赤も黒もあればグレー、黄色、茶色、白、緑、カーキー、

いろいろあります。 

(私が「自由業」に近い職業だったこともあるかもしれません)

 

でもさっきの全国平均、福岡でも 2位だった「ピンク」は、ひとつもない。 

洋服、家具、家電、小物、、などなど

これまでピンクを選んだことは一度もないかもしれません。

 

これ、男だから? よくわからない、これは分析してもいいかも (笑)。

 

 

        ピンク

        私の身の回りに、

        もっともない色かも。

        でも嫌い、というわけでもない

 

 

気になって上記の、色と性格的なサイトを見てみたら、

ピンク嫌いは、男が多いようですね。

それも、いわゆる男の役割、女の役割を、強く考える人に多いとか。

 

私自身は、昔からそんな考えをしない人間だ、と思ってきたのですが、

もしかしら前述の、カラーの意味の、本性が現れているのか (笑)。

再度いいますが、ピンクが嫌い、なわけではない、けれど、

でも本性ではそうなのか (笑)。 面白い。

 

 

 

● で、もうひとつ、 人の中でも血液型の話。

 

  たぶん20年ほど前にテレビで見て、とても印象に残っていること。

  当時、第・何次だったのか、すごい、血液型ブームでした。

 

  その番組でやっていたのは、

  (だぶん現在では、こんな番組はできないでしょう)

 

どこかの幼稚園で、血液型が ABOAB の園児、それぞれ5人ずつ

グループ分けされています。

 

別所に、体育用の服の上下が、人数分、ラックに吊り下げられています。

色は、白、赤、青、黄色、緑だったと思います。

 

 

A型グループの園児たちから順番に、その部屋に入れて、

自分の好きな色の服、上下に着替えてください、という話をします。

そこはカメラが設置されていて、彼らの服を選ぶ過程が撮されます。

 

で、血液型の違ったグループの園児たちに、差がでるのか?

………… という趣旨です。

 

  結果は?

 

  面白いほどの、差がでたのです。

 

  ABO型のグループの園児たち、

  それぞれ5人のうち3~4人が、それぞれで同じ色を選びます。

 

  もうずいぶん前の番組なので、うろ覚えではあるのですが、

  たしか、A型グループは青色中心、B型グループは黄色中心、

  そしてO型グループは白色中心 ……… だったと思う。

 

  で、最後に登場のAB型グループの5人です、

 

  これが見事に、5人ともバラバラ …………、しかもです、

  ほかの ABO型の園児たちは、みな、上下同じ色を選んでいたのに、

  このAB型グループだけが、5人とも上下で、色を変えていた ……。

 

  これ、強烈に印象に残りました。その時の映像の記憶もあります。

 

 

で、番組でもこの違いに驚いたのでしょうね、小さな女の子に、

どうして、上と下で、違う色を選んだの?  と聞いていました。

 

 「だって、、赤も、緑も、好きなんだもの ……」

 

 

その女の子の言葉に思わず、「そうだよ、そうなんだよな!」と、

頷いていたのを憶えています。

私も、AB型だからです(笑)、まったく同感なのです。

 

 

  AB型は、どうも優柔不断という個性づけがされているようです。

 

  たしかに。どっちか、なかなか決められない。決められない。

  だって、両方とも好きなんだもの ……… なんですねぇ。

 

  前述したように、私の服、青が多いものの、

  いろんな色があるのは、まさにそれなんでしょうね、自覚してます。

 

  

私のワードローブに下がっているシャツ類を、

今回のブログのために、無理やり撮ってみました。

 

 

          いろんな色があります。

          (この写真の撮り方を見れば、

           私の雑な性格がよくわかる(笑))

          これらは

          年齢40代~50代前半に買った服で、

          (つまり2030年前。物持ちがいいのです)

          今でも気に入っているものを残してますが、

          この10数年着ることがなくなっている。

 

 

それはもう、

ユニクロに代表されるラクな服、を着慣れてしまっているから。

もうひとつは、沖縄に10年いたからですね。

だって、Tシャツ短パンでほぼ一年ですから …………。

 

 でもま、好きな服なのだから、着てあげたい、とも思っています。 

 沖縄から、福岡に越してきたのだから、そうしろよ、と、思います。

 

 

今回も長々と書いてきましたが。

色と心理?(占い?)と、血液型と心理?(占い?)が合算されると、

なんか面白さが倍増するな、という話だけなのかもしれません。

 

 

 

    話は変わり。

    今年もバレンタインデイに

    ナミさんからローチョコを。

    正直、関心があまりない誕生日よりも

    まったく関心がないけれど、

    気遣いがやはりうれしい。

 

 

 

 

 

 

伊都国つうしん 127

 

 

● 国立高専から、大学への編入がとても増えているようです。

 

  今回も伊都国には関係のない話です。興味のない方は飛ばしてください。

 

 

 

  「高専(こうせん)」……… けっこう以前から気になっている学校、

   国立だし、全国にあるし、システムも変わっているし…… で。

 

 

話題は、日経ビジネスのネット版の情報からです。

 

