旧暦では一ヶ月は29日か30日で、「満月の日」とは、「満月の瞬間」を含む日のことですので、必ずしも15日が満月とは限りません。それが今年から、確か3年(4年だったかな?)連続で中秋の名月が満月になるようです。だいたい、3年か4年連続で満月が続き、少しずつずれていってその後数年(5年から7年ぐらい)は満月ではなくなる、という繰り返しです。
月を愛でる行事の中では最もポピュラーな「お月見」、やはり見ておくにしくはなし。この季節の月は、見上げる高度が適度で、寒さ・暑さもさほどではないことからこのような習慣になったらしいのですが、最近は、ほとんどの人にとっては、ちらっと見上げる程度のものになってしまったようです。
盛岡の天気は、予報によれば曇り~小雨。今回は満月の瞬間の写真を撮りたいので、何とかその時間帯に、東の空が晴れている場所はないものか。とりあえず矢巾町に出かけ、しばらく待機してみたものの、北からの雲が低空にたまってくる状況です。南の方が明るい様子。時間的に見て、南下するとしても、花巻市あたりが限界でしょうか。
何度か観測に利用した、とある公園に行ってみたところ、思いの外多くの車が停まっていて、とても望遠鏡を出せる状況にはなし。18:00、困った末に、線路の近く、田んぼのあぜ道での観測開始です。月は・・・うす~い雲の中にしっかり見えています。日没後の薄明の中、その瞬間を待ちながら試し撮り。そして、

まんまる
今年の、見かけ上最大の満月は3月の「スーパームーン」、そして最小の満月は10月に見られます。9月の満月は、「ほぼ最小」の月で、視直径にして、10月の満月より「0.1秒」だけ大きいものです。「1秒」という角度は、1度の60分の1(1分)の、さらに60分の1ですので、肉眼では全く分かりません。残念ながら、3月の満月は、悪天候のために撮影できませんでしたが、翌月4月の「ほぼ最大の満月」は撮っていましたので、大きさを比べてみました。

約12%の違い、どちらも薄い雲の中での撮影
明月を撮り終わったとたんに、雲が広がりだし、ポツリポツリと雨が落ちてきて・・・撤収です。盛岡はその時間帯にはかなり激しい雨が降ったようで、今回の小遠征は正解。深夜、月は雲を通してその存在が分かる程度でしたが、今夜は多くの人が月を見上げて、改めてその美しさを認識したのではないでしょうか。