9月上旬:まだまだ しつこく あまのがわ の おっかけ | イーティーズ・プレイスの星空観測行

イーティーズ・プレイスの星空観測行

岩手の移動天文台、「イーティーズ・プレイス」による、星空と天体の観測記録。 http://www.justmystage.com/home/etplace/

8月31日金曜日の夜、机に向かって椅子に座ったまま、棚に手を伸ばしてちょっとだけ体をひねったら、「クキッ、チクッ」とした痛みが腰に走り・・・。15年ぶり2度目のぎっくり腰です。その瞬間から日曜日の午前中まで、ほとんど横になったままで過ごすという羽目に。安静にしてるより他に手立てがないということで、腰を冷やしつつ、ただひたすら回復を待つ時間でした。

治り始めると、これもあっという間。ホントに何事もなかったかのように元通りです。そうなると、晴れた夜空を見て黙ってはいられないわけで。近場から始めて、中距離~長距離と移動距離を伸ばしながら様子見です。きちんと計画を立てて出かけたわけではないので、とりあえず夜空を見る、程度でまずは数日ほど。

9月上旬、天の川は19:00には南中し、以後どんどん西に傾いていきます。ここからは、前回に引き続き、西空の天の川を背景とした景観撮影が中心です。岩手山周りのいくつかの地点と、沿岸は田野畑の北山崎を撮影地としました。天の川の淡い光芒にとっては、下弦までの月明かりはかなり強烈です。



焼走りの岩手山。天の川はかなり淡い


渋民公園。同じく

月明かりがないと、せっかくの景観が真っ黒になってしまいますので、悩ましいところではあります。感度を上げすぎると画像が荒くなってしまいますので、適度に折り合いがつけられそうな条件で再撮影、というところでしょうか。方角と時間帯、撮影の感覚は確認できましたので、また次週以降に。

次に北山崎。数日前に、腰馴らしを兼ねて撮影はしていましたが、やはり月明かりが強いのと、ずっと雲がかかっていたこともあり、不本意な画にしかなりませんでした。今度は、第二展望台まで下りて、薄明から暗夜へと移る際の撮影と決めて出かけました。が、19:00過ぎまでどうしても雲がとれず、快晴となった時間にはすでにあたりは真っ暗、肝心の景観も暗闇です。逆に天の川はくっきり、「ぎんがけい!」を実感しました。



かなり感度を上げましたが・・・

撮影場所は、第一展望台から下ること360段、林の中に設置されていますので視野がやや狭く、タテ版での撮影としました。撮影中、突然藪からガサガサと。目の前に現れたのは「ハクビシン」のような顔模様の動物です。暗闇でしたのではっきりとはしませんが。ドキッと身構えた瞬間でした。帰路、国道45号線の谷にかかる思惟大橋を撮影。谷底に下り、見上げる構図としました。カシオペアから立ちのぼる、北方向の天の川がくっきりと見えました。


全長315mのアーチ橋

橋のない時代、彼の地への赴任者がこのあたりの山坂にさしかかり、行こうか戻ろうか迷ったのが「思案坂」、そこを越えたらさらに深い谷。それを目の前にして愕然とし、職を放り出して帰ったというのが、その名も「辞職坂」。今でも思惟大橋の谷に道が残り、ちょっとした観光ルートになっているようです。私は徒歩で越えようという気は起きませんがw。

天の川撮影は、今回分の再撮影を含めて、予定ではあと数箇所。同時に動画用にも撮っていますので、9月中には「岩手の天の川:夏編」という形で完成できそうです。「夏編」があれば「冬編」もあるわけで、これは東から昇る天の川を集めたものになる予定です。だいたい2月末あたりから撮影を開始して・・・って、気が早すぎますかw。