8月12~13日:ペルセウス座流星群~第二夜「東京から取材ですかぁ」の巻~ | イーティーズ・プレイスの星空観測行

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岩手の移動天文台、「イーティーズ・プレイス」による、星空と天体の観測記録。 http://www.justmystage.com/home/etplace/

今年のペルセウス座流星群の極大予報は13日15:00。よって、出現が最も期待できるのは13日の未明ということに。天気予報を確認したところ、内陸は夜遅くから曇り。全メディア、朝まで晴れそうなのは沿岸地域ということに。昨夜に引き続き、また往復200km走らねばならんのか~~。

満月を翌日に控えており、終夜月明かりの中での観測となります。そのような中で比較的見えそうなのは、北~北東方向か?そちらが開けていて、流星が映えそうな景色・・・一本松だね。20:00盛岡発。

陸前高田市、高田松原の一本松は約一ヶ月ぶり。近くの空き地に車を停め、荷物を担いで徒歩。現地に至る道の入口付近に仙台ナンバーの車が一台。「?」と思いつつも、木に近づいていきます。すると、北側に小さな赤い光が見えて、すぐにカメラだと分かりました。自動シャッターを切っている音がします。無人。

南側に回り込んでいくと、月明かりの中に人影が見えます。そちら側にもカメラを設置して撮影中の様子。かなりの機材を持ち込んでいるようです。相当力が入っているなぁ、などと思いながらちょっと話をしてみると、東京から、某全国紙の取材として来ているとのこと。どうりで。

肝心の天気は、・・・曇りじゃん!雲の動きは遅く、晴れ間はほとんどなし。それでも、天気予報を信じて撮影開始。例の取材カメラマンとはアングルが少し違うことになり、はたしてどちらが流星をとらえるか勝負!というほど大げさなものではないが。期待どおりに出現して、どちらも撮ることができればそれが最高。

とはいうものの、晴れ間はいっこうに広がる気配なし。「晴れませんねぇ」「出ませんねぇ」「流れてくれませんかねぇ」「蚊が多いですねぇ」などお互いに「ねぇねぇ」いいながら撮影を続けます。00:00過ぎごろからやっと天頂付近に晴れ間が広がってきました。私は木の南側から北天をねらってカメラを構えていましたが、画角の下半分はずっと雲の中。

そのような中でも、01:00ごろから、辛うじて写るぐらいの流星がポツポツ。「はっ」とする、目の覚めるような火球クラスは今夜も「なし」でした。下調べはしてこなかったものの、前夜に続いてISSが見られ、画角に光跡の半分が収まったのは幸運でした。


右上隅にかすかに


最大光度を迎える前に画面から出ちゃいました

結局夜明けの薄明が始まるまでシャッターを切り続けましたが、流星群に「おっ」という瞬間もなく、虫除けスプレーをものともしない「蚊群」に襲われ続けた一夜でした。03:45、今夜二度目のISSの通過。今度は南天を木星と競うほどの明るさで航行していきます。それを見送って撤収。

帰り際、まだねばっているカメラマン氏に、「お疲れ様。写りましたか?」と尋ねたところ、私のに写っていたのと同じものが撮れたようで、「高感度にしていて何とかとらえました」と、やはりかなり疲れた様子。おそらく8時間以上もあの場にいたでしょうから当然です。とりあえず、「ボウズ」じゃなくて何より。わざわざ岩手まで足を運んでいただいて、何もなしじゃ申し訳ないので。って、別に私がすまながる必要はないですね。

さて、はたして「第三夜」はあるのか。それは体力・気力・天気次第。私は・・・「なし」に一票。