保育士母ちゃんのドタバタ日記 -14ページ目

保育士母ちゃんのドタバタ日記

育ち盛りの息子がひとり、現役保育士母ちゃんです

息子が明日の時間割を合わせている。


4月の入学当初は、
『忘れ物をすると、最初はそれが心のキズになったりするので、お母さんも確認してあげて下さいね』
とお便りに書いてあり、私も入念に確認していた…つもりだった。


言い訳だが、4月は提出しなければならない書類やプリントがいっっぱいあったのだあせる


授業が始まって、三日目の風呂でのこと。

息子が半ベソで言った…

『お母ちゃん、学校で使うキョウカショっていろんな本、ボクはいつ買ってもらえるの…』

!?




『はっっっっっっショック!


教科書はきっちり本棚にワタシが片付けていた。
息子はそれに気づかず、三日間、ボクはまだ買ってもらってないんだ…と、思って、隣の子どもに見せてもらっていたらしい…


ひぇぇぇ~あせる


キョウカショも

シュクダイも

イチから説明しなければならなかった、あの日々がなんか懐かしい。


今ではいっちょまえに、
『校舎』
とか
『音楽室』
なんていうもんなぁ♪


そんなことで成長を実感するワタシもワタシやけどガーン
息子と夕食食べてたら急に
『なあ、なんでボクはお母さんとこに産まれたん?』と真顔で聞かれた…


息子は時々、こういうドキッとするような事を言う。

あのちっちゃい頭で、スゴいいろんな事を考えてるんやなあと可笑しくなる。

私は逆に
『お母ちゃんは逆に、なんでお母ちゃんのとこに産まれたんか聞きたいわ』
と言った。


すると、息子は
『どのお母ちゃんになるか、自分では決められへんかったみたいやねん。あんまり覚えてへんけど。』
と言うので、思わず爆笑した。

でもその後

『でも、ボク、当たりやったわ♪』


うーん、息子は母心わしづかみにするのがウマイのぉべーっだ!


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ただいま一年生の息子は、早産だった。
今でこそ逃げ足まで速くなったがガーン一才八ヶ月まで歩かず、八ヶ月検診の時点ではお座りも不安定で引っ掛かり、二歳まで、脳性麻痺児や肢体不自由児が通う専門医療機関に通院していた。
結局、障害ではなく、発達がどんくさいだけだったのだか、(笑)
この約二年間は、思い出すだけで涙がでるほど、辛く、いっぱい悔やんでいっぱい悩み、今となっては、いろんな事を考え、人として、母として、保育士としても得たものが多く、なおかつ濃かった年月だった。


特に、息子が十ヶ月の時に、保育園に入園し、私も復職してからは、息子の通院と仕事とで、毎日が嵐のように過ぎ、何が何やらわからない慌ただしさだった。

逆に慌ただしくしていないと、育児ノイローゼになりそうな精神状態だった。

息子が通っていた保育園は、保育士と保護者の関係が密で、クラス懇談会が月に一度あった。
みんなで車座で座り、子どもの園での様子を聞いたり、保護者も気楽に喋ったり…
ダンナや仕事の愚痴や悩みも出たりして、ほんっっっとに楽しいひととき♪

月イチで集まるから、自然と親同士も男女関係なく仲良くなり、自分の子ども以外の子どもも、今もまるで親戚の子どものように、可愛いニコニコ


でも、当時のワタシにそんな余裕は皆無だった。

本当にしんどくて、悩みすぎで、息子の担任以外には相談などしていなかった。

ある日、私は懇談会出席の為に保育園に到着。 復職したばかりで、ヘロヘロ、息子の通院もあって、正直、懇談会を欠席して寝たいとさえ考えていた。

まさかそんなこともできず、ワタシはあえてテンション上げた。
担任や準備担当の保護者が、テーブルを出して準備していた。

ふと、テーブルにロールケーキがあるのに気づいた。
『どうしたん?ケーキケーキ何かのお祝い?』と周りの人に聞くと

『ああせるそうやな、何でかな~あせる
とみんな、目をそらして行ってしまった…


私がいつもバタバタしていて、余裕がないから、他の保護者も
『あの人、ちょっと…』
みたいに思われたのだ…と泣きそうになりつつ、席に座り、暗い気持ちで、その日の懇談会はスタートした。今日は途中で帰ろうかなと思っていた。


すると、司会進行役の保護者がこう言った。
『今日は、やっと正ちゃん(息子)が歩いたと言うことで、先生と私達で少しずつお金出して、お祝いのケーキがあります!』

サプライズだった。

私はこの瞬間を一生忘れないだろう。


誰にも話してないつもりだったが、クラスで歩けないのは息子だけで、そんな息子を見る私の姿で、まわりは気づいてくれていたのだ。

息子が保育園ではじめて歩いた日、担任が日誌に大ニュースとして書いてくれたのだが、その日誌を読んで、何人もの同じクラスのお父さんお母さんが涙ぐんで喜んでくれたと後から聞いた。



衝撃だった。


私が、いかに我が子しか見てなかったか…


保育士をしていて、我が子を見るのでイッパイイッパイになってる保護者をフォローする立場にあるのに。

みんなでケーキを食べながら、まるで両肩に重くのし掛かっていたモノが、パラパラと崩れていくのを感じた。


独りじゃない。

はっきりそう思えた。


そして、私も誰かを独りにしてはいけないと思った。

早産で発達がどんくさい息子のおかげで、私は人として大切な事に気付き、大切な友人ができ、そして何より保育士として、保護者の思いに寄り添える幅が増えた気がする。

ま、身体の幅も増えたんやけど(笑)
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