保育士母ちゃんのドタバタ日記

保育士母ちゃんのドタバタ日記

育ち盛りの息子がひとり、現役保育士母ちゃんです

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冬休みがわかると息子は早速、ばあちゃんにTEL。

『ボク、冬休みやねんけど、お父さんもお母さんも仕事やし、そっち行っていい?あ、クリスマスはサンタさん来てくれるかもしれんし、学童でクリスマスパーティーもあるから、その後でな♪』


親の許可なく(笑)約束をとりつけ、昨日おばあちゃんがわざわざ迎えに来てくれて、今朝、出勤する旦那の車に同乗し、
今頃は新幹線の中だろう。

『いってきまーす♪お母さんも仕事休みになったら、来たらいいよ~ラブラブ

と向こうで遊ぶおもちゃをリュックに詰め込み、ウキウキワクワクで出かけて行ってしまった。


家事も仕事もいつものように時間に追われず、余裕持ってできて有難い限りなのだが…



なんだ、この虚無感…


5月、通学中に
『お母さん、寂しくなったから一緒に来て~あせる
と号泣で帰ってきたのに…

保育園時代は、朝のバイバイができなくて、毎朝誰か先生に後ろから羽交い締めされて、引き離してもらってたのに…


どこへ行くのも、何をするのも
『お母さん、お母さん』
で、
よく
『ストーカーかっっ!』
と心の中で突っ込んだのに。



いつの間に、出先でトイレも当たり前のように男子トイレに1人で行くようになり、

いつの間にか、う○ちのあとも、自分で拭いてでてくるようになり(笑)


いつの間にか、両親が忙しい時は、喜んでお友達の家でお世話になったり、時にはワタシの研修や会議に、一緒に参加して静かに待ってくれるようになり…


『乳児期にしっかり甘えた子は、いずれしっかり自立していく』

子育ての、保育をする上でも今は常識である。


今は、0、1才クラスを担任していて、
抱っこやぐずぐずやイヤイヤやジブンで!!
に疲れるお母さん達に

『大丈夫よ、お母さんにやから、安心して甘えられるんやし、しっかり今、ぐずぐずゆうたら、そのうちスッキリ満足してしっかりするよ~ラブラブ

って言う毎日。

赤ちゃんの時は、あんなに手がかかったのに、年長さんでホントにしっかりして、卒園式でまさに走馬灯の如く
赤ちゃん時代を思いだし、号泣することは
保育士として
毎年ある。


でも、母親として
実際、わが子が
あんなに甘えたでヘタレな息子でも
少し、しっかりしたなと
思えると


世の中のぐずぐず、甘えた、ジブンで!!
に悩むお母さん達に

声を大にして言える。


『大丈夫やで~!!』


逆に、


『いざ、ちょっとしっかりすると、母親の方が寂しいで~あせる』(笑)


いかんいかん、ワタシが子離れできてないわ。


よっしゃ、今日は遅出やし、出勤しよ!


はぁ~…(笑)




二十歳から四年間だけだが、幼稚園教諭をしていた。
そこでの四年間は、ワタシにとって宝物である。

そこで出会った人たちも、ワタシの財産になっていて、今のワタシは、この時に形造られたと言っても過言でない。

子供の頃、ピアノなど習ってなかったこともあり、当時のワタシは、今以上に楽譜が読めなかった。


幼稚園の就職試験だし、初見の楽譜をピアノで弾く試験がもちろんあった。


実は、当時のワタシは、就職する気がなかった。
でも、諸事情で急に就職することになり、学生課に行き、求人欄の一番上にあったその幼稚園に、のほほんと受けに行ったのだ。

その緊張感のなさが、逆に功を奏したのかもしれない。


試験官である園長に
『じゃ、この曲、弾いて下さい。あなたのタイミングでスタートしていいですよ』
と楽譜を渡された。


ぜーんぜん知らない曲あせる
ワタシに弾けるワケがない。


なら、タイミングも何もあったもんじゃない。


ワタシは、とりあえず最初の音だけなんとか鍵盤に指を置き

『じゃ、弾きます!!』

と、最初の一音だけを
『ジャーン♪』

と弾き、

『すいません!楽譜よめないので、時間もらっても今日中には弾けません!』

と一礼し、試験を終えた。

園長はなぜか楽しそうに笑っていた。


数日後、電話がかかってきた。


他にも何人か、試験を受けにきたそうだが、

ワタシだけが採用された。

そこからが大変だった。

いざ就職したら、まわりはピアノが得意な先生ばかりショック!


