ただし、新月前は月の出が04:00ごろ、新月後は月没が18:00ごろと、観測や撮影の条件はやや厳しめです。どちらも、日の出が遅く、日の入りが早い時期、すなわち、晩秋から初春の時期でないとその姿をはっきりと見ることができません。自身、新月前の地球照を「まともに」観測したのは、ほぼ半年ぶりかと思います。

細い月と地球照(月齢27.7)

月の出(3分おきに撮影の8コマを合成)
10月の第二週、ISSの好条件パスが続きました。最大仰角は50度以上、予報光度もマイナス等級で、天候条件さえよければ、その長い経路を楽しむことができます。見える方角も、南あり西あり北ありで、いろいろな場所で撮影して、見比べてみるのも一興と思い、それぞれの方角に合わせて出かけてみました。結果は以下の通りです。

南:上坊の一本桜(八幡平市)

南西:銀河ステーション天文台(八幡平市)

北西:岩山展望台(盛岡市)

北:小岩井の一本桜(雫石町)
好条件がすべてそろった場所は、残念ながらありませんでしたが、それぞれで全部または一部の経路は確認することができました。天文台においては、通過の直前までは完全に霧に包まれていて、完全に諦めていたところ、5分前から急激に晴れ、慌ててカメラをセッティングして撮影できました。
岩手山は、この時期、どうしても雲に包まれる日が多く、撮影した4日間とも、頂上までスッキリ見えた日はありませんでした。ISSは、この後しばらく低空(高度10度程度)通過が続き、40~50度以上の高度での通過は月末まで待たなければならないようです。その前にあるのが「オリオン座流星群」ですが、週間予報では何とかなりそうです。出現数は、各種予報を総合すると、条件のよい空で、極大前後の1時間あたり20個程度か、というところです。火球(-2等級以上)も見られる可能性がありますので、運試しを兼ねて観測・撮影とする予定です。