18:30現地到着。19:23撮影開始。すでに木星が昇り始めています。-2.8等、海面にその姿を映しながら、神々の王「ジュピター」の名にふさわしく、堂々と輝きながら。10月末の「衝」(地球をはさんで太陽と正反対に位置)を目前に、ほぼ最大光輝です。

圧倒的輝き
20:36、わし座のアルタイルあたりから北極星に向かって長径路の大流星が。消え入る直前に分裂し、さらに輝きを増すというおまけつきでした。そうこうするうちに、おうし座(すばる、アルデバラン、ヒアデス星団)~オリオン座が昇り始め、一本松は冬の大三角(ベテルギウス、シリウス、プロキオン)に包まれます。

まるでオリオン座を従えているような

三つの一等星に包まれ守られているようです
02:00、ふと足元を見れば、海面がだいぶ上がってきています。調べてみると、満潮は4時過ぎということで、三脚が水に浸かってしまいそうです。でも、水面に映ったシリウスがかすかな波に揺らめいてとてもきれいです。見上げる冬の星座の星々と凛とした松の姿の美しさは実に印象的です。
04:20、北の低空をISSが通過しました。(心の中で)「古川さ~ん」と叫んでみました。明るい星のない領域を航行していきましたので、(たぶん)1等級そこそこでもかなり目立った輝きでした。この夜は、岩手から見える15個の1等星のうち、アンタレス(さそり座)とスピカ(おとめ座)を除いた13個を見ることができました。もう少し早い時間(18:00ごろ)で西の空がある程度開けた場所であれば、一晩で15個すべてが見られるはずです。一度挑戦してみる価値がありそうです。

朝焼けの中で
04:30ごろには東の空が白んできて、あっという間に明るさに包まれます。太陽がほぼ真東から昇り真西に沈むこの時期、夕方には太陽がまっすぐに沈み、短時間で日没~暗夜を迎えることから「秋の日はつるべ落とし」と表現されますが、朝の様子を表す言い回しはないものでしょうか。「秋の朝は打ち上げ花火」とか・・・。
微速度動画(YouTube)一本松と秋冬の星座
昼前には、動画を含む各種画像処理は終了。夜は、県内全域晴れの予報が出ていたので、雑用を済ませて一旦寝てから再び遠征・・・のつもりが、目が覚めたら29日04:00って、しかも盛岡は完璧な曇り空。よかったのか、どうなのか。