日々の保育はもちろん、行事があれば、持ち回りでピアノを弾くし、楽譜読めないから弾けません!では済まないあせる


あの四年間は、いろんな意味でいつも必死だった。

まわりの先生達は、ピアノはもちろんだけど、保育も人間性も憧れで、、少しでも近づきたいと必死だった。


ある日、園長に聞いた

『なんで、ワタシが採用だったんですかね…ガーン


園長は、サザエさんにでてくるアナゴさんにそっくりな顔で(笑)のーんびりと答えてくれた。

『人相手の仕事は、待ったなしだし、特に相手が子供なら、こっちのタイミングなんかに合わせてくれないでしょ?
出たとこ勝負だからね♪あのピアノの試験は、出たとこ勝負かけられる度胸がないと、できないよ~。あんなに弾けないのに、試験受けに来ること自体、スゴいけどさべーっだ!


誉められたような、誉められてないような…ガーン


ま、でもあの園長が採用してくれたおかげで、今のワタシがいるのは確かだ。


一番度胸があるのは、あの園長だわね(笑)

ツキイチで職員会議がある。
夕方6時半頃から、9時半頃まで。

保育の後はヘロヘロやし、帰りも遅くなるし、次の日も朝早いから正直しんどいけど、職員全員でざっくばらんに話し合ったり、段取りを確認したりする大事な時間だ。

会議の日は、多少無理をしてもらっても、旦那に仕事の段取りつけてもらって、息子を任せている。


…ハズやのに、会議の日の夕方、職場の電話が鳴った。

『先生~ご主人から電話やで~』

…イヤな予感…

『…もしもし』
菅原文太並みの低音で電話に出るワタシ。


予感的中。

急な会議で、学童に迎えに行けないと。おまけに何時に帰れるかわからず、徹夜もあり得ると。

旦那もさすがに、焦っている。


腹をくくるしかないわな。
『主任、すいません!今日の会議、子連れで出ます!!』


幸いにも、職場が保育園やし、子連れには理解はあるが、やはりそこはケジメが必要だろうと思うし、これに甘えてはいけないと思うが、主任は快く
『大変やな、(息子が)退屈しいひんかったらいいけどな。ほな、今日はちゃんちゃんっと進めて、はよ終ろな』
と言ってくれた。


急いで息子を学童に迎えに行き、事情を説明する。

息子は
『えぇ~、ま、いーけど♪』
と、焦る母の姿にちょっとワクワクしてるように、会議中の時間潰し用に、色鉛筆やら、ノートやらドリルやらをカバンに詰めている。


実は、息子が三才の時にも、同じ状況に陥ったことがある。
その時は会議やのに、息子がぐずらないようにと、ミニカーやらプラレールやら持って行き、遊ばせながら、なんとか無事終わったものの、全く会議に集中できなかったあせる


あれから4年…あれ?きみまろみたい!?

息子は少しは空気が読めるようになっていた(笑)

ワタシの職場に着くと、親戚のおばちゃん…いやいや、職場の先生達が(笑)
『や~、久しぶりやなぁ~大きなって~♪』
と次々自分たちの夕飯を分けてくれた。

前は、職場に連れてきてもワタシの陰に隠れて満足にリアクションもしなかったけど、今回は次々いただく夕飯を
『めっちゃ美味い!!』
とたいらげていく。


会議が始まった。

息子はワタシの横で、まるで一見、会議に参加してるかのように、ドリルを解きだした。


最初は、そんな息子をみんな微笑ましく見ているほのぼの系会議だったが、ほんとに集中して黙々とドリルをし続けるし、会議の内容も次第に込み入った内容になってきて、いつしか、ほのぼの系でなく、いつも通りの真剣な雰囲気になっていた。

息子よ、ホンマにありがとうm(__)m
と心で土下座しつつ、ワタシも息子の存在が気にならなくなった頃…


みんなが一気に
『ブッにひひ
と吹き出した。

隣を見ると、息子がさっき夕飯用に慌てて家で握ったおにぎりを、それはそれは幸せそうに頬張っていたあせる


さっきは、みんなが夕飯わけてくれたし、おにぎりはもういらないと言ってたのに、小一時間したら、軽く小腹がすいたみたいなのだ。


空気を読むだけでなく、笑いまで取りやがったよべーっだ!

おぬし、やるのうにひひ

ホントに、少しずつだけど、息子なりにたくましくなっているんだな。


保育園時代は
『なんでこんなに、ワタシにベッタリで、グズルんやろ?愛情不足なんか!?』
と保育士とは思えない考えがよぎったものだが(笑)


やはり、乳児時代にたっぷりどっぷりごてて、甘えて、抱っこされまくったら、個人差はあるだろうが、時期が来れば、ある日、フッと
『あれっ!?』
と小さな自立の一歩を感じることができるのは、間違いないようだ(^o^)


保育園で名物となるほど、朝のバイバイができずに大泣きしていた息子がそうなのだから、間違いない(笑)

今、乳児子育て真っ最中で
『こんな甘えん坊で大丈夫なんやろかあせる

と不安に思うことがあるお母さん!!

自信を持って言おう

大丈夫だぁぁぁチョキ


その抱っこは、その大ゴテに付き合った疲れは、決して無駄にならないよぉぉ!


って、五年前のワタシに言ってやりたい(笑)