動画に収録した以外でも、渋民公園(啄木歌碑)、旧渋民尋常小学校校舎、休暇村網張温泉、早坂高原、思惟大橋、焼走り、にて天の川を撮影しましたが、時間や天候などの関係で動画作成には至りませんでした。9月も末となり、暗夜となる頃には、すでに天の川は西の空に大きく沈み、これからしばらくは月明かりもあって、今夏の撮影はほぼ終了といったところです。しばらく後、冬から春先にかけては、東の空から昇り始める姿を撮影する予定とします。
この時期、秋から冬の星雲・星団・銀河の観測と撮影が中心となってきました。メシエ天体を始め、NGC天体についても、主なものは一通り撮影済ではありますが、新しいカメラとの撮り比べの意味も込めて、季節ごとに再撮影に取りかかったところです。スッキリとした秋空には、もう少し時間がかかりそうです。

秋の球状星団

夏~秋の惑星状星雲
春先に、知人から作成依頼を受けたのが、「星の明るさや色などの違いが一目で分かる資料」でした。小中学生から使えるようなものをということで、「岩手で見ることができる1等星」と題して学習シートの意味合いを込めたものをイメージして取りかかりました。
全天に21個ある1等星のうち、岩手では15個を見ることができます。残り6個は、南天を彩る星々で、北緯39~40度の地では全く目にすることができません。冬~春~夏の1等星は、時期を選んで「まとめ撮り」することで、14個までは意外に楽に撮影できましたが、最後に残ったフォーマルハウト(みなみのうお座:秋の1等星)がなかなかいい状態で見えてくれません。
この「南の一つ星」は、赤緯-29.5°ですので、北緯40度では、南中しても20度ぐらいまでしか昇らないので、空の状態が良くなければきれいに写りません。何度か撮影してやっとまずまずの画像ができましたので、シートにまとめて完成です。折に触れ、星(恒星)の撮影も継続しますので、より状態の良い画像ができた場合には、随時差し替えていくつもりです。

フォーマルハウトがやはりちょっと物足りない画像です
猛烈な夏が、ある日を境に突然にして秋に変わり、体と心が順応し切れていないようです。頻繁に観測に行く八幡平市の高地では、夜間の気温が10度を切るような状態で、ここ数日は日中の最高気温もやっと20度に届く程度。ひょっとして、今年の秋は短くて、冬は冬で烈寒(という言い方はないのかな?)の日々になるのでしょうか。日本の気候も、夏冬で両極端になりつつあるここ数年です。星空は、(目には)何も変わらないのですが。