  この、国立高専、

  中学生100万人の中から国立高専への志願者は約1%だそうです。

  つまり、ほとんど目が向いていない、関心がないともいえます。

  それが、高専5年間の卒業後に、大学に編入する割合がどんどん増えているし、

  大学側も、その優秀な高専卒業生を受け入れようとする体制をつくっている。

  ということだそうです。……… どういうことか。

 

まず。

志願者1%に象徴されるように、「高専」について知らない人が多いのでは。

高専は、

(以下は、国立高等専門学校機構のサイトから抜粋)

 

 

  産業界からの要請に応えて、1962年に初めて国立高等専門学校

  (以下「高専」という。)が設立されました。

  高専は、大学の教育システムとは異なり、社会が必要とする技術者を養成するため、

  中学校の卒業生を受け入れ、5年間(商船高専は5年半)の一貫教育を行う

  高等教育機関として、現在、51の高専があります。

  高専には、5年間の本科の後、2年間の専門教育を行う専攻科が設けられています。

  高専では………一般科目と専門科目をバランスよく学習………実験・実習を重視した

  専門教育を行い、大学とほぼ同程度の専門的な知識、技術が身につけられるよう

  工夫しているのが特徴です。特に卒業研究では、エンジニアとして自立できるよう

  応用能力を養うことを目的としており、

  学会で発表できるような水準の高い研究も生まれています。

 

 

という、いわゆる 中・高・大学 …… とは異なるシステム、

学びは技術系で、社会に出て役立つ実際学問を習得する学校といえます。

 

 

ということで、記事の見出しは、

 

 

           ご覧のように、

          「……… 東大18人、難関国立大に多数編入」

 

 

その理由は、高専卒業に優秀な学生が多いから、ということでしょう。

しかもそれは現在、ITに代表されるように求められる技術系学生に、

ということだと思います。

 

 記事の中の資料として、どれほど大学側が求めているかがわかります。

 

 

 

 

    高専卒業から大学への編入数と

    高専専科(つまり5年+2年)の

    卒業から大学院への編入数。

 

    それぞれがスクリーンショットで、

    下の方が切れているが、

    だいたい分かると思う。

 

 

 

これだけ、高専から国立私立の大学・大学院への編入が多いのです。

卒業生の志望者が多いのと同時に、受け入れ側の希望が大きいということ。

 

 

記事によると、

 

   高専全体では編入する学生の割合は約4割だが、

   それを超える高専もある。最も割合が高いのは、

   6割を超えている群馬県の群馬工業高専と新潟県の

   長岡工業高専だ。次いで、6割に近い兵庫県の明石工業高専が

   続く。千葉県の木更津工業高専と奈良県の奈良工業高専は

   5割を超え、九州では久留米工業高専が4割以上となっている。

 

 

 つまり、高専学生の半分近くが、

 国立大学私立大学(それも難関の)へ編入しているようなのです。

 

  ここまで書いてきましたが、

  今回の話題で、私自身が言いたいことは、特にありません。

  特に言いたいことはないのですが、

  このいわゆる一般道とはちがう道というか(システム)に興味があるのです。

 

  小学校時代から中高一貫の公立私立の学校を目標とする、とか、

  中学卒業したら進学率の高い高校を目指す、とかの、これまでの選択肢以外に、

  こういう「国立高専」 というのが、もっともっと知られればいいな、

  と思うことだけです。

 

 

 私自身でいえば、いわゆる技術系とか理科系がほぼダメな私でしたが、

 これも楽しいかもと思ったしだい (だから来世で…(笑))。

 

  

  なぜ国立高専に興味をもったのか ……(たぶん高校時代から)ですが、

  その変則的なところだと思います、つまり変わっているから、という理由。

 

  でもうひとつは、最近(10年ちょっと前)のことですが、

  その国立高専を見たから、なのです。

 

 

 

           これは沖縄の国立高専。

           辺野古にある。(画像サイトから)

 

  

 沖縄に移住した最初の年(2010年)、辺野古にクルマで行きました。

 

 感じたのは、ともかく辺野古の町の、呼吸感のなさ、止まっている感 ……

 そしてそこから少し行った所に、

 驚きの、まったく場違いなすごい建物群があり、なんだなんだ!、

 と見たら、国立高専でした。

 

  この、沖縄辺野古にある国立高専、準備は2000年前から始めていたようです。

  ネット検索してもよく分からないのですが、2002年か2004年に創立のようです。

 

  ともかく、そのあたりの景観のすごい違和感と、同時にすぐ、

  基地の辺野古移転との関係だな、と、誰もが感ずるだろう、ことに気づきます。

  国のやることの情けなさ、力が抜ける絶望感を覚えたのでした。

 

  しかしまぁ、

  これだけ田舎にある高専だから、勉強するしかないだろう、なんせ遊ぶ場所など

  まったくない所だから ……… ということも(笑)。

 

 

 

ま、ともかく。

 

 中学卒業後(有名)大学を目指していい高校に入る……、と思い詰めている

 子どもたちに、けっこう違う道だけど、なんか面白そうな道があるぞ

 (ま、技術系理系という意味で不向きな人もあるでしょうが)

 ということが、もっと知られればいいなと思ったしだいでした。

 

 (もっとも検索すると、けっこう偏差値が高いようでしたが ……)

 

 

ちなみに、九州には、

 

 北九州、久留米、有明、佐世保、熊本、大分、都城、鹿児島

 

の8校あるようです。