10月初旬~中旬に見頃を迎えるのはかなり標高が高い地域です。奥羽山脈や北上高地が中心となります。今シーズンの手始めとして、八幡平を集中的に攻め始めました。11日夜、予報は「晴れ」でしたが、終夜雲が切れることなく、ついには濃霧で視界不良。本格的な撮影は断念。

ずっとこんな感じでした
12日、昼の予報では終夜晴れでしたが、ふたを開けてみれば、霧に強風、さらには雨と、散々でした。帰宅後に、夕方の天気予報を確認したところ、案の定、コロッと変更されています。憤懣やるかたなく、鬱憤晴らしに「ちょっと一杯」のつもりが・・・。13日昼頃までボゥ~とした頭で過ごす羽目に。夜。気象庁の予報は、21時頃からずっと晴れ、信頼のIATも終夜快晴。間違いない。
日没の頃には、アスピーテラインを登って、八幡平の茶臼岳あたりに到着。徐々に雲が取れていく星空と、十六夜の月が昇ってくる様子を眺めながら、快晴を待ちます。そして、20:00ごろ、予報より早く、いよいよ空には雲一つない状況が訪れ・・・たと思ったら、岩手山はあっという間に霧に包まれ、全く見えなくなってしまい。
山の上の方は、前日と前々日の強風のせいか、落葉が進み、すでに紅葉は終わっている状況もあり、樹海ライン側に下りる決断を固めました。途中、藤七温泉あたりで月と木星が並んで上空に浮かぶ姿が目に入りましたので、記念のつもりで撮影してみました。その後、下倉山辺りまで下りて、岩手山方向の撮影。月明かりと霞で、遠方がぼやけて見えますが、紅葉感はまずまず。

月明かりに浮かび上がる温泉宿の風情

月が直上です
比較明撮影に並行して、駐車帯にて十六夜の月の撮影。12日が、今年最小の満月でしたので、その翌日ということで、「限りなく今年最小に近い月」ということになります。これは、望遠鏡(口径160mm、焦点距離1000mm)の直接焦点撮影、すなわち、カメラに1000mmの望遠レンズをつけたことと同じ。また、、月と木星が接近しています(角度で5°弱)ので、そちらは300mm望遠レンズにて撮影。

だいぶ違います。10月の月は右側が少し欠けています

肉眼ではかなり近づいて見えましたが、実際はこんな感じ
次いで、松川地熱発電所を経由して、松川渓谷へ。すでにこのくらいの標高でも真っ盛りを迎えようとしている状況です。間もなく紅葉は里に下りてきて、人々の目を楽しませてくれそうです。盛岡はたぶん11月に入らないと見頃とはならないと思いますが。そうなると、月明かりがなく、今年も撮影は無理そう。

松川地熱発電所。夜間照明が強く紅葉感が今ひとつゆえボツ

松川玄武岩近くの河川敷にて
ここで、何を思ったか、100kmかなたの夏油(北上市)に向かいます。北上には以前住んでいたこともあり、周辺を含めてあちこち巡り歩いてはいます。ただ、夏油の紅葉は一度も目にしたことがなく、たぶんこの時期はそれなりの見栄えがするのではないか、と単純に考えただけだったような気がします。

ここ数日の急な冷え込みで一気に紅葉が進んだようです

夏油大橋から眺めた入畑ダム湖周辺の紅葉。薄明が始まっています
帰路、東の空がどんどん明るくなり、矢巾町にさしかかったところで、早池峰山方向に朝日がちらっと見えてきました。急遽、路上駐車で、昇る朝日を記念撮影です。通りかかった、ウォーキング中の主婦が、「いい朝日だ、最高だねぇ」と声をかけてくれました。冬に向かって、日の出の方角が徐々に南に移動しています。

日が昇るにつれて、朝霧・朝靄がどんどん晴れていきます
週間天気予報から判断して、紅葉の追っかけも17日あたりで最終でしょうか。週末は天気が悪そうですので、撮影できるのは一晩か二晩。昨年撮り損なった「仙人峠」を是非狙いたい。遠野市側と釜石市側の両方で。ところで、こんなことをやっていて、今さらながらに感じるのは、「紅葉は、日中に肉眼で見るのが一番」だということ。人間の目はやっぱり凄い。