10月前半に見られる、ISSの好条件パスは、16日が最後でした。最大高度(仰角)が22度と、やや低い通過でしたので、滝沢村の新鬼越池で、水面に映る光跡を狙いに行きました。が、残念ながら、ISS通過時には弱い風があって水面が少々波立つ状況。その後、風が止んだのでしばらく待機して、水面が落ち着くのを待ってから、岩手山の真上にかかった北斗七星を映す池を撮影。

まだ明るさが残る西天

折よく、人工衛星(イリジウム衛星か?)も飛び入り
17~19日あたりは、新月を過ぎて、沈む月の地球照が見られる数日です。18日(月齢3)が条件的には最もよい日まわりですが、曇天にてアウト。19日の撮影となりましたが、やはりわずかに月が太りすぎて、月明かりが少々強かったようです。樹幹に沈む月にギリギリ間にあって撮影。望遠鏡の調整が間に合わず、アップ写真は来月までおあずけ。

馬返しにて撮影
月見の帰路、滝沢村内の県道通過中、「あの」ガスタンクが目に入り、ちょうどリンゴの収穫期でもあり、スイカとの対比は面白かろうと考えて、ついでにオリオン座も入れて撮ってみましょう、ということで数時間待機。ところが、北~東の空には小さな雲が次々に湧いて、なかなかシャッターチャンスが訪れません。わずか1~2分の隙をぬってどうにか撮影完了。

さて、今年のオリオン座流星群の極大は、21日13:00ごろと予報されており、日本では21日の明け方と22日の夜間~明け方が「見かけ上」の極大です。21日は曇り~雨の予報でしたが、沿岸北部は何とか天気がもちそうと判断して、北山崎に遠征しました。ところがやはり、21日の01:00ごろからどんどん曇りだし、あちこちでゴロゴロぴかぴか、そして02:00過ぎ、ついに本降りになってしまいます。
駐車場と展望台の、二元撮影を敢行中で、ちょうど駐車場カメラ(ガイド撮影)の操作をしていた時の降り出しで、機材にシートをかけて車に避難となりました。展望台カメラは、雲行きが怪しいこともあり、電源OFFでビニール袋をかぶせてはありましたが、強めの風が吹き出せば飛ばされてしまう可能性があります。結局2時間近くも降り続け、小やみになった時にはもう3時。何もできずにおしまいの一夜。

曇る前に見えた流星はこれだけ
翌21日の夜は、全県的に晴れ。今度は山に、ということで、八幡平市の県民の森へ。到着して、機材・撮影の準備の途中の21:50ごろ、オリオン座がまだ昇りきらないうちに岩手山の上を横一直線に明るい流星。明らかにオリオン群の流星で、長めの経路で結構大きい。その後を大いに期待させる1個でした。が、ふたをあけてみると・・・。ひょっとして、これが今宵一番だったのかも。

22日04:11、金星に向かって飛ぶ、ギリギリ「火球」

22日4時台に、オリオン座周辺に出現した3個を合成
「特大」流星の出現はありませんでしたが、事前の予報の割には、数はけっこう見られた今年のオリオン座流星群でした。ここ数年、オリオン群との相性は悪くないので、今年もまずまずと総括しておきます。次の、今年最後の大物は、12月に極大を迎える「ふたご座流星群」です。昨年は、北山崎で、緑色に光る流星をとらえています。今年はどんな姿を見せてくれるか、もう今から楽しみ。その前に、「しし座」がありますが、こちらは数的には期待できず。突発的な「特大」が見られるか、だけに注目です。