15日夕、沿岸は田野畑村の北山崎に向けて出発しましたが、岩泉を抜ける頃には北から大きな雲が流れているのが目に入り、ここは万全を期して、急遽宮古に向かいました。そして、浄土ヶ浜第一駐車場。薄い雲が西から東に動いている状況でしたが、夜から朝にかけては「晴れ」の予報が出ています。
23:00ごろから03:00ごろにかけて、木星の大赤斑の移動が一部始終観測可能な夜です。木星は約10時間で自転していますが、大赤斑の移動を長時間にわたって観測することによって、自転の様子がよく分かります。また、衛星の位置関係から、木星本体にその影が映って見えるはずですので、その影の移動も興味深いものになるはずです。
望遠鏡2台設置。1台は木星本体の拡大写真用、もう1台は衛星撮影用です。22:30撮影開始。朝の薄明が始まるまで、約6時間にわたる動画作成作戦スタートです。撮影間隔は2分、6時間分で約180枚の予定です。23:00過ぎに大赤斑が顔を出し始め、思った通り衛星の影も映っています。大きな月がそばにあり、大気の状況もやや不安定なこともあり、ベストの条件ではないものの、04:00過ぎまでねばって撮影完了です。

南(上)の縞が復活して大赤斑がやや見づらくなっています

四大衛星は片側に集まった状態です
6時間は、木星の「半日」以上にあたりますので、自転をとらえるには十分な時間です。衛星については、最も内側のイオが、公転周期約1.8日、次のエウロパが約3.6日で、十分とまでは言えないものの、それなりの動きを描写することはできます。ガリレオ・ガリレイが、衛星の動き(位置の変化)を、公転運動だと看破して、ミニ太陽系をイメージし、地動説を確信したのは400年前のことです。
木星の自転(YouTube)
四大衛星の公転(YouTube)