Okinawa通信358
● 2013年の上期 (4月~9月) の沖縄への観光客は、過去最高の 337万9800人だったそう。
そのうち海外からの観光客は、前年比 40・7%増の 35万8600人だそうです。
さらにその内訳を見てみると、
台湾が 67・9%増の 17万2100人、
香港が 42・8%増の 5万2400人、
韓国が 2・9倍の 3万6500人。
そして中国本土は、というと、44・8%減の 2万8600人。 (琉球新報ネット版より)
この、35万8600人という外国客の数字、多いのか少ないのか?
沖縄と同じように、私が日本の外国と呼んでいる 「京都(市)」 と比べてみると ………。
こちらは、年間の数字では (しかも、沖縄と比べるために宿泊客だけを見てみる)、
年間宿泊観光客は、1,221万人。 このうち外国客は、84万5000人とのこと (平成24度・京都市調べ)。
沖縄は半年、京都は一年、の数字なので、いい比較ではないですが、
単純に京都の数字を半分にして比べてみると (沖縄はさすがに1泊はするでしょうきっと)、
沖縄 337万9800人 (外国客) 35万8600人
京都 610万5000人 (外国客) 42万2500人
こうやってみると、沖縄も、意外と頑張ってるじゃん …… と思えてくる。
ただ、京都は、1月2月がやや少ないとはいえ、ほぼ一年オールシーズンオンですが、
沖縄はやはりこの上期がオンシーズンでしょう。 なのできっと、この差はもっとあるはず。
私も、もっともっと外国人観光客を増やすべき、と思っています。
そのとり組みが、沖縄の今後の課題でもあるとも。
● 「沖縄空手愛好家たちを沖縄に!」 という話
つい先日、NHKのロコニュースを見ていたら、
「海外の空手愛好家たちを沖縄観光客として呼ぼう」 という特集をやってました。
詳細は忘れましたが、
世界の空手修行者たちへ沖縄での催しの誘いをしたところ、
14か国から100人以上の人が集まったとのこと。
世界の空手競技人口は、なんでも175国 5000万人以上だそう。
そして愛好家の多くは、空手発祥の地・沖縄で空手を習うこと、
沖縄に来ることを、とっても憧れているそうだ。
5000万人の、5%でも来れば ………… そりゃ、すごいことに。
このロコニュースのキャスターたち(左2人)も
かなり盛り上がって熱心に話をしていた。
ちなみに女性キャスターはロコの人、男性は内地の人。
なにしろ、沖縄に憧れている空手愛好家が多い、のは事実らしい。
番組でも、那覇市にある空手ショップで、漢字刺繍した黒帯を、とってもうれしそうに買っていた女性たちがいた。
いかんせん、現状では、外国空手愛好家たちにツアーを組んでいるのは、個人しかないようだし、
この番組のイベントも、ある道場が主催し、その師範(英語ができる) がほとんどボランティアで、空港の送り迎えからモロモロやっていたようです。
つまり、受け入れ体制が、まだまだほとんどダメ ………。
香港台湾をはじめ中国人観光客の受け入れ体制も弱いとして、課題となっているし、イスラム圏からの受け入れも弱い ……。
どうして、この体制づくりに、そして人材づくりに、お金をたくさん掛けないのだろう。
沖縄市の泡瀬海岸の干潟を埋め立てて、でかい建物をボンボン作るよりも、よほど生産性が高いと思うのだが。
沖縄に来たがっている外国人たちが、たくさんいるという事実があるのだから ………。
● ところで、このニュースの中でのもう1点。
同じ格闘技の話題、現在やっている大相撲で、
まだ十両なのですが、沖縄の中部農林高校出身、
「千代皇 (ちよおう)」 という力士がいる。
生まれは、沖縄にもっとも近い鹿児島の与論島ですが、
高校が沖縄、ということで、
毎日毎日、この力士の相撲の様子を紹介している。
さすが沖縄ローカル。
ちなみに、今日現在(10日目)で7勝3敗。
成績しだいでは、新入幕の可能性もあるよう。
● もうひとつの沖縄。
ナミさんがつい先週1週間、ヨガ親友に会いに、京都と静岡の清水に旅行にいってました。
清水のお宅では、広い農地や果樹園があるらしく、彼女の帰沖と同時に、たくさんの果物が贈られてきました。
みかん、柿、レモン、ゆずなど、いっぱい。
ちょうどその日、自作ビールの試飲食事会をわが家でやっていて、
ナミさんの生徒でベースで働く女性とその旦那あめりかぁ (彼もビール作りに参加している) と
ワイワイいいながら、果物で沖縄本島を、大人5人で ………… ま、酔っているとはいえ、子どもだぁ (笑)。
なかなかよく出来ている (笑)。
私のウィンドサーフィンのゲレンデ
海中道路もしっかりつくりました。
左上の島は、先日紹介の伊江島。
三角帽子の形の島です。