絵:パピルスもようのセット | 小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室

小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室

城下町小田原。緑豊かなお寺の一室で、磁器上絵付け、ポーセラーツの教室を開いています。
少人数のサロン形式ですので、それぞれの方のペースに合わせて、丁寧にご指導いたします。


あすなろペインター日記


今日は、下から2番目の「中プレート(ケーキプレートよりは大きめ)」と「チョコレートカップ」について。


両方とも、古代エジプトの壁画にもよく見られる「パピルス」を図案化しました。

本当のパピルスは、草なので青々をしていますが、私は穂みたいになっている葉の部分を朱色にしたいと思いました。





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やっぱり見本だけではわからないものだなぁ・・・と今回実感したことがあります。


タイルで実験したとき、下段の小豆っぽい赤(絵の具名:ポンパドールなど)でほぼ決まりだったのですが・・・後ろ髪を引かれる思いで、当初希望の鉄系朱色(マイセンレッド)を実際のお皿にのせてみたら、これが驚くくらい綺麗だったのです。見本は一つしか描かないこと、タイルと白磁の色や質感の違いでしょうか。





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これは第一焼成(ペン描き)のあと、色をのせて焼いた第二焼成。

白磁が真っ白なので、さわやかで本当に綺麗でした。

確かフランスの磁器メーカー「ベルナルド」にこんな色合いシリーズがありましたね。


これに、もう一度マイセンレッドのグラデーションを入れて第三焼成、穂先に金下盛りを入れて第四焼成、金の線描きの第五焼成で出来上がりました。朱色の上に金のラインを入れるかどうか、ずいぶん迷いました。それくらい、綺麗に発色したのです。今回は作品展ということで金ラインを入れましたが、実際にセットで作って使うなら、金なしも素敵だと思います。



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チョコレートカップの第一焼成前。

今回ふたつきのチョコレートカップを使ったのは(たまたま手持ちであったということもありますが)、このセットがなかなかスグレモノで、写真左のソーサーにカップの蓋がぴったりおさまるのです。カップ&ソーサーとしてだけでなく、コースの途中で、ソーサーと蓋の組み合わせて、何か小さいお料理をいれて使ったら素敵だと思います。デザートもいいかも。


このソーサーは、第一焼成はリム部分、第二焼成はラスター、第三焼成は三角のとんがりにドットの盛り、リムの金色は位置皿と同じ製法、第四焼成は金彩の順で作りました。




あすなろペインター日記



おまけ画像。


この朱色だけの状態が美しくて、つい写真に撮ってしまいました。


この感じ、好きです。






お知らせ・・・・・



今日午後10時より、NHKBSプレミアムで、先日ブログに書いたポアロ新シリーズ始まります。

いつものとおりなら、タイトルのロゴが、アールデコしています。


アールヌーボーとか、アールデコは、直接知っているわけではないのに、どうして懐かしい、親しみやすい感じがするのでしょうね。資生堂など昔の化粧品のパッケージを、母の化粧台で見ていたからでしょうか。