あっという間に、12月 | Okinawa通信 ⇒ 伊都国つうしん

Okinawa通信 ⇒ 伊都国つうしん

2010年1月。30年以上住んだ東京から引越し、沖縄生活をスタート。
その沖縄に10年暮らし、『Okinawa通信』を書きました。
が、さらに、2019年10月末に、ここ、福岡市西区・糸島近くの
「伊都国(いとこく)」の地に。

伊都国つうしん 159

 

 

● ちょっと前、もう旧聞になってしまったかもしれませんが。

 

 

   スーザン・サランドンという女優の話。

   映画 「テルマ&ルイーズ」 を見て以来、共演した ジーナ・デービスともに

   好きになっている俳優です。

 

 

   現在77歳になっている彼女ですが、

   イスラエルとハマスの闘いで、パレスチナ支持の発言をしたとたん、

   所属のエージェンシーから解雇されたというニュース。

 

   その前に、メリッサ・バレラという私は知りませんでしたが、

   人気ドラマ、それもシーズン6まで行っていたドラマの主役の彼女が

   同じ理由で降ろされたというニュースもありました。

   他にもそういう事例はあるようです。

 

 

 

映画界もふくめ、アメリカという国のモロモロの面で

ユダヤ人が権力を握っていることは、周知の事実ですが、

今回のサランドンを始めとする彼らに対する反応について、考えたこと。

 

 

       映画 「テルマ&ルイーズ」(画像サイトから)

       スーザン・サランドン(左)とジーナ・デービス

 

 

この彼らの反応はもう、

彼ら自身が第二次大戦でドイツの狂信独裁者に受けた、あの惨劇に近い、

人殺しこそしないものの、思想的には、同じものを感じる行動ではないでしょうか。

 

 

自分らに歯向かうものは、抹殺する。

 

 

以前ブログで書きましたが、

元外務省主任分析官・作家そしてキリスト教信者の、佐藤優氏の言葉のように

(「Okinawa通信708」 神は存在するのですか?という本)

 

    そもそもキリスト教というのは、ユダヤ教の時代から人を選別して、

    気にくわない者は皆殺しにするーージェノサイドが専売特許ですからね。

 

…… ということらしい。

 

 

そして、もうひとつ今回、私が思うこと。

 

 

ユダヤ人は、(以下は私見です)

あのとてつもない大戦の惨劇の屈辱の、復讐をしているのではないか、ということ。

 

Okinawa通信でも書きました「石の花」というユーゴスラビアが舞台の漫画の中にも

たしか出てきたと思うのですが、

 

あのドイツの狂信独裁者にさんざんな目にあってきたユダヤ人、

しかし、

収容所にいる多くのユダヤ人の数と管理しているドイツ兵たちの数を考えれば、

なぜユダヤ人たちは、蜂起しなかったのか、抵抗しなかったのか、………という話です。

 

 

           以前の「Okinawa通信」で掲載した

           『石の花』。これは大変な傑作。

 

 

ナチスの巧妙な恐怖管理体制があって、その可能性がなかったのかもしれません。

それにしてもなぜ、抵抗したという史実が伝わってないのか ……。

 

あまりにも従順すぎたのではないか、どうして歯向かわなかったのか、

それが、ユダヤ民族自らに対しての、強烈な悔恨、

激しい忸怩たる思い、となっているのではないでしょうか。

 

イスラエルという国を得て、二度とそのような思いはしない ………

それが現在のユダヤ人たちの思想であり、これは一種の復讐なのではないか。

そう感じています。

 

これまでの、イスラエルとパレスチナ、アラブ諸国の軋轢・戦いをみても

また今回のスーザン・サランドンに対しての過剰な反応をみても、

そうなのか、と感じてしまうのです。

 

 

ま、実はオオモトの原因、大きな遺恨の原因をつくったのは、

やはりイギリスなのですが。

 

 

伊都国とはまったく関係のない話でした。

 

 

 

         1123日の今津湾。

           この日風があり気温も20度を超えた。

           それで海に。

           それ以後急に寒くなり……で

           きっとこれが今年最後かな、

           あとは来年春まで、冬眠。