伊都国つうしん 82
● 福岡に越してきて 2年と約4か月 ………
まぁ速いこと。
その、約28か月のうちの24か月は、新型コロナ禍の下 ……。
福岡に来たら、どこそこにも行ってみたい、あれもやってみたいが、
ほとんどできない ………、
そんな、いわばあまり充実していないと感じられる日々。
昔から言われていることですが、
例えば無為にすごす日々は、その時には一日が長く感じられても、
ふりかえれば、あっという間に過ぎた日々となります。
なんせ、中身がないのですから。
対して、日々充実してすごした期間は、その時には一日が短く感じられても、
ふりかえれば、たとえ一週間だったとしてもずいぶん長く感じられたりもします。
そういう喩えでいえば、この約28か月は、やはり速かったですね。
もっとも、
年齢を重ねれば重ねるほど、一年が速くなる、ということもあるかなぁ。
● 子どもの頃の一年、20年代の一年、そして50代60代の一年の速さは違うのか。
年齢をとると、だんだん (どんどん) 一年が速くなる、とはよく言うことだし、
私自身もそう実感しています。
ずいぶん以前、たぶん50代になったときだったと思いますが、
なじみのバーのカウターで常連客どうし、そんな話になった時があります。
その時、私がたとえ話で、
「人生って、人間の一年って、LPレコード盤のようなものだ」
という思いつきを話しました。
LPレコード盤は、1分間に33回転。 針が 1周するのを1年とします。
そしてレコード盤の外側は、子どもの頃です。年齢をとるごとに内側にきます。
同じ1分間33回転 (つまり同じ1年) ですが、
レコードの針は、子どもの頃は長い距離を廻ります。
が、年齢とともに同じ1周 (1年) でも、
針がたどる距離は、どんどんどんどん短くなってくる ………
この話は、大いにウケました (笑)。
思いつきだったけれど、我ながら、いい喩えだったな、と憶えているのです。

レコード盤とプレーヤー。
(画像サイトより)
最近は、なぜかこのアナログな
レコード盤とプレーヤー市場は
右肩上がり、らしい。
● 年齢とると一年が速くなる ……… に、新しい説。
この新説、たしか日経新聞のコラムで読んだ記憶があるのですが、
ちゃんとメモしてなかったので、
いつの、誰のコラムだったか分からないし、
正確にはどのように語っていたか、不確かで、申し訳ないのですが、
内容な以下のようなものでした。
人生の時間について。なぜ年齢をとるとに速いのか。
それは人生の年月の経験との関係、という話。
つまり、10歳の時のその1年の経験は、10歳の人生の中の、10分の1の経験だ。
対して、50歳の時のその1年の経験は、50歳の人生の中の、50分の1の経験。
人生の中での経験としての記憶の割合が、どんどん小さくなっていく ……。
20歳のときの1年の経験・記憶は、その人の20分の1年、
70歳のときの1年の経験・記憶は、その人の70分の1年、
同じ1年の経験・記憶でも、時間の割合がどんどん小さくなる ………
だから年齢をとると時間が速い。
う~む、これはこれで深いものがあるなぁ (笑)。
ま、こんなどうでもいいことを考えなくても済むよう、
早くコロナ禍など消えてほしいですよね。

わが家隣り、大家さんチの白木蓮、
2月12日まだ寒いのに、
しっかり蕾がふくらみ始めている。
白木蓮にも一年が巡ってくる。
それはきっと速くも遅くもない、
律儀な一年なのだろう。