え~・・・番組の途中ですが
(じゃなくて、制作説明の途中ですが~
)
昨日、受講した、ラスター彩についての講座が素晴らしかったので
備忘録としてアップさせてください。
11月2日、私が所属するJ.P.P.A.主催で、ラスター彩について学ぶイベントがありました。
午前は、イスラム陶磁史に精通され、数々の著書を出されている岡野智彦先生の
イスラムのラスター彩陶器に関するお話。
午後は、花島悦子先生の、現代の上絵付けに使えるラスター彩の技法について
サンプルをたくさんお持ちいただいての、ワークショップでした。
まず、午前の岡野先生のお話に、驚きました。
中近東で多く出土されるラスター彩陶器は
考古学的研究で、いろいろなことが推測されてはいるものの、わからないことだらけ。
技法を書き記した文献がないので、今では、中近東では誰も作ることが出来ずに
復元に成功されたのは、日本の多治見の陶芸家の方だそうです。
(苦労の末に再現された、その陶器の実物も見せていただき、ロマンを感じました。)
イスラムの年表と地図を、その都度、参照しながらの、
主に6つのタイプのラスター彩陶器の歴史的背景や、その特徴についてのお話。
また、それぞれの陶器の実物を、各人にまわしてくださったので
J.P.P.A.のお仲間と、かけらを手に取ったり、ひっくり返したり、
それぞれ感想を述べ合うことが出来たのも、有意義なことでした。
もちろん、私語などは一つもなく
私も用意された6ページのレジュメが、真っ黒になるほどメモを取りました。
私自身は、以前、エジプト文明をテーマにディナーセットを作ったり
それでテーブルコーディネートをしたこともあり、
古代文明や、中近東の文化にはとても興味があります。
昨日見せていただいた、ラスター彩陶器をイメージに
いつか自分の作品に生かしたいと思いました。
午後は、花島先生のラスター技法の時間。
先生がご自分のご著書でも紹介されている「墨はじき」の技法を
実際に見せてくださいました。
カットブルーという、ラスター専用のマスキングリキッドが市販されていますが
それとの違い、場合によっての使い分け方、墨の選び方なども細かに説明がありました。
(私自身は、ギャラリーへの搬入があったので、デモの前半で退出。
後半のラスターの塗りかた等については、受けられず残念でした)
J.P.P.Aは、絵付けの先生たちの団体なので、メンバーは、絵付けの大先輩の方々ばかり。
入った当初は緊張していましたが(もちろん、今も緊張します)
全員女性、同じ趣味、それもお教室を開くくらい、どっぷりはまっている方々との空間は
なんともいえず、居心地が良いものがあります。
午前の講義と、午後のワークショップ、
左脳と右脳、両方へ刺激を受けた、有意義な一日でした。
(その後、額装された作品を抱えて、御茶ノ水のギャラリーへ移動。
ふ~、濃い一日で、今日は朝から筋肉痛です・・・)
今回の作品 touch meについては、次のブログに続きます。