真鯛と、沖縄の笛鯛が並んで | Okinawa通信 ⇒ 伊都国つうしん

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2010年1月。30年以上住んだ東京から引越し、沖縄生活をスタート。
その沖縄に10年暮らし、『Okinawa通信』を書きました。
が、さらに、2019年10月末に、ここ、福岡市西区・糸島近くの
「伊都国(いとこく)」の地に。

Okinawa通信465


● わが家近くのスーパーサンエーの魚売り場は、なかなか充実しています。


   主には沖縄近海の魚が多いのですが、ときどきマダイやアジ、ハマチ、その一歩手前のヤズなどの鮮魚が、
   けっこうリーズナブルな値段で出ることがあります。
 
 
つい先日は、九州で獲れたマダイと、沖縄では 「ビタロー」 そして 「タマン」 と呼ばれるタイに似た魚が並んでいました。

マダイは、スズキ目タイ科の魚ですが、
ビタローは、スズキ目フエダイ科の魚、
タマンは、スズキ目ハマフエフキダイ科の魚です。

鯛と笛鯛


                     左上と黄色い2尾の下が、マダイ。

                     黄色いのがビタロー、右がタマン。
                     値段はたしか、天然マダイが1600円くらいで、
                     ビタローが980円、タマンが900円くらいだったか。


同じスズキ目の魚ですが、こうして並んでいるところを見ると、タイ科と、フエダイ科、ハマフエフキダイ科では、
姿は似ている所があるけれど、やっぱり違う魚ですね。
ちなみに、マダイは沖縄近海にはいないそう。


ビタローもタマンも、食べたことがあります。
ビタローはバター焼き、タマンは刺身がうまい、と言われています。
わが家では、ビタローは香草焼きで。 白身で淡泊な味でした。
タマンも白身ですが刺身でいただき、こりこりした食感でマダイと比べるとやはり淡い味でした。 


まだ正月期間中だったのか、こんなふうに、マダイとビタロー (フエダイ)、タマン (ハマフエダイ) が
スーパーの鮮魚売り場で仲良く並んでいるのは、初めて見たのでした。




● ところで、前回のブログで、「この一両日のわが家の風景」 と書きました。


   あとで読んでいて、(あれっ、一両日って、こういう使い方でいいのだっけ?) …… と気になりました。
 

つまり、「一両日」 って未来についての言葉で、過去についてではない ……… んだっけ、ということです。


ネットで調べてみたところ、「1日または2日」 とあり、その使い方から 「今日と明日」 という印象を受けます。つまり未来。
あれ、やっぱり使い方を間違えたかな ……。

で、念のためと思い、わが家の広辞苑(第5版) を見てみましたら、
やっぱり 「一日または二日。一、二日」 とあります。
とはいえ、それが今日からの1、2日なのかどうかは、特に書いていないなぁ ………。


なんてモヤモヤしていたところ、新聞のあるコラムを発見。 こういう偶然って、ありますね。
浮世絵の東洲斎写楽についての話で、写楽と同時代を生きた蜀山人が、こう書いていると例にあげていました。

  「あまりに真を描かんとしてあらぬさまになったので世に入れられず、一両年で消えた」 と記している。

例の大首絵が、きれいな顔というより役者のクセ顔が出すぎているから、受け入れられずに消えた …… と。
そして 「一両年」 と 「日」 ではなく 「年」 ですが、これは明らかに過去のこととして使っています。


といっても、これ、江戸時代の使い方ですからねえ (笑)。
むかしは、過去にも未来にも 「1、2日」 だったものが、現在では、今日明日というように、未来に使うようになったのかもしれません。

まあでも、古い使い方かもしれないけど、間違っていないようなのでまずは一安心。 恥かかずにすんだよう (笑)。