11月2日(水)~3日(木):さぁて、月下の紅葉狩り後編の始まり | イーティーズ・プレイスの星空観測行

イーティーズ・プレイスの星空観測行

岩手の移動天文台、「イーティーズ・プレイス」による、星空と天体の観測記録。 http://www.justmystage.com/home/etplace/

月明かりが戻ってきました。3日が上弦、11日満月、そして19日が下弦。月の光量から考えて、理想的には5日(月齢9.7)から17日(月齢21.7)あたりが比較明撮影向きとは思われますが、落葉は待ってくれないし、もちろん天気の善し悪しも。どうも、週末の天気は下り坂、来週になれば紅葉は終わってしまいそう。確実に晴れそうなのは3日の夜だけか?

その前に、ここしばらくは、ISSがほぼ毎日夕方に通過するのが見られます。10月31日は滝沢村の新鬼越池に映る光跡を撮影できましたが、2日には北の方角、3日は北西方向をまっすぐ駆け上がる姿、4日は北西から北東に長い径路、5日は南東方向に・・・と、天気さえ許せばいろいろな場所で撮ってみたくなります(というか、当然その気でいます)。

そこで、2日の16:30ごろ。雫石町は、小岩井の一本桜へ。ちょうど、出入り口が閉められるところでしたので、係の方に断って、駐車場出口の、閉鎖用チェーンの外側に車を停めさせてもらいました。やや雲が出てはいましたが、何とかなりそうな状態です。予報では、18時頃からは曇るということでしたので、通過(17:37~17:40)の時まではもちこたえて、と祈るばかり。


5秒間だけ見えました

祈り空しく、17:00を過ぎたあたりから、西からの雲が「もわぁ~」っと広がり始め、岩手山を包むような形に。肝心の、ISSが通過する方角は、完全に曇り状態です。それでもひょっとして、という気持ちもありシャッターは切り続けましたが、ご覧の通り。悪いことは重なるもので、暗がりの中、側溝(展望所の側溝、端には蓋がない!)に片足を踏み外して腰を痛めるという始末。そこに当然存在すると思ったものがない時の、「あれっ」というか、「なにおぅ~」というか、「そんなぁ」てな感じです。

そんなこんなで、この日はおしまい。あけて3日はいい天気です。ただし、沿岸部は夜半前に、内陸は夜の早いうちに曇りの時間帯がありそう。ISSの撮影も視野に入れながら、上弦の弱い月明かりながら、昨年・一昨年とタイミングを逸した仙人峠(釜石市)へと向かいました。仙人トンネルの遠野側と釜石側の両方での撮影を考えていましたが、遠野の片岩周辺はすでにほとんどが落葉したあとでした。


到着した時にはすでにだいぶ日が傾いていました

釜石側は見事な紅葉です。トンネル出口の駐車場には、思いの外たくさんの車。まぁ、世間は祝日ですから。一旦場所を確認してから、ISSの撮影へ。通過時間は18:15~18:18、北西に見え始め、こと座のベガからわし座のアルタイル方向に昇ります。最大仰角は63°の予報でしたので、だいぶ見上げるアングルじゃないと、全光跡は写りません。そこで、仙人大橋の下に移動して、ガードレールの外、川のほとりに三脚を設置しての撮影としました。


思ったよりも高く昇りました

ギリギリ画角におさまる予定でしたが、予想以上に高くまで上昇し、少しはみ出してしまいました。通過時間帯に、ちょうど車が橋を通りましたので、欄干のシルエットがくっきりと写し出されています。ここから、大急ぎで仙人峠の撮影場所に戻ります。何しろ、この時間ですでに月は南中を過ぎて、早くも傾きかけて山際に入ろうというところ。


まずまずかな

そして、19:00ごろから少しずつ雲が現れ始め、ついには巨大雲により東の方向が占拠されるまでになり、露出時間30分弱で撮影終了としました。この間に通った車はわずかに1台。橋の上を走る光がそれです。たぶん来年は月齢の関係で、さらなる好条件が期待できますので、また1年後としておきます。

この後、戻ってきてから月没を待ち、星雲・星団・銀河の観測撮影、のつもりでしたが、何となく体調がすぐれず、この夜は画像処理をして終了。腰が痛いし、気のせいか歯も再び痛み始めたような・・・。翌日に備えます。