
すでに雪景色

キュートな外観です
そのまま帰るのも何でしたし、しし座流星群の極大日でもあり、比較明と微速度撮影も兼ねて、ここは一つ朝まで、と決め込みました。月の出は22:00頃でしたので、それまで天文台の前に望遠鏡を設置して、ちょっと観測でも。とも思いましたが、何しろ山頂の吹きさらし、雪煙を上げて、時折車を揺らすほどの強風。
望遠鏡は諦めて、館の外観撮影に取りかかりました。20:00前から始めて、結局翌朝の05:00過ぎまで、約9時間(20秒露出で1400コマ超)にわたる撮影です。あわよくば、しし群の火球でも引っかかってくれればもうけもの、の期待空しく、流星はひとかけらも捉えることはできませんでした。空を横切る光跡は、飛行機また飛行機。
ペルセウスやふたごと違い、毎年コンスタントに出現する群ではなく、下弦前の月明かりもあって、大方の予報ではHR(1時間当たりの出現数)10~15程度のもの。しかも、当日の朝、某テレビ番組でしし群が話題になったりしていました。メディアが取り上げる流星群や彗星は、大概が期待はずれに終わるというジンクスは、やはりそのとおりなのでしょうか。しし群「らしい」高速流星はいくつか飛びましたが、途中の居眠りもあり、火球は目撃できず。
天気の方も、快晴の時間帯は長くは続かず、終始雲が出ては消え、消えては湧き出し、の繰り返し。2~3時間分の比較明画像が欲しかったのですが、最終的に、最長の快晴時間はわずかに32分。今後の天候や月の具合から考えて、今年は今回が最後のチャンスだったのですが・・・。また来年、ということで。

何となく中途半端な軌跡
おまけとして、18日未明にはISSが見られました。東海~関東上空を通過し、日本全国で目視可能という、滅多にない機会です。岩手での予報最大高度(仰角)は61°、光度-1.6等という、薄明をものともしない輝きで、朝焼けの中へと吸い込まれていきました。真上からスト~ンと落ちていく感じですので、最後の数分間のみ、画角内です。

東の空はもう明るい
山の天気は変わりやすい。晴れ~曇り~曇り~晴れ、とめまぐるしく変化します。風向きも雲の流れも一定ではありません。そして何よりも、「寒い」。夜半の時点で-6°、湿度は激高(90%まで計測する器械に「HH」と表示されました)で、カメラのレンズを暖めるためのカイロを、充電しては取っ替え引っ替え。バッテリーの消耗もだいぶ早く感じました。それでもとりあえず、画像と動画は(大満足とはいかないまでも)できましたので、よしとしておきましょう。