当日の天気予報によれば、この時間帯は内陸ではほぼ絶望的。沿岸の、しかも北部のみが晴れの可能性がありそうです。観測地に選んだのは、田野畑村の北山崎。通常観測では、特に冬場は何度も訪れていて、土地勘も十分ですし、園地内の「白花しゃくなげ荘」さんとは交流もあります。迷うことなく現地に向けて14時前に出発しました。
早い到着の理由は、17時頃には南東上空をISSが好条件で通過するからで、方角的には北山崎を前景に最高の経路での航行です。最大仰角47°光度-1.6等と、これまたほぼ最良の条件。現地に着いてさっそく展望台へ。16:30ごろにはほぼ全天が雲に覆われています。少しでも晴れ間が出ることを祈りつつ撮影準備。すると、通過の15分ほど前になって、南側半分の雲が一気に南東目指して流れていき、ISSが通る「花道」がポッカリと開いてくれました。

雲の流れ方が急速
撮影後、「しゃくなげ荘」オススメの「元祖磯釜めし」に舌鼓。体も暖まって、駐車場にて観測の準備をし、20時頃までは関係者(ご家族・ご親戚)の皆さんと観望会。木星・オリオン座大星雲・ベテルギウス・アンドロメダ大銀河・・・・。この時間帯はほぼ快晴で、きれいな天体を堪能できました。そして、21時頃からはいよいよふたご座群の観測・撮影態勢に突入です。
00時頃までは少々の雲は流れるものの、まずまずの空模様で、それらしい流星も流れ、時間とともに、小さいものがほとんどながら、出現数も順調に増えていきました。なるべく広く、多くの流星をとらえるために、メインカメラには魚眼レンズを装着しています。一つ一つは小さくなりますが、数多くを写して合成することにより放射点を確認できるようにするのが狙いでした。全天の半分ほどがカバーできますので、1時間あたり20~30は捕捉できるのではないか、と考えました。

13日22時台の3コマを合成(中央やや上が放射点)
日付が変わり、さらなる出現が見込まれます。が、0時過ぎごろから雲行きが怪しくなり、1時前には完全な曇り空。しかも雲が見るからに厚く濃い感じです。抜けるには相当の時間を要しそう。そしてその予想通り、再び晴れた空が現れた頃には3時を回っていました。後日の情報では、1時~2時台には、結構大きなものも含め相当数の流星が舞ったとか・・・。

左:03:28の流星/右:04:54の「人工衛星」
どうも消化不良気味の遠征ではありましたが、晴れの時間帯も少なくなく、「らしい」流星も見られたので、とりあえずはよしとします。早朝に撤収し、途中で仮眠の後に帰宅しましたが、道中盛岡まではずっと曇りや雨模様で、やはり全く星空は見えなかったとのこと。
ここ数年の傾向として、ふたご座群は極大後に大きな流星(火球)の出現の可能性があります。14日夜、天気予報は思わしくないものの、その可能性を求めて紫波町に出かけました。20時頃までは東の空を中心に星は見えています。ただし、霧が出てきていて条件的にはきわめて厳しい。21時過ぎからは、完全な曇り空となり、万事休す。ふたご群、また来年、ということに。