到着時の北天低空には、水平線上10度近くまで靄の層が広がっています。ISSの通過は19:25頃で、何を勘違いしたのか、20日の通過経路と間違って撮影アングルを設定してしまいました。19日は彗星の下、20日が彗星の上の通過です。画像処理の後、彗星を中央に配置したトリミングでどうにかそれらしく。

ISSは薄い靄の中を通過、彗星はかろうじてモヤ層の上
雲と靄の層は、時間とともに北東に流れています。時間を追って試し撮りをした画面でも、徐々に低空まで星が写ってきています。この分であれば、北中前後(22:00ごろ)の彗星の日周運動をとらえられそうです。適度な望遠にして、北中の前後1時間程度を連続撮影に取りかかりましたが、開始30分ほど経過したその時、防潮堤の背後から一艘の漁船が現れ、強烈な照明が真正面から当たることと相成りました。
漁船員の動きが分かるほど、すぐ目の前での出来事です。まさか、岩場の浅瀬が漁場だとは思いもせず。北中前後の30~40分間しっかりワカメを採っていただきました。いつもの通り、深夜23:00頃からの出漁だと予想していましたが、早めの漁をする船が2艘ほど海に出ていたようです。おびただしい数の海鳥に囲まれて、波にもまれながらの重労働です。

21:20~21:40、3分ごとの日周運動・・・順調でした

突如右から現れ船いっぱいに収穫した後に帰港
彗星が東の空に回ってからは、望遠鏡により、彗星の星間移動の撮影です。移動量はそれほど大きくはありませんので、長時間の連写モードです。少々疲れもありましたので、カメラ任せで数時間の仮眠。23:30~03:00に撮影された画像を確認したところ、00:00~01:00には雲が通過したようで、30秒露出の100コマ以上にわたって真っ黒な画面が続いています。寝ている間の出来事でした。

01:30~03:00の30分ごとの4コマを合成
結局、動画は作ってはみたものの、「おいしい」時間帯の画像がないこともあり、今回はボツ。1時間での移動量は2分強と小さく、月明かりの中での撮影で尾が淡くなり、好条件の空を待って再チャレンジとします。03:30頃には、東の空はすでにジワ~っと明るくなり始めます。アップ画像ではわずかに空が青くなり、淡い尾の全体像をとらえることはできませんでした。

20日03:30