この後、通常の、星団と二重星の観測と撮影をしながら、合間に休憩を取りつつ、朝のISSの通過を待ちます。真北に見え始め、十分な高度を取って、南東の空で見え終わりとなる予報です。夜半には多めの雲が出てやや心配しましたが、ISSの通過時にはほぼ快晴の空となって、月明かりの中を堂々と進む輝きを出迎え、そして見送ることができました。

月の出1時間で雲に阻まれ・・・

最大仰角52°光度-1.4等
一旦帰宅して、撮った分の画像処理を済ませた後、再び沿岸へ。今度は陸前高田市~大船渡市です。今回は大きな目的があります。昨年1月~3月、震災被害から1年を経て、岩手県沿岸地域はどう復旧・復興しているだろうかが気になり、自分なりのやり方で記録していこうということで、「星景で見る:沿岸地域の一年後」として、各地の撮影を行いました。
やがて丸二年を迎えますが、去年撮った画像を見ながら、その一年後はどう変わってきたのかを検証するために、再び撮影を開始しました。「岩手県沿岸地域:一年後と二年後」として、3月まで各地を訪ねることとします。撮り始めの陸前高田・大船渡では・・・全体を一言でいえば、「変わってない」が印象です。少々「こぎれい」になった感はありますが、根本的には同じ状態が続いているのではないでしょうか。

道の駅「高田松原」

道の駅から見る高田松原方面

大船渡市、サンアンドレス公園展望台からの眺望
そして、この日の朝のISSは、南西の空高くから、南東に向かって-2.0等が駆け抜けます。撮影場所は、あれこれ検討の結果、碁石埼灯台としました。ちょうど海が開けて見える方角に当たり、灯台の光といいコントラストができると考えました。低空までほぼ快晴で、圧倒的な輝きをもって、通過していきました。

さそり座をかすめるように南東の空へ
31日、内陸にも快晴が訪れました。風もなく、全く寒さを感じない夜で、滝沢村の相の沢、よく観測に訪れている路側帯です。月が出るまでは、星雲・星団・銀河・二重星の観測と撮影に集中し、スライド動画用の月の撮影前に、牧野から望む岩手山を比較明撮影してみました。

月明かりの中でも星いっぱい
2月は、これといった天文現象はありませんので、通常観測を中心に、沿岸巡りを差し挟みながら、あちこち出かけてみます。ちょっと気になる場所(観測地)が見つかりましたので、ケンタウルス座のオメガ(ω)星団に再びチャレンジしてみます。断崖の端っこですが・・・危険はない・・・はず。