曇天の祝日の駅までの道の人通りは少ない。玉川上水駅の改札口はバスケ関連グッズをザックにぶら下げたジャージ姿や学生服のグループが目立つ。今日の試合会場は都立東大和南高校。会場への線路沿いの道は団地や美しい外観の医療センター等が建ち並び良く整備されていた。只、騒音対策の為か、設けられた線路側の広い綠地帯のケヤキや桜は手入れ不足で街路樹にしては違和感覚えるほど巨木になり枝は車道まで覆い緑の影を濃くしている。

石神井高校今日の試合は4回戦(BEST32)、対戦相手は都立東村山西高校。新人戦支部大会4回戦で敗退し本大会進出を逃した石神井チームにとってはBEST32進出はどうしても達成したい目標である。

東村山西高は展開力あるガードと2人の万能型痩身高身長の選手が有機的に動き加点してゆく。ディフェンスの強度はないが長身選手がリバウンド戦を制し有利に試合を進める。

石神井の強度あるディフェンスが効を奏すか。

◼️2026年度バスケ関東大会男子東京都予選Cブック4回戦

4月29日(水·祝)

会場:東大和南高校

石神井高校vs東村山西高校

1P

石神井28:21東村山西

石神井変わらぬスタートメンバー。冒頭より強度あるマンツーマンディフェンスが相手のミスを誘うも、シュートミスや東村山西に攻守のリバウンドに絡まれ対抗される。


2P

石神井25:12東村山西

2年生シューターを投入。

スリーポイントシュートが高確率で決まり始める。3年生シュターも誘われるようにスリーを決め始める。


3P

石神井31:17東村山西

3年生ポイントゲッター3人や

ポイントガードもスリーポイントシュートを連続して決めベンチ、応援席は大歓声。チーム全員がシュートに対する意欲や自信に溢れチーム全体に伝播してゆく。

東村山西ガードも意地のロングスリーを次々決め対抗。

4P

石神井16:21東村山西

ベンチメンバーを投入確実にミドルシュート決め東村山西スタメンと対等に渡り合うが2年生チーム投入後は得点が伸びず相手に有利に試合を運ばれた。

TOTAL

石神井100:71東村山西


高確率で決まったスリーポイントシュートでイージーな試合展開になったが、もう一段強度やサイズが上がったディフェンスでスリーポイントシュートを決められるか疑問である。ほとんどの得点がショートカウンターやロングシュートという派手な展開だったが内容的にはセットオフェンスからペイントエリア内のプレーが見られずバランスを欠いた試合内容だった。

様々理想はあるが新人戦支部大会敗退から良く勝ち上がった。BEST32入り

石神井チームにとってこの結果は2024年度新人戦BEST16以来の好成績


◼️2026年度バスケ関東大会男子東京都予選Cブック5回戦(BEST16決め)

4月29日(水·祝)

会場:東大和南高

都立石神井高校vs私立保善高校

保善高校は4回戦東京朝鮮高校との中盤までの接戦を最終的には地力で押しきった。

朝鮮高校はハンドリングやトラベリング、イージーシュートミスを犯し保善高校はミス無く確試合を決め切った。

S級のスピードを誇るNo.0のパスワークとフォワード陣との連携プレー、3人の長身マルチプレヤーがロングシュートやインサイドで得点してゆくチーム。新人戦の頃の強引なプレーは影を潜めていた


1P石神井11:26保善

石神井のプレスを保善No.0が驚異的スピードで突破して行きパス展開で得点してゆく。

石神井セットオフェンスでドライブインやカットインを試みるが保善の高さのディフェンスに迷いが生じ得点できない。前試合絶好調だったスリーポイントシュートも微妙にタイミングがずれ得点できない。イチピリからビッグランを許した。


2P

石神井11:15保善高校

1Pでビッグランをした保善高校は前試合終盤で両足に痙攣を起こしていたNo.0をベンチに下げてプラン通りの展開に持ち込む。石神井はディフェンスで活路を開きハーフコートディフェンスで粘り強い当たりで得点を許さない時間帯が続くが石神井も得点が伸びない。


3P  

石神井  6:21保善

保善再びNo.0を冒頭より投入。

展開力は上がるが石神井もゾーンプレスで対抗。両チーム得点が入らない時間帯が続くがインサイドとリバウンド戦の均衡が保善のセカンドユニットの投入により崩れた。正確な外角からのシュートに点差がひらいた。


4P石神井23:22保善

両チームベンチメンバー同士と2年生チーム同士の戦いに。同じ第4支部所属校、2年生チームは10月の新人戦で対戦する可能性もある。

TOTAL

石神井51:84保善

完敗である。

4回戦のチーム全員がスリーポントシュートの絶好調さから5回戦でも・・と夢見たがそうそう甘くない。シュートは水もの。

3回戦と4回戦では個人のサイズが大きくなりディフェンスの強度が違うことは重々分かっているのだが。3回戦まで通じたプレーが効かない。石神井の選手各々骨身に凍みたことだろう。

次大会までにどれだけ対策をたてられるか。特にオフェンスに改善余地がある。スリーポイントシュートにしてもワンオンワンにしても個人のスキルにたよりがちな石神井はサイズアップした強力なディフェンスの前に無力だ。対しチームプレーや連携でフリーを作るパターンを持つチームは得点の波が小さい。

多様なチームオフェンスパターン。

新人戦で露見した脆弱性が改善されていない。

朝見た植樹滞と同じ違和感を感じる。

チーム内にまだ手をつけていない未整備な部分がある。

強力なセンターはいないが例年に無く高い得点スキルを有する選手が多くセカンドユニットも充実している今年の石神井チーム。スキルを生かすプレーを仕掛けないと勿体ない。次大会まで期間は短いが戦術を明確にして訓練すれば変貌を遂げるのではないかと期待してしまう。ピックアンドロールプレーがその鍵ではないかと思う。

孤立がちな各プレーヤーを繋ぐシステムの構築。多くを望まずひとつのパターンプレーに集中して習得するようにすればと思う。


《波持って来い、波モッテ来い、ナミモッテコイ、ナミナミナミナミ~ナミ~モッテコイ》とベンチや応援団が調子を合わせて連呼する応援パターンを良く聞く。誰が波を持って来るのか?個人では無い。チームがチームプレーで波を呼び込まなければならない。波に乗れるプレー、波の振幅を小さくするプレーの獲得が必要。


5回戦(BEST16)以降の試合はレフリーが正規の3人体制になり試合仕様がグレードアップする。別の世界に踏み込んだ緊張感に試合会場が包まれる。特別さ、重さ、尊さを誰もが認める舞台。高校生活の多くの部分を部活に費やしているバスケット部員に到達して欲しい舞台。母校のチームならなおさらである。自分自身の努力に対し誇りを感じる瞬間。若い後輩がその場に立ち様々な特別な思いを感じて欲しいと思う。勝ち上がりBEST8決めの試合は更にステージが上がる。故に多くの学校のチームがBEST8、16を目標に掲げる。


もうすぐ、石神井高校の最大のイベントである体育祭が開催される。例年、準備期間と開催日が次大会(インターハイ予選)の期間と重なり、石神井バスケ部の成績は関東大会に比べ下がる傾向にある、チームにとって難しい大会。学校全体が1ヶ月間の準備間中に様々な体育祭関連の行事で学校生活の日常が特別なものになるからではないかと推察する。誰もが心が踊るだろう。

3年生にとっては最後の公式戦インターハイ予選。

久しぶりに力が備わり可能性があるチーム。故になかなか巡って来ないチャンスを生かして欲しい。