ガイド撮影と、リニア彗星の観測・撮影も予定していましたので、望遠鏡を設置し、カメラのピント調整のために木星を導入したところ、衛星が5つに見えます。乱視が極度に進行したのではないかと、一瞬愕然としましたが、予報位置と比べてみたところ、どうやらおうし座の恒星が間に入り込んでいるようです。その色合いから見て、赤色巨星と思われます。

明るさも同じぐらいで違和感なし
流星群が極大を迎えるまで、リニア彗星の撮影。この夜は、ぎょしゃ座の散開星団M36との接近が楽しめます。最接近は04:00ごろのようでしたので、それまで近づいていく様子を定期的に撮影して合成すれば、面白い画になりそうです。300mm望遠にて、1時間ごとに撮影し、最接近時には1000mm直焦点でのアップ撮影、という計画。
19:00から始めて、23:00まではまずまずの空模様でしたが、00:00前から雲が広がりだし、ついには雪。約3時間にわたって、降り続きました。予報どおりと言えばそれまでですが、ちょっと雪雲がずれて欲しかったところです。再び快晴が訪れたのは03:30を過ぎた頃。彗星は、星団の間近まで移動しています。最接近時の様子を撮ることができて、めでたし。

3日19:00~23:00の1時間ごとの画像を合成

4日04:00の最接近
そんなこんなで、流星群の観測がメインの一夜のはずでしたが、曇る前の南~西空に向けたカメラでは1つもとらえることはできませんでした。北の方向に流れたのが数個程度でした。04:00ごろには、下弦前のやや大きめの月が南中の頃でしたので、北の空、北斗七星を中心にした範囲にカメラを向けてガイド撮影です。
放射点(りゅう座とうしかい座の境目辺り)も十分高くなり、月明かりの中でも間違いなく「しぶんぎ」とわかる流星がポツリポツリと流れます。この日の最大は、04:30ごろに出現し、月に向かって飛んだ長径路のものでしたが、さすがにその方向にカメラは向けていません。記憶の中に残した、ということで。

05:00台の3個を合成
さて、今年の運試しですが、100%満足とはいかないまでも、それらしい流星はけっこう見られたし、彗星も捉えられたし、偶然にも、木星の5衛星(?)にも遭遇したし、ということで、「吉」とまとめておきます。話題の天文現象が、今年も盛りだくさんですので、頑張って全部見ることとします。
6日からの週は、月の撮影を中心に、リニア彗星とおうし座(ヒアデス星団)の接近など、連続して観測したいところ。天気の具合は、やはり沿岸地域が吉と出ています。新月前の細い月と地球照の撮影なども行いたいので、やや長期滞在のつもりで出かけてみる予定。宮古~釜石~大船渡を行ったり来たりとなりそうです。