沿岸部は、晴れてはいてもこちらはこちらで強風注意報・警報と乾燥注意報が出っぱなしの日々。それでも晴れているのなら、ストレスをためて寒さに耐えるよりは遙かにまし。ということで、晴れが最も期待できそうな沿岸北部へ。ISSが北の低空を通過する姿も見られそうなので、画になりそうな場所ということで、普代村の黒崎まで足を伸ばしてみました。

漁火が雲に反射して海を照らしています
通過時刻の直前までは、西~北~東まで、筋状の雲に覆われ、低空は黒い厚い雲が広がっている状態でした。ISSの予報最大高度(仰角)が18°でしたので、半ば諦めかけましたが、20~30分前頃からすぅ~っと雲が流れ始め、わずか2分弱ではありましたが、その姿を収めることができた次第。上空のISSの光跡と、海に浮かぶ、港に帰ろうとする漁船の光跡が対照的な画になりました。
その後もしばらくは雲が出たり消えたり、消えたり湧いたりの繰り返しで、なかなかスッキリとしない状態が続くのですが、やっと20:00頃になって西の空から快晴の空がやってきます。特段の見ものがあるわけではないのですが、何度も見ている星雲・星団のあれこれ、銀河のそっちこっちなどを気の向くままに観測し撮影する。こんな時間も必要です。
快晴とはいえ、警報のとおり、西からの風が強烈です。周囲は林に囲まれているのですが、西風の通り道だけがポッカリと開いていて、そこから強さを増したような風が吹き込んできます。車を風よけにしても、完全に防ぎきれるものではありません。眼視は問題ないとしても、この強風では、頑丈にできている望遠鏡の鏡筒も揺れて、撮影は困難です。

突風にやられてこの通りブレブレ
それでも、風が弱まった隙を狙って撮った何枚かは採用決定。今回は、散開星団を中心に観測してみました。「星団」というものはどれも似たり寄ったりでそれほど特徴もないし、じっくり見ても面白味に欠ける対象、と考えた頃もありましたが、よ~く観察すると、それぞれの個性があって、並べてみると実に興味深い天体です。散開星団も球状星団も、いろいろな「顔」があって、もしかするとその中に文明を謳歌している異星人が暮らしているかもしれませんし。

こんなに近くに3つの星団が並んでいる景色も珍しい
深夜近くになり、強風とともに、西から雪片が運ばれてきます。上空は快晴のままですので、わずかに内陸に入ればきっと雪になっているのでしょう。少し雲も出てきた頃を潮時として、撤収。乾燥した空気で、顔面や唇がパキパキした感じです。寒さ対策は・・・ミッチリ着込んでいますし、広い駐車場で誰に気兼ねすることなく走ったり踊ったりすることで、体を温めることもできます。
帰路、予想通り、数キロ内陸に入ったあたりから雪が舞い始めました。そして、盛岡市玉山区の薮川~岩洞湖周辺~外山は、時折一時停車せざるを得ないほどの激しい地吹雪です。除雪車が深夜にフル稼働しているようで、心から感謝です。でも、二往復ぐらいしないと間に合いそうにないほどの降り方でした。峠を下って市街地に入ったとたん、ほとんど雪が積もっていないことを見てびっくり。04:00前には床に入り・・・目覚めて・・・外を見ると・・・雪が・・・。やっぱりね、そういうことですか。