気象的には「晴れ」には違いないので、比較明撮影ができそうな場所には出かけてみたものの、雫石~滝沢方面も強烈な靄の中で、撮影になりません。滝沢村の新鬼越池は、雪解け水をたたえ、残雪の感じも今が最高で恰好の対象なのですが、ご覧の通り。

新鬼越池、13日の画像。14日はさらにひどい状況
15日03:00ごろには、ISSが北~東の空に現れることもあり、もちろん観測・撮影の予定を立てていましたが、予報高度が低い(28°程度)こともあり、内陸では見えないのではないかと危惧されました。導き出された結論は、・・・海。内陸に比べれば、空気が澄んでいるのではないかという期待のもとに。
方角や視界を考えて、再び宮古市の浄土ヶ浜を目指しました。が、時間に十分余裕がありましたので、途中で思いついてちょっと「道草」のつもりでタイマグラへ向かいます。早池峰山が撮影の対象です。山中はひょっとして霞が晴れているかもしれないとの淡い期待を抱きつつ。

早池峰山。
山は、残雪の具合がよくきれいなのですが、空は茶色っぽいチリに覆われ肉眼では星一つ見えない状況です。なお、途中の細い道の脇の何ヶ所かに、大きめの岩が片付けてありましたが、地震による落石と思われます。春先のテンを二匹目撃しました。
23:00ごろ、浄土ヶ浜第一駐車場に到着。曇りで、月といくつかの一等星がぼんやりと見えているくらい。明らかに「雲」と分かり、内陸の「よく分からない霞」ではない分、雲が取れれば星が見えてくるであろう空です。前回もこんな状態から急速に晴れてきたことを思い出しつつ、仮眠。
02:00過ぎ、月が沈み、期待どおりに晴れ間がぐんぐん広がってきました。東の水平線付近には靄がかかってはいますが、ISSの通り道はほとんど快晴状態です。準備を整えて、浜に下りていきます。もちろん歩いて。
今回も月明かりがなく、撮影場所やアングル、感度や露出時間など、あれこれ試し撮りをしている間に小一時間は経過してしまいました。02:55、いよいよ本番。北の空からISSの光が現れ、カシオペアの上をとおって、東に消えていきます。その間約6分。

北~東の空に
前回よりもやや北寄りにアングルを変え、ISSの光跡がより多く入るように工夫したつもりです。水平線近くは、靄に光が吸い込まれ、やや残念ではありますが、全体的にはまずまずの出来、としておきます。

13日撮影の画像。
悠久の昔から、激しい風雪や大波にさらされ耐えてきた、岩手の沿岸を代表する景観です。これからも、いつまでも、しっかりと踏ん張って、すべての人を励まし続けてほしいと、改めて願った夜でした。