11月17日(木)~18日(金):天文台前で天体観測? | イーティーズ・プレイスの星空観測行

イーティーズ・プレイスの星空観測行

岩手の移動天文台、「イーティーズ・プレイス」による、星空と天体の観測記録。 http://www.justmystage.com/home/etplace/

下調べぐらいやっておくべきでした。一戸町の観光天文台、10月中旬からすでに冬期の閉館に入っていて、来年4月まで、半年間の冬ごもりです。周囲は放牧地となっていて、一面の銀世界。隣に見える奥中山高原スキー場も、ゲレンデが白くくっきり。本館の屋根にこそまだ雪はありませんが、門扉の向こうでひっそりとした佇まいです。


すでに雪景色


キュートな外観です

そのまま帰るのも何でしたし、しし座流星群の極大日でもあり、比較明と微速度撮影も兼ねて、ここは一つ朝まで、と決め込みました。月の出は22:00頃でしたので、それまで天文台の前に望遠鏡を設置して、ちょっと観測でも。とも思いましたが、何しろ山頂の吹きさらし、雪煙を上げて、時折車を揺らすほどの強風。

望遠鏡は諦めて、館の外観撮影に取りかかりました。20:00前から始めて、結局翌朝の05:00過ぎまで、約9時間(20秒露出で1400コマ超)にわたる撮影です。あわよくば、しし群の火球でも引っかかってくれればもうけもの、の期待空しく、流星はひとかけらも捉えることはできませんでした。空を横切る光跡は、飛行機また飛行機。

ペルセウスやふたごと違い、毎年コンスタントに出現する群ではなく、下弦前の月明かりもあって、大方の予報ではHR(1時間当たりの出現数)10~15程度のもの。しかも、当日の朝、某テレビ番組でしし群が話題になったりしていました。メディアが取り上げる流星群や彗星は、大概が期待はずれに終わるというジンクスは、やはりそのとおりなのでしょうか。しし群「らしい」高速流星はいくつか飛びましたが、途中の居眠りもあり、火球は目撃できず。

天気の方も、快晴の時間帯は長くは続かず、終始雲が出ては消え、消えては湧き出し、の繰り返し。2~3時間分の比較明画像が欲しかったのですが、最終的に、最長の快晴時間はわずかに32分。今後の天候や月の具合から考えて、今年は今回が最後のチャンスだったのですが・・・。また来年、ということで。


何となく中途半端な軌跡

おまけとして、18日未明にはISSが見られました。東海~関東上空を通過し、日本全国で目視可能という、滅多にない機会です。岩手での予報最大高度(仰角)は61°、光度-1.6等という、薄明をものともしない輝きで、朝焼けの中へと吸い込まれていきました。真上からスト~ンと落ちていく感じですので、最後の数分間のみ、画角内です。


東の空はもう明るい

山の天気は変わりやすい。晴れ~曇り~曇り~晴れ、とめまぐるしく変化します。風向きも雲の流れも一定ではありません。そして何よりも、「寒い」。夜半の時点で-6°、湿度は激高(90%まで計測する器械に「HH」と表示されました)で、カメラのレンズを暖めるためのカイロを、充電しては取っ替え引っ替え。バッテリーの消耗もだいぶ早く感じました。それでもとりあえず、画像と動画は(大満足とはいかないまでも)できましたので、よしとしておきましょう。