先日の作品展で、こんなコーナーがあったのを覚えておいででしょうか。
実はこの2枚のお皿には、いわれがあります。
もうずいぶん前のことになりますが、古い友人が数年に及ぶ中近東駐在から
帰国することになってそのお祝いのディナーのために作ったのです。
彼が滞在したのは、イラクでフセイン政権が倒され、日本人が人質になったり
また命を落とされた方がいらしたり・・・と大変危険な頃でした。
そして無事帰国したお祝いに私が思いついたのが、私自作のお皿による
エジプトディナーです。
お店は、シェフと親しくさせていただいている
渋谷東急セルリアンタワー内の「スーツァンレストラン陳」さんに決めました。
そしてまずアミューズ用に作ったのがこの2枚なのです。
黒の転写紙をカッターでカットして貼り、第一焼成。
それをマスキング、スポンングして第二焼成で完成です。
彼にはご飯をご馳走するね、とだけ告げてあとはサプライズたったので
「エジプトをテーマにした席」がわかりやすいようなお皿にしました。
まずはアミューズです。
もうこの時点で、「あれ?」と気づかれたように思います。
(仕掛けたほうは緊張して、あまり記憶にありません・・・)
お皿の数が少なかったので、1回のコースの中で
シェフには同じお皿を何回も、使いまわしていただきました。
「1番始めを砂漠プレートに」とだけお願いして、それ以外は
お任せだったので、私も次は何が出てくるのか楽しみでした。
アミューズとはずいぶん感じが違いますね。
この項、明日に続きます。



