今年の沖縄の外国人観光客 | Okinawa通信 ⇒ 伊都国つうしん

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2010年1月。30年以上住んだ東京から引越し、沖縄生活をスタート。
その沖縄に10年暮らし、『Okinawa通信』を書きました。
が、さらに、2019年10月末に、ここ、福岡市西区・糸島近くの
「伊都国(いとこく)」の地に。

Okinawa通信358



● 2013年の上期 (4月~9月) の沖縄への観光客は、過去最高の 337万9800人だったそう。


  そのうち海外からの観光客は、前年比 40・7%増の 35万8600人だそうです。


さらにその内訳を見てみると、


台湾が 67・9%増の 17万2100人、
香港が 42・8%増の 5万2400人、
韓国が 2・9倍の 3万6500人。
そして中国本土は、というと、44・8%減の 2万8600人。 (琉球新報ネット版より)


この、35万8600人という外国客の数字、多いのか少ないのか?


沖縄と同じように、私が日本の外国と呼んでいる 「京都(市)」 と比べてみると ………。
こちらは、年間の数字では (しかも、沖縄と比べるために宿泊客だけを見てみる)、


年間宿泊観光客は、1,221万人。 このうち外国客は、84万5000人とのこと (平成24度・京都市調べ)。


沖縄は半年、京都は一年、の数字なので、いい比較ではないですが、
単純に京都の数字を半分にして比べてみると (沖縄はさすがに1泊はするでしょうきっと)、


沖縄  337万9800人  (外国客) 35万8600人
京都  610万5000人  (外国客) 42万2500人


こうやってみると、沖縄も、意外と頑張ってるじゃん …… と思えてくる。


ただ、京都は、1月2月がやや少ないとはいえ、ほぼ一年オールシーズンオンですが、
沖縄はやはりこの上期がオンシーズンでしょう。 なのできっと、この差はもっとあるはず。


私も、もっともっと外国人観光客を増やすべき、と思っています。
そのとり組みが、沖縄の今後の課題でもあるとも。


● 「沖縄空手愛好家たちを沖縄に!」 という話


  つい先日、NHKのロコニュースを見ていたら、
  「海外の空手愛好家たちを沖縄観光客として呼ぼう」 という特集をやってました。




Okinawa通信-空手客1

                 詳細は忘れましたが、
                 世界の空手修行者たちへ沖縄での催しの誘いをしたところ、
                 14か国から100人以上の人が集まったとのこと。


Okinawa通信-空手客2

              世界の空手競技人口は、なんでも175国 5000万人以上だそう。
              そして愛好家の多くは、空手発祥の地・沖縄で空手を習うこと、
              沖縄に来ることを、とっても憧れているそうだ。
              5000万人の、5%でも来れば ………… そりゃ、すごいことに。


Okinawa通信-空手客3

                 このロコニュースのキャスターたち(左2人)も
                 かなり盛り上がって熱心に話をしていた。
                 ちなみに女性キャスターはロコの人、男性は内地の人。



なにしろ、沖縄に憧れている空手愛好家が多い、のは事実らしい。
番組でも、那覇市にある空手ショップで、漢字刺繍した黒帯を、とってもうれしそうに買っていた女性たちがいた。


いかんせん、現状では、外国空手愛好家たちにツアーを組んでいるのは、個人しかないようだし、
この番組のイベントも、ある道場が主催し、その師範(英語ができる) がほとんどボランティアで、空港の送り迎えからモロモロやっていたようです。


つまり、受け入れ体制が、まだまだほとんどダメ ………。

香港台湾をはじめ中国人観光客の受け入れ体制も弱いとして、課題となっているし、イスラム圏からの受け入れも弱い ……。

どうして、この体制づくりに、そして人材づくりに、お金をたくさん掛けないのだろう。

沖縄市の泡瀬海岸の干潟を埋め立てて、でかい建物をボンボン作るよりも、よほど生産性が高いと思うのだが。


沖縄に来たがっている外国人たちが、たくさんいるという事実があるのだから ………。



● ところで、このニュースの中でのもう1点。



Okinawa通信-力士

                    同じ格闘技の話題、現在やっている大相撲で、
                    まだ十両なのですが、沖縄の中部農林高校出身、
                    「千代皇 (ちよおう)」 という力士がいる。
                    生まれは、沖縄にもっとも近い鹿児島の与論島ですが、
                    高校が沖縄、ということで、
                    毎日毎日、この力士の相撲の様子を紹介している。
                    さすが沖縄ローカル。


                    ちなみに、今日現在(10日目)で7勝3敗。
                    成績しだいでは、新入幕の可能性もあるよう。



● もうひとつの沖縄。


  ナミさんがつい先週1週間、ヨガ親友に会いに、京都と静岡の清水に旅行にいってました。


清水のお宅では、広い農地や果樹園があるらしく、彼女の帰沖と同時に、たくさんの果物が贈られてきました。
みかん、柿、レモン、ゆずなど、いっぱい。


ちょうどその日、自作ビールの試飲食事会をわが家でやっていて、
ナミさんの生徒でベースで働く女性とその旦那あめりかぁ (彼もビール作りに参加している) と
ワイワイいいながら、果物で沖縄本島を、大人5人で ………… ま、酔っているとはいえ、子どもだぁ (笑)。



Okinawa通信-みかん沖縄

                    なかなかよく出来ている (笑)。
                    私のウィンドサーフィンのゲレンデ
                    海中道路もしっかりつくりました。
                    左上の島は、先日紹介の伊江島。
                    三角帽子の形の島です。