20日は、ISS(国際宇宙ステーション)が西(オリオン座・おうし座付近)に見え始め、北東(こと座付近)まで達する長い径路を移動する光が見えます。予報最大高度が25°、光度は0.5等ということで、少々の雲であれば十分観測可能と考え、方角的に雫石町から岩手山を眺望するために現地へ。
日没後の薄明の中ではかなり雲がたまっている状況でしたが、19:30を過ぎてようやく雲が切れ始め、岩手山上空も少しの薄い雲を残すだけになりました。これならば撮影も十分可能です。

ちょっとだけ雲の中
この時間帯、この方角は、飛行機の通り道になっていて、わずか3分の撮影時間内にも3機の航跡が写り込んでいます。点滅しながら移動する飛行機の光跡と比較してみるのも興味深いところでしょうか。
ISSの撮影終了後、滝沢村の新鬼越池に移動し、比較明撮影の準備です。快晴・無風で暗闇の中の池面は鏡のように星々を映しています。22:00ごろには、ぎょしゃ座のカペラが沈んできて、水面にその軌跡を映してくれることでしょう。
ワクワク、ドキドキしながら月の出を待ちます。何しろ、月明かりがないと、星の光跡があまりに勝ってしまい、ギトギトした写真になってしまいますので、どうしても適度が月光を必要とします。今夜の月の出は21:09、ジリジリする時間帯です。
そうこうするうちに少し雲が出始め、月が出た頃からそれがぶわ~っと広がってあっという間に曇り空です。北西~南西までず~っと広がる壁のような雲が空を覆い始めました。月も雲に包まれてしまい、撮影は断念しました。あと1時間もって欲しかったのですが・・・。やはりここは相当の難物。すべての条件がそろうのははたして何年後のことやら。

今夜も無風ではあるが快晴ではない。月の出直後

みるみるこうなって。月の出30分後

西の方角はこんな感じ。雫石スキー場方向

お月様も雲の中
今月の比較明撮影は、月齢の関係上、ぎりぎり26日の朝まででしょうか。下弦を過ぎれば、月明かりはあってないようなもの。半月は、見かけ上は満月の半分あるものの、光量は1割にも満たないほどです。たしか8%程度だったと記憶しています。
週間天気を見ると、それまでにスッキリと晴れそうな日は1日もないようです。そうなると、次のチャンスは来月中旬、ということは残雪が少なくなり画的には物足りないわけで。そう考えると晩秋の降雪時以降、池が氷結する前・・・。う~む。