その前に、深夜に南中を迎える夏の星座を撮影しようと、網張へ。雫石市街上空を通過するさそり座~いて座、そして天の川を入れた構図です。以前、星の日周運動のスライドショーを作成するために撮影した場所・構図ですが、比較明撮影はしていなかったものです。

南中へと向かう南天の星々
22:00~23:00ごろ、駐車場には、夜景や星空を見に来たと思われる車が数台停まっていました。ISSは、岩手山に沈む構図にしたかったこともあり、網張周辺の、山を見上げる場所に移動です。県道脇の草むらの中で待機。しばらくすると、数台のバイクの音が近づいてきます。かなりの爆音が目の前を通り過ぎていきました。存在を気づかれなくてホッとした一瞬です。

星々を圧倒する輝き
ISSは、北極星の下あたりに出現し、予報最大光度-0.2等で岩手山の頂上付近を突き刺すようにして山陰に沈んでいきました。一度目の周回、無事撮影終了です。久しぶりに目にしたISSの輝きはやはり美しく印象深いものがあります。
再び移動。当初予定は小岩井の一本桜でしたが、周囲は濃霧が立ちこめた状態。ペンション群のあたりまで所々霧が発生していたようです。仕方なく、霧地帯を抜けるまで西へと走行、葛根田川に至ります。川に架かる西長橋からは、4月にもISSを撮影しています。

だいぶ明るくなり、軌跡はかすか
03:00近くともなると、朝の薄明がだいぶ進み、刻一刻と明るさが増してきます。同じ露出時間で撮影した数分間で、最初のコマと最後のコマの明るさが違いすぎたので、2コマ分は泣く泣くカットし、間の3コマ90秒分だけを画像処理して何とか仕上げてみました。肉眼でも光跡を追うのが困難な状況でしたので、かすかながら写っただけでもよしとしておきます。
これから連日ISSは観測できそうですが、いずれも高度は10度前後で撮影向きではなさそうです。条件のよい日を待ちながら、ISSとはしばらくお別れ。
6月は9日(木)の月が下弦で、比較明撮影は月明かり的には11日あたりから22日頃までが好条件です。その間の16日早朝には皆既月食。食の始まりが03:20過ぎですので、かなり明るい中での月食です。しかも、月食のまま月が沈むという、「月没帯食」という現象。岩手では、皆既になる前に月没を迎えることになります。
初めての体験ですので、どんな風に見えるのか、どんな風に写るのか、楽しみです。肉眼では、望遠鏡では、写真では、と興味が尽きない今日この頃。好天を祈るばかりです。天気次第では遠征もあり?日本海に沈む月、ってのもいいかも。