10月31日(月)~11月1日(火):星降る秋の夜長に | イーティーズ・プレイスの星空観測行

イーティーズ・プレイスの星空観測行

岩手の移動天文台、「イーティーズ・プレイス」による、星空と天体の観測記録。 http://www.justmystage.com/home/etplace/

朝から午前中は雨、昼過ぎからは晴れ間がのぞき、夕方からは晴れの予報です。月齢は4.7で、20時過ぎには沈みます。予定としては、天気が許せば、ISSの通過を観測・撮影の後、秋~冬の星雲・星団などをじっくり観察して撮影、です。

ISSですが、通過時間は17:55~17:57、北の低空で北斗七星あたりからの見え始めという予報です。この方角の時は、前回同様に、滝沢村の新鬼越池へ。先日の日中に訪れ、水が再びたまっているのは確認済です。最大仰角予報は21°で、これならば状況がよければ池の水面にISSの光跡が写るはずです。期待するのは、快晴無風。

現地には、十分な駐車スペースがありませんので、小岩井農場のまきば園にて待機。池までは車で10分もかからない場所です。数時間前から、天気の回復状況、雲の流れなどを観察します。平日とはいえ、大駐車場には県外ナンバーの車が目立ちます。15:00ごろからどんどん雲が流れ、青空が急速に広がってきます。この分ならば大丈夫でしょう。

アングル・画角選定のため、約1時間前に現地到着。予報どおりであれば、岩手山の直上に北斗七星があって、山裾からISSがゆっくり昇ってくるような軌跡を描くはずです。日が沈み、あっという間に暗闇に近くなってしまいます。月明かりはあってないようなものですので、高感度にして露出時間を長くして、・・・と、あれこれ試しながら土手を行ったり来たりしているうちに、山際の低地にISSらしき光が。


まあまあの構図

慌ててカメラを設置し、撮影開始。予報よりも早い時間(?)に見え始めたので、一コマ分(30秒)遅れてしまいました。それでも、飛行機の航跡と交差するISSの軌跡が、北斗七星の星々とともに水面に映り込み、いい感じになったと自画自賛。惜しむらくは、最後まで残った岩手山の雲ですが、この後30分ぐらいですっかり消えることになります。

その後、網張に移動して本格的観測態勢。夜空は完全に快晴です。風もなく・・・にしても結構な寒さですが。月が沈むのを待って、観測・撮影開始。今夜の狙いは「メシエ天体」を中心に、秋から冬、そして春先までの星雲・星団、銀河などです。手始めは、敬意を表してアンドロメダ大銀河。


レンズなどを変えて焦点距離ごとに撮り比べてみました

肉眼で見ても、写真に撮っても、美しい姿です。ここから翌朝の薄明直前まで、延々と観測が続きます。よく飽きないものだと、自分でも感心するほどでw。改めて、宇宙には実にいろいろな姿形の天体があるものだと、認識を新たにしました。あちこちで星が生まれては死を迎え、生命が誕生しては絶滅し、その実態は分からぬままにそれを彼方から観測する生命が存在し、などと考えながら次々と対象を捉えていきます。


いろんな形の天体が存在します

久しぶりに、充実の観測一夜でした。帰宅後、画像処理などしてるうちに昼になってしまい、ちょっと休んで、第二夜に備えようと思い、ここで仮眠。目が覚めて時計を見ると3時、ということで、「よしっ、今夜も」の意気込みで外を見ると、真っ暗。何と翌2日の午前3時でした。どんだけ寝たんだよ、というお話。しかも、夕方から曇りや雨の予報・・・。