毎日の連絡ノートで、園での子供さんの姿は伝えているつもりだが、やはり短い時間であっても、じっくり膝を付き合わせて話すと、家の様子がじわじわと見えてくる気がする。
特に自分も子供を産んでからは、保護者と話していても、ちょっとした一言から、家の様子が想像できたり、何がどう大変なのかつかみやすくなった。
個人懇談をしていて近年思うこと。
『一人又は独りで子育て抱えてるお母ちゃんのなんと多いことか』
世の中『イクメン』なんて言葉もあるくらいなのに。
『一人』の子育てはもちろん大変だ

物理的にも時間的にも、金銭的にも…
でも、全ての人がそうではないが、何らかの事情で一人で育てることになったことで、なんか腹をくくったというか、大変と思う間もないというか、変な言い方だが、妙なたくましさを感じたりすることもある。
いつも精一杯、全力疾走で『お母ちゃん倒れたらおしまいやで、仕事は手は抜けへんやろし、家事は手ぇ抜きや。子育ても保育園と手くんで、のんびりやっていこな』
と少しでも助けになればと頭が下がる思いで声をかける。
最近多いのは、ご主人もいて、近所におばあちゃんもいて、人手はあるはずなのに、『独り』で子育てしているお母ちゃん。
子育ての、しんどさや、楽しさを共感してくれる相手が居るのに、伝えられない寂しさを抱えてる。
このタイプのお母ちゃんは、基本的にとてもしっかりしていて、笑顔も愛想もあって、一見とても気さくなのに、なんか隙がないように見えて、でもツンとツボを突いたらハラハラと崩れてしまいそうな感じを受ける。
私自身も旦那は平日深夜帰宅で、双方の実家は遠く、結婚で今の場所に越してきたので、頼れる友人もなく、出産したものの、『保育士さんやったらなんでもわかってるね』と言われると、しんどいと言えなくなり、どんどんドツボにはまった経験があるからかもしれない。
同じ匂いをかぎ分ける力は、我ながらすごい(笑)
匂いを察知したら、『今日はデトックスしよな』と思い切り泣いてもらうのが、私の個人懇談だ

私は、息子を保育園に預けてから、変わった。
私を保育士という肩書きなしで、接してくれた保育士さんたち、しんどさや、楽しさを共有できる大人の友人も沢山できた。
『独り』はしんどい。
少しでも『独り』のお母ちゃんを減らしたい。
保育園がそういう場所になってほしい。
毎日そんな思いで、保護者と接したいと思っている。
疲れて汗だくで、保育園に駆け込むように迎えに来てくれるお母ちゃんたちが、色んな話をして笑って帰ってくれると疲れも吹っ飛ぶ。
自分自身もヘロヘロなんやけど、だから頑張れる

明日もガンバろう





』って言いたくなる心理と一緒だと思っていただければ(笑)