昨年は、ヨーロッパ方面で大規模な出現があり、素晴らしい写真を見た記憶があります。今年のピークは、結局日本時間16:00ごろだったようで、8~9日の夜間には、ほとんどそれらしい流星を見ることはできませんでした。極大とされた時刻をはさんだ1時間では、「かな?」と思われるものが数個程度でした。しかも、暗くて経路の短いものばかりで、見栄え、写真写りからはやや期待はずれです。

8日18:55出現の、「かな?」流星

9日02:30出現の「散在」流星
多くの出現が期待できる今年の流星群は、今月のオリオン座と12月のふたご座を残すのみとなりました。ネームバリューで言えば、しし座もあげられますが、まだまだ出現が増えることはないでしょう。天気の周りが嫌なサイクルに入りかけた先月から今月初めでしたが、これから年末に向けて、ぜひとも好天に当たることを願うばかりです。
夜間の好天が徐々に増えてきています。ただし、湿度が高く、霧っぽい夜も多く、淡い天体の観測や撮影には苦労の日々ですが、7月から始めた、「星雲・星団・銀河」(メシエ天体、NGC天体)再撮影は継続しています。新しいカメラは、高感度に耐え、まずまずの画像を提供してくれています。季節ものですので、主なものすべてを網羅するにはあと数ヶ月、来年の2~3月ごろに完結、となりそうです。

M20(いて座の三裂星雲)と飛行機の光跡

M45(おうし座のすばる)と飛行機の光跡
そして、ISSが夕方の空に、好条件で見える(はずの)日が続きます。最大仰角50°以上で、長い経路の光跡を、(晴れていれば)楽しむことができます。撮影も数ヶ月ぶりのはずですので、かなり気合いも入り、撮影場所を事前に十分検討して臨んでいます。が、天気ばかりはどうしようもありません。ISSの通過後に晴れるとか、逆に、通過直前になって急激に晴れるとか、遊ばれているような感も。それはそれで楽しいんですけど・・・。

上坊の一本桜にて。通過1時間後に快晴

焼走り天文台にて。通過5分前に突然霧が晴れ
今後しばらくは、継続中の天体写真撮影、ISS追っかけなどを織り交ぜながらの通常観測が中心となります。そうこうしているうちに、岩手山から始まり、岩手の地は雪化粧しますので、「雪景と天の川」なんてぇのを少し撮ってみようと計画中。西に沈む天の川は、12月半ばまでは十分に観測・撮影可能ですが、方角的に場所はだいぶ限定されそうです。それが過ぎると、東の空から「昇る天の川」のシーズン。一年中見るものには事欠かない岩手の星空です。