18日、ISSはオホーツク海上空を通過。盛岡は最大仰角13°の予報でしたが、少し北に行けばもう少しは高い位置で見られそう。そこで、普代村の黒崎へ。ここはちょうど北緯40°で、通過する北側に海が開けて見えます。低空に雲がなければ、少々暗くても見えるはず(この日の予報光度は0.4等)。

雲が流れて間に合いました
この先しばらくは、こんな感じの通過が続くようです。さて、観測、と思って駐車場で準備をしながらふと海の方を見やると、光の柱が何本も立っているのが見えます。海を見晴らすところまで歩を進めたところ、沖合の船(イカ漁か?)の漁火からまっすぐ雲の中にビーム状の光が立ちのぼっています。
地平線を見渡すと、その数10本以上。その場で「いさりビ~ム」と名付け、写真に収めてみました。帰宅後に調べたところ、「漁火光柱(いさりびこうちゅう)」と呼ばれるもので、上空に氷の結晶が存在する場合に、光が反射して見える現象のようです。確かにこの日は、キンキンに冷えて、星も冴え渡り、おまけに夕方の早い時間帯には、海からビュンビュンと風が吹きつけていました。

林立する柱のごく一部
ひとしきり、いい物を見たあとは、通常観測へ。予定では、二重星と春の星座の星雲・星団・銀河で明け方まで、でしたが、夜半過ぎから薄い雲・厚い雲が交互にやってきて、スッキリした星空が長くは続きません。しかも、東の空は終夜明るく、どうも思惑どおりには行かないようです。

名のある主なものだけ
二重星(三重星・四重星)は、撮影するのはデリケートな条件が必須です。風があると像が揺れてしまうし、ピントが甘いときっちりと分離してくれません。条件的に最良ではなかったこともあり、固有名をもつ、有名どころのみの、「試運転」といった位置づけでいくつか観測し撮影したのみ。
乾燥した沿岸は、風のない快晴の夜空にさえ出会えば、素晴らしいシーイングの、鮮明な像を得ることができます。ここからは月が徐々に太ってきて、月末にかけては本格的な観測はお預けですが、それはそれとして、月を見たり、比較明撮影をしたりと、やりたいことはいっぱい、いっぱい。